束 縛

高校３年生です
私には１年半付き合っている彼がいます
彼には異常なまでの束縛をされています
男との関わりは全て絶ちました
アドレスも彼に削除され、携帯チェックや行動の報告メールを強要されています
男が私に挨拶してきただけで、タラシ、死ね、糞女と暴言を連発
いつもの優しい彼とは打って変わって、まるで別人になります
挙げ句の果てに、お前はセフレだ、女なんかいくらでもいる
お前は俺の人生の汚点だ、お前が死ねば俺は幸せ、といつも言います
何度も別れ話を切り出しましたが、態度は一変、彼は泣きながら、別れたくない、好きだ、と言って抱き締めてきます
自分が異常なのも、お前を傷つけているのも解っているけど、好きだからどこにも行ってほしくない、誰にも渡したくない、と言います
私も彼が好きだから、いつも許してしまう
彼がさみしがりやなのは知っています
父を亡くし、家族を今まで１人で支えてきた辛さも、知っているから突き放せない
しかし、理解してあげようにもやはり、愛しているならどうして傷つく事ばかり言うのか、私には理解できず
今まで彼の言うことをずっと聞いていたのだけれど、私にも我慢の限界が来て、ついに彼に反発してしまったのです
解ってくれる、気づいてくれると思っていました
しかし、それに腹をたてた彼は初めて私を殴りました
髪を掴んで罵声を上げ、何度も蹴ったり殴ったりしました
初めての出来事、私の知らない彼がそこにいて、ただただ恐怖しかなかった
それから喧嘩をするたびに暴力を振るわれるようになり、レイプに近い無理矢理な性行為もされるようになりました
それでも別れられずにいるのは、そんな彼がまた優しい彼に戻り、泣きながら私に謝るからです
駄目になると解っていたけれどこれまでずっと耐えてきました


そして先日、彼に殺されそうになりました
壁に押さえ付けられ、首を絞められました
一緒に死んでくれ、お前は俺が殺してやるから、と
怖くて、苦しくて、沢山もがいて、漸く彼の手をすり抜けた
逃げ出したくて、自殺を考えました
私が死んだあとの彼の顔を見てやりたかった
しかし、サイトを巡る中で、私は生きたがりだと気づいたのです
どうにかして、彼を変えてあげたいのです
私もきっと可笑しい人間
それでも強く生きたいと思いました