とある趣味のサークルで出会った人が忘れられません。
私が入っていた趣味のサークルに彼が入ってきたのが出会いです。
私はもともと滅多に恋などするタイプではなく、初めは彼にも全く興味はありませんでした。でもたまたま一緒にプレーしたときに驚くほど相性が良く、彼も同じように思ったようで、よく一緒にプレーするようになりました。
彼と組むと本当に息ぴったりで、阿吽の呼吸というものを実感し、もともと好きだったその趣味が何倍にも楽しくなり、毎週サークルの時間が楽しみで仕方なくなりました。
彼も私を気に入ってくれて、仲良くなるほどに「○○さん(私)と組みたい」とか「俺を理解してくれるのは〇〇さん(私)だけ」と公言するようになり、冗談のように「好き」「結婚して」などと言うようにもなりました。ただ、好きというのは皆でふざけ合っている中でしか言わなかったので、本当にただの冗談だったのだろうと今は思います。
しかし当時、こんなに自然体で楽しく過ごせる異性に初めて出会った私は舞い上がっていて、相思相愛に違いない、と思っていました。サークルのメンバーも公認、という雰囲気で、「あの二人はセット」という扱いだったので、私はすっかりその気になってしまいました。
終わりが来るのは早かったです。
サークルメンバーでのラインのグループトークを頻繁にしていた彼が、ある日突然音信不通になりました。そして数日後、やっと連絡がとれたと思ったら、彼は言いました。
「サークル活動に夢中になり過ぎて嫁に怒られた。活動を控えようと思う。」と。
彼は既婚者でした。
それから彼は急にグループラインを含むSNS上で私に対してだけ素っ気なくなりました。恐らくSNS上でメンバーからカップル扱いされているのを奥様が見て、何かひと悶着あったのだと思いました。
奥様がいるにもかかわらず、私に対して冗談にでも思わせぶりな態度をとっていたこと。
私とカップルのような扱いを周りから受けても既婚者であることを打ち明けなかったこと。
私に対して何の言葉もなく、ただ無視をするという形でフェードアウトしようとしていること。
腹が立つし、最低だと思うのに、もう会えないんだということに気付いたら悲しくてつらくて、涙が止まりませんでした。それからほどなくして、彼はサークルに2度と顔を出すことなく辞めていきました。
あんなに大好きだった趣味も、彼以外の人と組むと楽しくなく、彼と新記録を打ち出したことや、難しい縛りをしてプレーに挑戦したことなどを思い出して逆に辛くなってしまい、私もサークルを辞めました。
これらはもう数か月前のことになりますが、未だに毎日のように彼を思い出してしまい、辛いです。馬鹿みたいだけど、まだ好きです。あんなに呼吸の合う、自然体でいられる人は今までいませんでした。
今後、また誰かを好きになれる自信がありません。
ただの愚痴でした。
誰にも言えないので、ここで吐き出させてください。
長文失礼しました。