お付き合いしている彼と、今結婚の話を進めています。
まずは彼が私の家に挨拶に来てくれ、
先日私が彼の家にご挨拶に伺いました。
とても素敵なご家族で、ご兄弟もいて楽しく盛り上がり、歓迎していただけました。
…私は自信がないのですが、彼はそう言ってくれています。
なので最低限目標「反対されず、結婚を認めていただく」に関して現段階ではクリアしたのかなと思います。
彼のご家族とお会いして、彼のバックグラウンドがよくわかりました。
とにかく気兼ねしない、気のおけない仲のいい家族なんだなと。
帰りに彼と二人になった時、我慢しきれず私が泣き出して彼を驚かせてしまいました。
私は親と絶縁していて、彼が挨拶しにきてくれた「家」というのは親戚の家です。
私が親と実家で一緒に暮らしていた頃、私は身の詰まる思いしかありませんでした。
親と一緒にテレビを見て笑ったり、くつろいだ姿勢をとったり、なんでも好きなことを言ったり、恋バナをしたり、親の前でおしゃれをしたり、恐ろしくてしたことはありません。
彼のご家族は本当にそういう楽しそうな感じで、私にも「楽にしてね」と言ってくださり、好き勝手される感じでした(笑)
親御さんが多少彼やご兄弟をたしなめるシーンもありましたが、おおよそは皆で笑い飛ばしていました。
実家で私が同じことになったら、びくっ!として謝って固まるしかない状況だったなと思い返しました。
「羨ましいと思った。(彼)はずっとああいうところにいてたんだね、だからそういう明るい性格なんだね」と彼に伝えようとして、泣いてしまいました。
ちなみに、私の家の事情は彼は知っていて、受け入れてくれています。
彼から親御さんにも話してくれていて、質問があれば何でも答えようと思っていましたが、何も聞かずに歓迎?だけしてくれました。
「成金は貧乏を知ってるから、お金持ちだって自覚してる。
でも本当のお金持ちは、自分がお金持ちだって自覚してないよ。
本当に恵まれてる人もそう。
私からしたら全部羨ましい、(彼)も羨ましい。
こんな人どこがいいのって冗談で何回か聞かれたけど、冗談とはいえ、そういうのを普通だって思ってる時点で相当恵まれてるよ」
と言いました…なんか文字化すると責めてるみたいで嫌になってきました。
その時は泣きながら、ごめん、ごめんと言いながら伝えました。
「だから自分との格差を感じて情けなくなった。
こんな自分なんかでいいのかなと思って申し訳ない」と言いました。
彼は「気にしなくていい、もう家族なんだから」とか、
「僕が(私)がいいって言ってるんだから間違いないよ」とか、
いろいろと励ましてくれました。
過去は過去、わかってはいます。
ですが考え方やふとした無意識の反応は、私自身に染みついてしまっていて、彼や彼のご家族を見ていると、私がどれだけ汚い考えをしているかと思います。
まずは信用しない、全て疑う、すぐ怯える、攻撃されることを前提に常に身構える。
「そんなことしていないふり」の演技はうまくなりましたし、以前に比べると私の考えもかなり緩くなりましたが、それでもふとしたことでスイッチが入ってしまいます。
彼や彼の家族は、誰からも愛される愛嬌も愛想もあるかわいい犬、
私はご近所に迷惑がられる警戒心の強い野良猫、
性格を例えるならそのように感じます。
そういえば付き合った当初も、彼の心の真っ直ぐっぷりにあてられて、私が同じような「私なんかじゃ…」症状を起こしたことがよくありました。
付き合いが長くなるにつれてなくなりましたが、ご家族に対しても、いずれそうなるものなのでしょうか。
個人的にはぜひそれを目指していきたいと思っています。
彼と付き合って、随分と私自身も心身ともに健康になれた気がします。
捨てた家族を、義理とはいえあんな明るい人たちと新しくスタートして、また彼と新しく作る、、
思っていたより魅力的でいばらの道かな、と思いました。
そして帰り道の電車は、緊張と疲れと涙とでヘロヘロでまるで不審者でした(笑)
ご意見、アドバイスあれば教えてください。