快晴です。雲ひとつない空。冬生まれなのに、いよいよ大好きな春。昔話を…いつもみてくれてありがとう(*^ー^)ノ♪ ( No.1 ) |
- 日時: 2019/03/21 14:01 (m0sacloud)
- 名前: wagonR ◆24KOacuGbls
- *百物語
幽霊の黒髪 新潟県の民話 むかしむかし、越後の国(えちごのくに→新潟県)の関山(せきやま)という村に魚野川(うおのがわ)という川があって、この川にはいつも仮ごしらえの橋がかかっていました。 なぜ仮ごしらえかというと、この川は流れが早いので、ちょっと大雨が降っただけでも橋が流されてしまうからです。 それでいつも、仮ごしらえの橋がかかっているのでした。 でも仮ごしらえの橋では足元が悪く、冬の寒い日などは橋が凍ってしまうため、足を滑らせて川に落ちた人が毎年何人も命を落としていたのです。 この関山村のはずれに、六十才を越える源教(げんきょう)というお坊さんがいました。 源教は寒行(かんぎょう→寒さをしのんでする修行)として、毎晩、念仏を唱えて鐘をチンチンと打ち鳴らしては村をまわります。 そしてその帰り道は必ず魚野川の橋のたもとに立って念仏を唱え、川でおばれた人たちの成仏を願うのです。 ある夜、源教が橋のたもとで念仏を唱えていると、急に雲が出てきて月の明かりを隠してしまいました。 (はて、何やらあやしい気配がするぞ) そう思いながらも念仏を続けていると、川の中から青い炎がめらめらと燃え上がってきたのです。 (なんと! おぼれ死んだ者の魂であろうか?) 源教は念仏に合わせて、鐘を鳴らし続けました。 そしてふと橋を見ると、いつの間にか橋の上に女の人が立っていたのです。 女の人は三十才くらいで、青ざめた顔に長い黒髪で、腰から下はボーッとかすんで見えません。 (これは、この橋で命を落とした人の幽霊に違いない) 女の幽霊は、すーっと源教の前に近寄ると、細い声をふるわせて言いました。 「わたくしは、隣村のキクと申す者でございます。 夫にも子にも先立たれ、ただ一人、後に残されてしまいました。 女の一人身では暮らしも立たず、知り合いを頼っていく途中、この橋から落ちておぼれてしまったのです。 人知れず死んだわたしには、誰からもひとすくいの水もたむけてはもらえず、世に捨てられた悲しさに毎日泣きくずれておりました。 しかし今夜は四十九日目(→死んでから四十九日目に、閻魔大王が地獄行きか天国行きかを決めると言われています)で、ちょうどあなたさまのありがたいお念仏もあり、 『ああ、これでやっと成仏できる』 と、思いましたが、何とわたしのこの黒髪が成仏の邪魔をして、まだ人の世をさまよっております」 幽霊はそう言うと顔にそでを押し当てて、さめざめと泣き出しました。 「さようであったか。 ではわたしが、その黒髪をそってしんぜよう。 明日の夜、わたしの住む関山(せきやま)いおり(→そまつで小さな家)へきなさるがよい」 その言葉を聞くと女の幽霊は小さく頷き、そしてスーと消えました。 次の日。 源教は友だちの紺屋七兵衛(こんやしちべえ)を呼びました。 そして、昨日の幽霊の話しをして言いました。 「のう、七兵衛どの。 おキクさんは、今夜必ず来るだろう。 あの様な幽霊は、決して約束をたがえぬからな。 そしてこれを機会に、あの橋が危険である事を皆に知らせたい。 だが証拠がのうては、幽霊などと言っても誰も信じてはくれぬ。 そこで七兵衛どのに、頼みがあるのじゃ。 七兵衛どのは、村でも評判の正直者。 どうか幽霊が約束通り現れた事の証人に、なってはくれまいか」 「はい、承知しました。わたしはどこかに隠れて、その幽霊を見届ける事にいたしましょう」 「うむ、頼むぞ」 その夜、源教は新しいむしろを仏壇の前にしいて、幽霊が座る場所を作りました。 そして七兵衛を、仏壇の下の戸だなに隠しました。 「うむ、遅いなあ」 もう真夜中ですが、幽霊の現れる様子はありません。 源教は、いつの間にか、いねむりをはじめましたが、突然、ぞくぞくっと寒気を感じて目を覚ましました。 (おおっ!) 目を開けると、いつの間にかおキクの幽霊が来ていて、仏壇に向かって頭をたれ、むしろの上にきちんと正座をしています。 源教は気持ちを落ち着かせると、おキクの幽霊に声を掛けました。 「おキクどの。よく、おいでくだされた」 「・・・・・・」 おキクは黙って、頷くだけです。 「では、はじめるぞ」 源教は立ちあがって手をゆすぐと、小さなたらいに水をくんできました。 そしてかみそりを持つと、おキクのそばへ近寄ります。 肩ごしにたれたおキクの長い黒髪は、びっしょりと、むしろをぬらしていました。 手にとると、しずくがたれます。 (このぬれた黒髪が、成仏の邪魔をしておるのじゃな。だが、それも今夜で終わりじゃ) 源教は、おキクの髪をそりながら、ふと、こんな事を思いました。 (この髪の毛を少しとっておけば、幽霊が来た証拠になるのでは) しかし源教が髪の毛をそると、不思議な事にそり落とすあとからあとから髪の毛はおキクのふところの中へ入っていくのです。 まるで見えない糸でもついていて、引っ張っているようです。 (このままでは、証拠が残らぬ) 源教は自分の指に髪の毛をしっかりからめてから、そりはじめました。 それでもそり落とした髪の毛は指の間をすり抜けると、おキクのふところへと入っていきます。 ただの一本も、源教の手には残りません。 やがて頭をそり終えると、おキクは源教の方を向いて、やせ細った白い手を静かに合わせておがみました。 「・・・ありがとうございました。これで成仏できます」 おキクは小さくつぶやくと、おがんだ姿のままスーと消えてしまいました。 おキクが消えた後、七兵衛が戸だなから出てきました。 そして源教の前へ、にぎった左手を差し出しました。 「源教さま、これを」 見てみると七兵衛の手の中には、幽霊のぬれた髪の毛が、ほんの少しだけ残っています。 「おおっ、残っておったか。わずかでも証拠があれば、皆に橋が危険である事を伝えられる」 源教が幽霊の髪の毛を受け取ると、七兵衛が言いました。 「源教さま、わたしはこれまで、幽霊などは迷信と思っていました。 しかし今夜幽霊に出会い、死んでからの世界がある事を知りました。 これからの人生は、神仏に捧げたいと思います」 「うむ。それならわたしも、出来る限りの事をさせてもらおう」 その後、七兵衛は出家(しゅっけ→家を出て仏門に入る事)すると、お坊さんになりました。 そして源教は関山に塚(つか)を建てると、幽霊の髪の毛を納めて橋の危険をみんなに知らせました。 その塚は毛塚(けづか)と呼ばれ、いまでも残されているそうです。 おしまい
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百物語ですね? ( No.2 ) |
- 日時: 2019/03/21 20:23 (eonet)
- 名前: yamaneko
- ワゴンさん こんばんは!
早速の「百物語」はよくわかりました。
なんだか 現実にある話のようですね?これだけ災害が多い時代ですから 身近な話だと 思えます。
今日は お彼岸ですし 亡き親友の孫が高校に進学するという事なので お供えとお祝いを 用意していたのですが、雨が降ったことやバイトの疲れ、花粉症などが重なって 出かけることは出来ませんでした。
日曜にでも行けたらよいなあと思っています。
ワゴンさんも 事故に遭われて 骨折までされたのですね?ひどい目に合いましたね?
春になれば 良いことが 来てくれると良いですね?
今週末には バイトの皆さんと お食事会です。会社が負担して ランチが出来るとか?ですよ。
何を考えているのか?まあ それでも高齢者が 助け合って働くことは幸せな事ですが。
私は 今「子ずれ狼」にはまっています。残酷で悲しくてたまりませんが なぜか・それが 観たいのですよ。
先日までは「剣客商売」でしたが、体調が変わると 好みも変わります。
新スレ また お付き合い願います。
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YamaneKoさんへ ( No.3 ) |
- 日時: 2019/03/22 02:35 (m0sacloud)
- 名前: wagonR ◆24KOacuGbls
- >ワゴンさん こんばんは!
おはようございます。 >早速の「百物語」はよくわかりました。なんだか現実にある話のようですね?これだけ災害が多い時代ですから身近な話だと思えます。 昔話優しいイメージと言うよりも、やなり怖いと言われているイメージというか、そんな話が多くなってるみたいです。皆さんが読んでくれてる話は毎日のその日の×月×日の話ですが、それを紹介していま。特に百日物語はなんだか怖い内容です。これはお母さんが読み聞かしするサイトからですが此を読んで寝かせるのです。スマホからだと全部音声が流れるみたいです。読み手がいるんです。しかし絵本の時代は終わり何でもスマホかタブレットなんだなと一文字づつ打つ時に思います。 >今日は お彼岸ですし亡き親友の孫が高校に進学するという事なので お供えとお祝いを用意していたのですが、雨が降ったことやバイトの疲れ、花粉症などが重なって出かけることは出来ませんでした。日曜にでも行けたらよいなあと思っています。 せっかくプレゼントを用意しているのだから、友と言える、お孫さんですか、渡せる日がくればと願います。誰でも貰いますと嬉しい物です。お彼岸なんですね。私が高血糖の病に今回なり誰も饅頭や甘い物が食べられなくなり両親の仏壇には供える事が出来なくなり私が好きか、おかきみたいな甘い物を毎日スーパー行き買って供えています。亡き親も理解してくれてるか?と思います。墓参りは大分なんで来月次兄が休みの時に又、予定しています。 >ワゴンさんも 事故に遭われて骨折までされたのですね?ひどい目に合いましたね? 平成11年の冬に差し掛かる時に出勤途中に遭いました。通勤災害にしないて!と会社から言われました。労働基準局からの調べが会社は怖かったみたいで私も長く正社員で合併なり勤めるつもりでしたので承諾はしましたが。所長が相手側に強く抗議してたのは記憶あります。結局は会社はなくなりましたが…。此の慰謝料でワゴンRの新車の頭金になりました。三年払いましたが結局は去年廃車になりましたわ((T_T)) ペンネームというか此の車が当時、大好きでしました。 >春になれば良いことが来てくれると良いですね? 四季のうちで一番春が好きです。昔は桜が咲いていた時に入学式でしたから…小学生の母と写った思い出がありますが貴重な写真はアパートの隣人の失火で全て灰にはなりましたが。生きる時間は少なくとも良いことがあればと願うより又、病気しなく過ごせたら家族に迷惑掛けなくできるものかと。 >今週末にはバイトの皆さんとお食事会です。会社が負担してランチが出来るとか?ですよ。何を考えているのか? 先程の話の会社は山口下関に北九州から通ってましたが新年会と忘年会楽しく飲んだりカラオケ行ったり。韓国人で日本に帰化した女性に恋は此の年でも若い時代しました。去年迄は年賀状きましたが今年は来ませんでした。結婚したのかな?と多分30代後半になってると?私も飲み会好きでした。勿論、飲めない同僚にアパート迄送って貰いましたよ。 >まあ それでも高齢者が助け合って働くことは幸せな事ですが。 何事も会社内で波風たたなく過ぎて仲間と和気あいあいが良いですね。仕事は特に。 >私は今「子ずれ狼」にはまっています。残酷で悲しくてたまりませんが…。先日までは「剣客商売」でしたが、体調が変わると好みも変わります。 その二つの番組も両親と中学まで観てました。一家に一台しかテレビ無かった時代で。確か、日立製作所の20型のブラウン管…回すチャンネルから指のタッチ式になった頃。あの時代物価は違うが、まだテレビ等、白物家電高かった筈。その二人の俳優さんは今は居ませんが名作ですね。 >新スレまた お付き合い願います 雑談欄を使う皆さんには申し訳無く感じています。今度は20スレも行かないまま新スレに移行してるので。書き込む域が少ないまま沢山の長い話をしてるからだと思います。会社の仕事で携帯落としてコピー機能がイカれて。コピーさえ出来れば沢山の話を紹介出来ますが雑学サイトも取り込んでるし携帯慣れた奴、手放す事は。携帯料金払える間は此れからも御願いします。彼岸なので新しく蝋燭をインターネットで注文し昨日届きました。いつも買う業者ではなく。新しく業者方から。こちらは少し高いけど蝋燭は長いです。勿論お小遣いからです。送料掛かりますがバスやバイク代や時間考えると安いです。25号です。またレス楽しみにしています。
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祭日、土曜日、日曜日休みの方は一日出れば休みかな。今度の日曜日花見かな…良いな。 ( No.4 ) |
- 日時: 2019/03/22 03:31 (m0sacloud)
- 名前: wagonR ◆24KOacuGbls
- *3月22日の日本民話
>天に昇りそこねた亀たち 岡山県の民話 むかしむかし、ある池に、たくさんの亀が住んでいました。 ある日の事、亀の大将が言いました。 「何でも竜は、海に千年、川に千年住むと天に昇るそうだ。このわしは、この池に三千年も住んでおるから、もうそろそろ天に昇ってもよいのではないかな」 そして亀の大将が天に昇ろうとしたので、それを見ていた息子の亀が言いました。 「それなら、わたしも一緒に連れて行って下さい」 すると、その息子の嫁の亀も、 「あなたが天に昇られるのなら、わたしも連れて行って下さいませ」 と、頼んだのです。 そうして次から次へ、孫亀も、ひ孫亀も、みんなみんな、 「わたしも、連れて行って下さいませ」 と、頼んだのです。 そこで、亀の大将は、 「よしよし、それなら、みんな一緒に連れて行ってやろう。だが、いくらわしでもみんなを抱える事は出来んから、みんな順々に前の者の尻尾をくわえるといい」 と、言って、自分のしっぽを息子にくわえさせて天に昇り始めました。 そして息子の尻尾を嫁が、嫁の尻尾を孫がと、その後に何千匹、何万匹の亀が、順番に前の亀の尻尾をくわえて、だんだんと天に昇って行ったのです。 ところが、間もなく天に着くというところで、亀の大将が後ろを振り向いて、 「おーい、みんな、無事について来ておるか?」 と、尋ねたのです。 するとそれを聞いた亀たちが、 「はい」 「はい」 「はい」 「はい」・・・・・・。 と、みんな返事をしたので、くわえていた尻尾をはなしてしまい、みんなあっという間に元の池の中に落ちてしまったのでした。 おしまい
*小話 >鉄びん ある家に古道具屋が来て、家のがらくた道具を買っていました。 ところがこの道具屋、昼寝をしていた親父さんのはげ頭をやかんと間違えていいました。 「これは良い色つやのやかんですな。きっと値打ち物でしょう。ついでにそれも、お売りくだされ」 するとそれを聞いた親父さんは目を覚ますと、 「いくら、頭がまるはげだからといって、頭とやかんと間違えるとは何事だ! 出て行け!」 と、古道具屋を追い返しました。 そして自分の頭にすみを塗って、 「よし、これでもう、やかんと間違えられる事はない」 と、また昼寝を始めました。 するとそこヘ別の古道具屋がやって来て、こう言ったのです。 「これは見事な鉄びんですな。ぜひとも、その鉄びんをお売りくだされ」 ♪ちゃんちゃん (おしまい)
*小話 >井戸掘り 大きな仕事をするために、田舎から大勢の井戸(いど)掘りや大工たちが江戸へ やって来ました。 そして井戸掘りや大工たちは、けちで有名なけちべえさんの長屋(ながや→むかしの集合住宅)に入りました。 ある日の事、けちべえさんが新しい井戸を掘らせようと、井戸掘り職人たちに頼んでみると、 >「へい。お世話になっていますから、一両(→7万円ほど)でお引き受けしましょう」 と、言いました。 高い値段を言ったら、『長屋から追い出すぞ』と脅してやろうと思っていたのですが、意外にも安い値段だったので、けちべえさんは喜んでさっそく掘ってもらう事にしました。 すると井戸掘り職人たちは、庭に川の様に横に長い物を掘り始めたのです。 それを見て驚いたけちべえさんが、 >「これこれ、井戸を掘るんだぞ。横に掘ってどうする」 と、言うと、井戸掘り職人たちは、すました顔で言いました。 >「いやいや、安心して見ててください。こう横に掘っておいて、後で縦に立てますから」 ♪ちゃんちゃん (おしまい)
*小話 >井戸掘り 大きな仕事をするために、田舎から大勢の井戸(いど)掘りや大工たちが江戸へ やって来ました。 そして井戸掘りや大工たちは、けちで有名なけちべえさんの長屋(ながや→むかしの集合住宅)に入りました。 ある日の事、けちべえさんが新しい井戸を掘らせようと、井戸掘り職人たちに頼んでみると、 >「へい。お世話になっていますから、一両(→7万円ほど)でお引き受けしましょう」 と、言いました。 高い値段を言ったら、『長屋から追い出すぞ』と脅してやろうと思っていたのですが、意外にも安い値段だったので、けちべえさんは喜んでさっそく掘ってもらう事にしました。 すると井戸掘り職人たちは、庭に川の様に横に長い物を掘り始めたのです。 それを見て驚いたけちべえさんが、 >「これこれ、井戸を掘るんだぞ。横に掘ってどうする」 と、言うと、井戸掘り職人たちは、すました顔で言いました。 >「いやいや、安心して見ててください。こう横に掘っておいて、後で縦に立てますから」 ♪ちゃんちゃん (おしまい)
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花見したいな。仲間と集まり。禁酒してるから駄目か。 ( No.5 ) |
- 日時: 2019/03/22 16:48 (m0sacloud)
- 名前: wagonR ◆24KOacuGbls
- *さくら味とは結局どんな味?本当に桜の味がするのか調査。
今回は「さくら味とは結局どんな味?」ということで、桜にまつわる雑学を紹介します。 春が近づいてくると、スーパーやコンビニでは「さくら味」のお菓子を見かけるようになりますよね。 また、飲食店でも「さくら味」のデザートなどが提供されていますが、そもそも「さくら味」ってとても抽象的な味ですよね。 それでは「さくら味」とは一体どのような味を意味しているのか、詳しく調査してみました。 それではさっそく「さくら味」がどんな味なのかについて解説していきます。 実は「さくら味」については「桜餅」の味がヒントになっています。 さくら味の由来である桜餅については、江戸時代に誕生して食べられるようになったと考えられています。 長命寺というお寺で門番をしていた山本新六という人物が、塩漬けにした桜の葉で餅をくるんだ桜餅を考案したことが始まりだとされています。 そのため、この時に誕生した桜餅というお菓子が”元祖さくら味”のお菓子といっても過言ではないでしょう。 そして、あの桜餅の独特な風味や香りについては、さくらの葉に含まれている「クマリン」という成分に関係があります。 続いて「さくら味」の正体である「クマリン」という成分についてです。 「クマリン」はさくらの葉に多く含まれていますが、実は木から生えている状態ではあの独特な香りは発生しません。 木から生えている状態の桜の葉には、糖と結合したクマリンである「クマリン酸配糖体」が存在しています。 しかし、「クマリン酸配糖体」はさくらの葉の液胞内で隔離されていることから、調理する前には独特な香りを発しないのです。 昆布なども同様ですが、乾燥させて細胞が破壊された時に初めて香りや風味を発生させているんですね。 クマリンについても、乾燥させてから塩漬けすることによって細胞が破壊されます。 そして、水に浸すことによってクマリン酸と糖が分解され、さくら味の正体であるクマリンが生成されているのです。 さくら味の正体である「クマリン」ですが、実は毒性のある成分なのです。 なぜ毒を含んでいるのかというと、さくらが自分の身を守りつつ、効率よく成長するためだと考えられています。 「クマリン」は周囲の植物の成長を抑制したり、発芽を阻止する効果があるため、桜の葉が散った場所には他の植物が育ちにくくなります。 他の植物が成長しなくなるということは、栄養を他の植物に持っていかれることがなくなりますし、太陽光を遮ることもなくなりますよね。 このように、桜の葉に含まれるクマリンの効果によって、桜は効率よく栄養を吸って成長しているのです。 よく観察してみると、桜の木の周りの植物があまり成長していないことがわかります。 桜餅を食べる時には、桜の葉も一緒に食べるという人が多いですよね。 クマリンが毒性のある成分のため、一緒に食べるのが危険だと思われるかもしれませんが、安全なので大丈夫です。 クマリンに含まれる毒は人間の肝臓に悪影響を与えるものですが、過剰摂取しなければ人体に影響はありません。 人体に悪影響が出る目安は個人差がありますが、数十枚から数百枚と言われています。 しかし、どう考えても一日に桜の葉を何十枚も食べる機会は、普通なら人生に一度もありませんよね。 そのため、さくら味の食べ物であったり、桜餅を食べて食中毒になることはありませんので、今後も安心して味わってくださいね。 以上が「さくら味とは結局どんな味?」についてでした。 >まとめ 日本で最初のさくら味のお菓子は「桜餅」だと考えられている。 そして、桜餅の独特の風味や香りは桜の葉に 含まれている「クマリン」という成分のものであるため、さくら味とはクマリンの味のことである。 クマリンには周囲の植物の成長を阻害する作用があり、毒が含まれている。 人間の肝臓にも悪影響を及ぼす毒だが、日常的に摂取する量では過剰摂取にならず影響がないことから、食べても安全である。 食べ物雑学 関でした。m(__)m
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貴方は、他人が手のひらで握った、おにぎり(おむすび)は食べられますが?新潟の人は全て食べる事が出来ますが全国には顔も知らない人が握ったむすびは食べられない人が多いそうです。コンビニの機械で出来たのしか信じられないそうです。私はイケるけど…なんだかテレビ見てて悲しくなりました。 ( No.6 ) |
- 日時: 2019/03/23 02:34 (m0sacloud)
- 名前: wagonR ◆24KOacuGbls
- *おむすぶと、おにぎりの違いは何なの?
>この雑学では、「おにぎり」と「おむすび」の違いについて解説します 「おにぎり」と「おむすび」の違いって何なの?でしょうか。 雑学クイズ問題 「おにぎり」と「おむすび」の違いは何? A.調理方法 B.違いはない C.発祥地 D.形 答えは記事ないで解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいませ! 皆さんも普段からたくさん食べている日本のソウルフードといえば「おにぎり」ですよね! 自分で握って昼ご飯にしたり、コンビニやスーパーでも買えたり、私たちの生活の中に欠かせないものです。 普通は「おにぎり」と呼びますが、たまに「おむすび」と呼んでいるのを聞いたことがありませんか? そこで疑問に思うことが「おにぎりとお むすびって何が違うの?」というところです。 具材を入れて米を握る料理なので、どちらも同じもののように感じますが・・・ 今回の雑学では、「おにぎり」と「おむすび」の違いについて紹介していきます! 果たして、明確な違いなどは存在するのでしょうか? まずは、おにぎりという食べ物の起源についてふれていきましょう。 おにぎりの起源はかなり古く、弥生時代から食べられていたそうです。 なんと、弥生時代のとある遺跡から人の手によって握られた跡のあるおにぎりのような米の塊が出てきたそうです! しかし、おにぎりが現在のような形になったのはそれからかなり後の事で、江戸時代からのようです。 昔は武士の携帯食としても重宝されていたそうです。 それでは、「おにぎり」と「おむすび」の違いについてさっそくふれていきましょう。 調べてみると、「おにぎり」と「おむすび」の違いには諸説あるそうなので、いくつか紹介致します。 地域によって呼び方が違うという説です。 「おむすび」は東日本での言い方で、西日本では「おにぎり」と呼ぶことが多いそうです。 しかし、他の情報では、日本のほとんどが「おにぎり」と呼び、関東から東海道にかけては「おむすび」と呼ぶこともあるそうです。 筆者は東日本の人間ですが、「おむすび」はあまり耳馴染みがないですね・・・ 「おにぎり」と「おむすび」は実は由来が違うという説です。 「おにぎり」は米を強く握った「握り飯」が原型となっていて、その呼び方が変わっていき「おにぎり」と呼ばれるようになりました。 一方で「おむすび」はというと、平安時代の貴族の女性たちが米を握ったものを「おむすび」と呼んだのが始まりとされています。 実はおむすびは形が決まっているそうで、三角形のものを「おむすび」とよぶ傾向があるそうです。 その昔、日本人は山を神格化していて、その神の力を授かるために米を山形にして握って食べたのが「おむすび」とされています。 そのため「おむすび」は三角形なんですね! 一方で「おにぎり」については形はなんでも良いみたいで、米を握ってあれば丸でも三角でも「おにぎり」と呼ぶそうです。 調理法にも違いがあるそうです。 一般的に手で握られたものを「おむすび」といい、道具を使って作ったものを「おにぎり」と呼ぶ説です。 となると、工場で機械によって作られているものは「おにぎり」で、自分で作ったものは「おむすび」ということでしょうか・・・ その他にも色々な説が存在します。 「おにぎり」に対して、女房言葉もしくは丁寧語として「おむすび」という言葉が作られたという説です。 また、丸型のしめった海苔で全面を覆うのが「おにぎり」で、三角で乾いた海苔を一部に巻くのが「おむすび」という説です。 ここまで色々な説を紹介してきましたが、実は有力な説が存在せず、実は広辞苑などでは「おにぎり=おむすび」となっていて、違いはないことになっています。 また、「日本おにぎり協会」からも「おにぎりとおむすびの呼び方の違いは、家庭・個人レベルの違いにある」との見解が発表されています。 つまりは、「明確な区別などはなく、みんなが好きに呼んでいい」ということになります。 もやもやしていますが、やはり、現時点では明確な違いはないそうです。 今後、「おにぎり」と「おむすび」を明確に区別できる情報を見つけられた場合は、この記事に掲載したいと思います。 それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりでしょうか? 雑学クイズ問題の答えは「B.違いはない」でした! *まとめです おにぎりの起源は古く、弥生時代から食べられており、現在の形となったのは江戸時代とされている。 「おにぎり」と「おむすび」の違いは諸説あり「地域の違い」「由来の違い」「形の違い」「調理方法の違い」などがある。 しかし、今のところ「おにぎり」と「おむすび」を明確に区別する違いは存在しない。
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おはようございます。開花宣言があり段々と春の息吹が広がって行く。まだ、桜の蕾がない地方も待ちわびている。さくら…余り人の名前に年老いた方は嫌うという。桜は短命だからと。とても美しい名前と思うが… ( No.7 ) |
- 日時: 2019/03/23 05:08 (m0sacloud)
- 名前: wagonR ◆24KOacuGbls
- *今日23日の日本の昔話
>馬に乗る 吉四六(きっちょむ)さん むかしむかし、吉四六さんと言う、とてもゆかいな人がいました。 さて、今日は朝から良い天気なので、吉四六さんはウマを引いて山をテクテク登って行きました。 たきぎを取りに来たのです。 「ほう、良いたきぎがあるわ」 吉四六さんは、オノでポンポンと枯れ木の枝を切っていきます。 しばらくして、たきぎがいっぱいたまりました。 「よしよし、今日は思ったよりも、たくさん取れたぞ」 吉四六さんは喜んで、それらを縄で結んでいくつものたきぎの束(たば)を作りました。 「さあ、これを背負っておくれ」 と、そのたきぎの束をみんな、ウマの背中へ積み上げました。 やせたウマはたくさんのたきぎを背負って重いので、まるで地面をはいずるような格好になりました。 でも、のんきな吉四六さんは、そんな事を気にもしないで、 「では、帰るとしようかな」 と、ウマの腰を、ポンポンと叩きました。 ウマは仕方なく、ヨタヨタしながら山の坂を下りて行きます。 そしてその坂の途中まで来た時、吉四六さんはやっと、ウマの歩き方がノロノロしている事に気がつきました。 「おや、何だかヨタヨタしているなあ。おおっ、そうか、そうか。これは気がつかなくて悪かった。こんなにたくさん荷物を背負っては、さぞ重かったろうなあ」 そして、ウマの首をなでながら、 「だが、もう安心しろよ。わたしも手伝ってやる。そのたきぎを少し背負ってやるからな」 と、吉四六さんはウマの背中から、たきぎを二束ほど下ろしてやりました。 そしてそれを、 「うんとこしょ!」 と、自分の背中に背負いました。 それからウマと一緒に歩いて行くのかと思いきや、そうではありません。 たきぎを背負った吉四六さんは、そのまま自分もウマの背中の上に乗ったのです。 「たきぎを二束も背負うと、なかなか重いものだわい」 吉四六さんは汗をかきながら、ウマの背中に乗っています。 「だが、わたしがこれだけでも手伝ってやれば、ウマも助かるだろう」 吉四六さんは、安心した様な顔をして言いますが、でもウマは、そんな吉四六さんとたきぎを乗せて、前よりも、もっとヨタヨタしながら歩いて行きました。 おしまい
*3月5日の小話>春はさぞかし 二人の男が、こんな話をしました。 「お前さんの生まれは、とても寒い国と聞いたが、どんな具合だ」 「そうですな。 寒中(かんちゅう→冬の寒い時期)などは、はしをぜん(→料理をのせる台)に置きますと、ぴたりとくっついてしまって、もう食べる事は出来ません。 それに、ちょっと話をしても、話が壁に凍り付いてしまいます。 ですから寒中の話は、残らず壁に付いたままです」 「それは大変だ。それでは春になると声が溶け出して、さぞかし、やかましい事だろうな」 ♪ちゃんちゃん (おしまい
*越後屋 むかし、押し込み強盗の一団がおりまし た。 ある晩、江戸一番の越後屋呉服店(えちごやごふくてん→今の三越の前身)へ押し込む事に決まりました。 親分は、手下(てした→子分のこと)の者を見渡して、 「よいか。人に怪我をさせて反物(たんもの→服)を汚したのでは、金にならん。 店の奴は、片っ端からさるぐつわ(→声を立てさせないように、手ぬぐいなどを口にかませて後頭部にくくりつける事)をはめ、柱に縛りつけろ。 その上で、全部持ち出すんだ。 いいな」 「へえ」 そこで用意万端(よういばんたん→用意が完全な事)ととのえ、夜ふけを待って越後屋ヘ押し入りました。 「お店に泥棒だー!」 と、走り出て来る番頭に手代。小僧に下男。お針に女中。 出てくれば、ふんじばり、出てくれば、ふんじばり。 片っ端からふんじばっては、柱にくくりつけました。 けれども、さすがは天下の越後屋。 出て来るわ、出て来るわ。 いくら縛っても、縛りつくせません。 そのうち、辺りが白んで、 カァーカァー と、カラスの声。 「そりゃ、夜が明けた」 「捕まっては、大変」 とうとう押し込み強盗の一団は、何一つ取らず逃げ出したそうな。 おしまい
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卵丼って言います?玉子丼ですよね。じゃ卵焼き、それとも玉子焼?そんな卵と玉子の雑学…王子じゃないよ(笑) ( No.8 ) |
- 日時: 2019/03/23 13:28 (m0sacloud)
- 名前: wagonR ◆24KOacuGbls
- *卵と玉子の違いを簡単解説。区別の仕方はたまごの役割にあった!
今回は「卵と玉子の違い」ということで、たまごにまつわる雑学を紹介します。 和食に洋食に中華まで、卵は日本の食卓の様々なシーンで活躍し、欠かせない存在となっていますよね。 そんな「たまご」についてですが、たまごには「卵」と「玉子」という二種類の漢字があり、意外とこの二種類の漢字の違いについて説明できる人って少ないんですよね。 世間的には「卵は調理前」「玉子は調理後」などという違いが囁かかれていますが、実際には卵と玉子にはどのような違いがあるのでしょうか? それではさっそく卵と玉子の違いについて解説していきます。 冒頭で解説したように、確かに調理前のものが卵、調理後のものが玉子という区別をする方法がありますよ ね。 しかし、現実的には調理後の料理名に「卵」が使われているものもありますし、非常に定義が曖昧となっています。 実は、調理の有無以外にも「役割」の違いによって、卵と玉子の違いを説明することが出来ます。 卵と玉子には明確に役割の違いが存在しています。 まずは「卵」についてですが、「卵」は生物学的な意味合いのある漢字となっています。 卵は鶏卵だけではなく、両生類や魚類、この世の全ての生物の卵を指す時に使われる漢字ですよね。 そのため、卵は食用というよりは、生物学的な観点から「孵化して子孫を繁栄させる目的」のものに対して使われる漢字なのです。 確かにカエルが産んだ卵や魚が産んだ卵のことを「玉子」と表記することはまずありえないですよね。 また、職人として修業を積んでいる人のことを「職人の卵」ということがありますよね。 これは「これから職人として孵化する」という意味が込められているため、「職人の玉子」と表記されることはありません。 卵が「孵化して子孫を繁栄させる」という役割があるのに対して、玉子には「食用」という意味が込められています。 食用を前提としているのが「玉子」のため、カエルの卵などは「玉子」と表記されることがないんですね。 また、人間の食べる「たまご」のほとんどが鳥類の卵のため、鳥類のたまごに対して使われるのが「玉子」という漢字になります。 鳥類の「たまご」だったとして、ペットとして飼育されている鳥ののものや、繁殖を目的としているものは「卵」と書きます。 そのため、鳥類のたまごの中でも「食用」という役割を持っているものに対してのみ「玉子」という漢字を使って区別しているんですね。 「役割の違い」ということで、卵と玉子の違いについてかなり理解できたのではないでしょうか? さらに卵と玉子の違いについて深掘りすると、漢字の成り立ちからも卵と玉子には違いがあることがわかります。 「卵」という漢字の成り立ちについてですが、卵という漢字をよく見てみると、線によって二つの点が囲まれているのがわかりますよね。 これは外側を囲っている線が卵の殻を表しており、中身の点がこれから育っていく子供を表しているのです。 そして、二つ並んでいるということから、カエルや虫の卵のように連なっている様子を表しているんですね。 そのため、卵は先ほど解説したように、これから孵化して子孫を繁栄させていく役割を持ったものに対して使われているのです。 ちなみに、古語の卵は「殻の子」と書いて「かいのこ」と呼ばれていましたが、後に「卵」という漢字があてられることになりました。 続いて「玉子」という漢字の成り立ちですが、玉子という漢字の成り立ちは先ほど紹介した「殻の子(かいのこ)」に関係があります。 日本では「殻の子(かいのこ)」のことを「かいこ」と呼んでいる時代もありました。 そのため、虫の「蚕(かいこ)」と混同してしまうことあったそうなのです。 その後、たまごを意味する「かいこ」と「蚕(かいこ)」を区別するために、「玉の子」という言葉が誕生したんですね。 この「玉の子」という言葉が由来となって、現在の「玉子」という言葉が生まれたのです。 そして「玉」とは丸い形をしているものなので、その丸い形をしたたまごの子ということで、鳥類の卵のことを「玉子」と呼んでいたそうです。 最後に冒頭で解説した「調理の有無」による違いについてです。 世間では調理される前の「生の状態のもの」を「卵」とする場合が多いようです。 確かに「生卵」のことを「生玉子」と表記することはありませんし、実際に変換しようとしても変換できません。 また、レシピなどを見ていても、卵は材料として使う生のもののため、ちゃんと「卵」と表記されていますよね。 更にいえば、たまごかけご飯などについても「卵かけご飯」とは書きますが、おそらく「玉子かけご飯」とは書かないことが多いはずです。 一方、玉子については調理されたものに対して使われることが多い漢字です。 寿司屋や回転寿司などで見かけるお品書きには、たまごが「玉子」と表記されていることが多いですよね。 しかし、実際には「調理の有無」によって、卵と玉子の使い分けが明確にされている訳ではありません。 例えば「たまごやき」は「玉子焼き」と表記することもあれば、「卵焼き」とされることもあります。 また、生の状態では「生卵」と表記されることが多いですが、茹でれば「ゆで卵」「ゆで玉子」どちらでも表記されることがあります。 調理の有無による違いは一種の目安程度に考えて、区別は「孵化して子孫を繁栄させるもの」と「食用」という役割の違いでつけましょう。 以上が「卵と玉子の違い」についてでした。
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