いっしょに生きよう - 死にたいあなたへ
嘆き川柳 お絵かき掲示板
読切小説
[TOP]
友人→他人
好きだと言われた。
付き合ってほしいと言われた。

その瞬間、大切な友人だったはずのそいつが妙に気持ち悪く思えた。
そして、人からの好意を気持ち悪く感じる、そんな自分が怖くなった。

ごめんなさい。

そう答えた後の気まずい雰囲気を笑って誤魔化す。
適当な理由をつけて、足早にその場から逃げた。


友人は私を友人だと思っていなかった。
その事が悲しくて、怖くて、気持ち悪かった。

大切な友人は、大切な友人では無くなった。

そいつが今後笑顔で挨拶してきても、私は笑顔を返せないのだろう。
そいつが私を好きじゃなくなっても、そいつに恋人ができても、どれだけ月日がたっても私はそいつを友人だと思うことは無いのだろう。

なんて心が狭いんだろう、私は。



幸いなことにそれ以来そいつと会うことは無かった。
偶然なのか、そいつが私を避けていたのか、私がそいつを避けていたのか。
それを”幸い”と思ってしまった私はひどい人間なのだろう。
15/12/10 23:38更新 / かぼすこ

TOP | RSS | 感想

[携帯専用] まろやか投稿小説 Ver1.53c