付き合ったあとのこと

彼女と付き合う前、僕はほとんど何も自信を持てることがありませんでした。
自分の見た目が嫌いでした。
2つ年上の彼女とは何となく（本当に何となく）、話をするようになって、仲良くなって、付き合ってもらえることになりました。
それでわかったのは、女の人は、男が思ってるほど、相手の見た目を気にしてないということ。
女の人から見ると、例えばスネ毛・ワキ毛・ヒゲ……そんなのがボーボーの時点で、美容という面で男はどうしようもなく、だからといって、それを処置したところで、そもそもイカツイ顔や体つきが美しくないので、イケメンだろうがブサイクだろうが、五十歩百歩なんだそうです。

では女の人は何を求めているかというと、自分をどれだけ幸せにしてくれるかということ。
安心できて心地よく美しくある為、男に必要なのは、守ってくれそうな雰囲気・清潔感・優しさ・忠誠心・甲斐性……そういったことでした。
どれも一生懸命に努力すれば出来ますよね。
（なお、高校生くらいまでは、まだ男が怖いという意識があるので、自分と近いキレイな男を求めがちなんだそうです。だから若い男は、最初は大人の女性とのほうが色々と相性が良いんだとか）

それで、付き合ってみると、最初は天国なんですが、同じくらい地獄もあって、数年で波が収まってきて、これから先は、たがいの両親のようになっていくんだなあ……という感じです。

だから、ひとりでいた頃も決して不幸じゃなく、むしろ自由で、その頃に深く色々考えたり感じたりしたことは、その後とても役立つので、決してあせることなく、ひとりを満喫すれば良かったと今では思ってます。

自分を幸せに出来るのは、自分しかいないのかな、というお話でした。
長々失礼しました。