将来。

　彼の夢によるのではないですか、彼の年齢、能力、現実から判断してチャレンジすべきものかどうかを、あなたが判断すべきと思います。また、彼の年齢を考えてください。まだ若いのであれば夢に挑戦でいいと思います。そのかわりあなたのことを見続けて欲しいということを伝えるべきと思います。
　ただ、漠然とした、努力も何もなく、見続けている夢であれば、それは単にフリーターの逃げ言葉と考えるべきです。その時は、あなたがきちんと考えるべきと思います。

人を好きになるときには、理屈もなく、惹かれてしまうものです。
だから、その瞬間には見えなかったけれど、つきあいが進むにつれて、だんだん現実が見えてくるということもあります。
たとえば、彼が学生だったり、売れない役者だったりして、「金の切れ目が縁の切れ目」ということになった女性も、少なからずいるわけです。
ここでの恋愛と将来の関係というのは、どう考えればいいのでしょうか。
「彼が貧乏だったから」という理由で別れる人がいても、それはお金が恋愛にとって不可欠な条件だからではないんです。
おそらく、その恋愛ほ、そこで切れてしまう関係でしかなかった、ということなのだと思います。
つまり、本当にその人のことが好きだと思えば、お金がないことも含めて好きなはずです。
ですから、「将来が」という発想が出てくる時点で、すでに違っているような気がします。
単純に言えば、隣の人が公務員で、自分の彼が仕事をもっていないとしたら、隣の人に移ることができますか？
ということです。裸のその人を愛しているのか、その人にまつわる地位や財力を愛しているのか、という問いかけをしてみれば、よくわかるのではないでしょうか。
たとえば、バブルの時代にうんとお金持ちになって、イタリア製の車に乗って、レストランでは一本何十万もするロマネ・コンティを開けて、夢のような生活をしていた男性が、バブルがはじけてすべてを失ってしまった。
その途端、その人に何の魅力もなくなったとしたら、ようは地位やお金という付属品しかもっていなかったということになるわけです。