男性の彼に抱かれる度に覚える嫌悪感。
自分が穴であるという事実に屈辱と殺意が湧き上がってくる。
そんな私が魅力的だと感じ目で追ってしまうのは女性の姿ばかり。
男性になり支配したい衝動。男性になり守ってあげたい衝動。男性になり同性には見せない姿を目の当たりにしたい衝動。これらの衝動はまるで喉元に引っかかった魚の小骨のように煩わしい。
男性ならではの特権が羨ましい。女性である自分に自信がない。
女性である自分に自信が持てないのはなぜ?
もしもの話(自分が男性だったら)に安心感を覚えるのはなぜ?
そんな自分に抗っているわけではないのに、今の彼が好きなのはなぜ?
彼は男性で、私にとっては羨ましい存在であり、妬ましい存在であり、嫌悪する体の持ち主。
彼が女性だったら、私が男性だったら、こんなことは思わなかった気がする。
整理が出来ない。
何か言葉いただけますか。