Re: 急性アルコール中毒 ( No.2 ) |
- 日時: 2017/09/26 11:12 (spmode)
- 名前: スピリタス
- 体内に摂取されたアルコールは、胃および小腸上部で吸収されます。
吸収は全般的に速く、消化管内のアルコールは飲酒後1〜2時間でほぼ吸収されます。吸収とともに分解も速やかに開始されます。 アルコール分解の最初のステップは主に肝臓で行なわれ、その後は筋肉が主体となります。 飲酒後血中濃度のピークは30分〜2時間後に現れ、その後濃度はほぼ直線的に下がります。 アルコールの消失(分解)速度は個人差が非常に大きいことが知られていますが、その平均値は男性でおよそ1時間に9g、女性で6.5g程度です。アルコールの吸収や分解には多くの要因が関係しています。
アルコールは他の食品と異なり、消化を受けることなく吸収されます。通常では飲んだ量の20%程度は胃から、残りは小腸上部から吸収されます。胃からの吸収に比べて、腸からの吸収は速いとことが知られています。 また全般的に吸収は早く、消化管内のアルコールは飲酒後1〜2時間でほぼ吸収されてしまうといわれています。 胃・腸から吸収されたアルコールは、門脈という太い静脈に入り肝臓を通過して、全身の臓器に流れていきます。 門脈での血中アルコール濃度は非常に高いですが、肝臓を通過する間にかなり下がります。 臓器に到達したアルコールは、単純拡散により広がっていきます。 アルコールは水には極めてよく溶けるため、臓器の水分には容易に拡散します。しかし脂溶性は低いため、脂肪組織にはゆっくりと広がっていきます。
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