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Re: ダメだ死にたい ( No.15 ) |
- 日時: 2011/06/10 17:24
- 名前: パピ
- 『認知の歪み』を見つけることから、認知療法は始まります。
@表と裏の顔を持つ C人の顔色を伺い行動する I感受性に優れ、相手のふとした行動から心を読める K0か100(白か黒)で考えてしまう L幼い頃から否定されてきたが為に、本来の自分を出すと嫌われると感じる N嫌なことでも、相手に合わしてしまう O本音で相手と接するのが苦手 P過度に相手を疑う(人間不信) Q自己嫌悪をする一方で、実は自分に自信がある
これが当てはまるんでしたよね?
一般的に挙げられる『認知の歪み』を示します。(主さんの認知をミックスしましたが。)
1. 全か無か思考(K 0か100(白か黒)で考えてしまう) 物事を極端に『0か100か』『白か黒か』に分けて考えようとする傾向。 ふとした事で『すべて台無し』、『何もかもおしまい』という極端な判断を下す。 ものごとは『絶対に○○』『全て○○』ということはなく、 『何割かそういう面もあるが残りの何割かはそうでない』というのが本当であるが、 そのように見れない。この歪みの基には『完全主義』がある場合が多い。
2. 一般化のしすぎ 一つか二つかの事実を見て『全てこうだ』と思いこむ傾向。 一度か二度起こった事が、この先も永遠に起こり続けるように思いこむ。 例えば、ある人物に嫌われた事により、 世界中の人に嫌われたように思い『自分はもう誰からも好かれない』と思ってしまう。
3. 選択的抽出 物事の悪い面ばかりが目につき、他の面は何も見えなくなってしまう。 悪い事もあれば良い事もあるのだが、 成功したことは目に入らず悪いことばかりが見えて落ち込んでしまう。
4. マイナス思考 良い事が見えなくなり、何でもないことや、良いことまでも悪い方向にに考えてしまう傾向。 例えば、 成功した事でも『偶然の出来事』「誰でも出来ること(当たり前の事)」と正当に自己評価できず、 褒められても『お世辞を言われている』と悪いようにしか思えない。 (Q自己嫌悪をする一方で、実は自分に自信がある)
5. レッテル貼り 『一般化のしすぎ』や『選択的抽出』がより極端になり、 ちょっとした失敗体験等を基にそれが自分の本質であるかのように自らにレッテルを貼ってしまう。 「自分は駄目な人間」というのが典型的なパターン。 自らにそういうレッテルを貼ることで ますますそのように思えてくるのでさらに落ち込み、悪循環に陥る。
6. 独断的推論(心の読みすぎ) (I感受性に優れ、相手のふとした行動から心を読める)(P過度に相手を疑う(人間不信)) わずかな相手の言動から、 勝手に相手の心を読み過ぎて、 『事実とは違う』結論を下してしまうこと。 自分の側で誰かがひそひそ話をしているのを見ると 『自分の陰口を言っているに違いない』と一方的に傷つき落ち込んでしまう。 『そうであるかもしれないがそうでないかもしれない。それだけでは判断できない。』という客観的な態度が取れなくなる。 (他の可能性を考える事が出来ない。) この背景には 『他人の評価が自分の価値の全てを決める』 という歪んだ考えがあることが多い。 『人からどう思われているか』を必要以上に気にして動揺することになる。 (@表と裏の顔を持つ) (C人の顔色を伺い行動する) (L幼い頃から否定されてきたが為に、本来の自分を出すと嫌われると感じる) (N嫌なことでも、相手に合わしてしまう) これらは、自分の評価を他人任せにしている事が原因の様な気がします。
7. 拡大解釈と過小評価 自分の持ついろんな資質の中で、 悪いところや駄目な所をことさら大きく、重大なことのように思い(拡大解釈)、 良いところは小さく見積もってしまう。(過小評価) 「自分は悪いところだらけだ」と自己否定的になってしまう。
8. 感情的決めつけ 『自分がこう感じているのだから、現実もそうであるに違いない』と思いこむこと。 絶望感にとりつかれていれば、 客観的にみれば大したことではなくても『事態は絶望的だ、もう駄目だ』としか思えない。 また、問題をすぐに『取り返しのつかないこと』と考えてしまう。 世の中の大抵の事は取り返しがつくものだが、 すぐに『もう全て終わり』『絶体絶命』という気分になってしまう。
9.『すべき/せねばならない』思考 何をするにおいても 『こうすべきだ』『こうあらねばならない』と厳しい基準を作り上げてしまう思考パターン。 完全主義とも関連する。 『常に明るく振る舞っていなければならない』など。 厳しい基準を課すものだから何をやっても満足感は得られず、 自己嫌悪に陥ってしまう。 その連続に嫌気がさしてどんな努力も無駄に感じ、やる気を失ってしまう。 (O本音で相手と接するのが苦手)
10. 自己関連づけ 身の回りで起きる良くない出来事を何でも自分の責任だと思ってしまうこと。 子供の成績の悪い母親は 『自分が駄目な母親だから』と全て自分の責任だと感じてしまう。 必要以上に周囲の出来事を自分の責任にしてしまうことで重荷を背負い込んでしまう。
これらの『歪んだ認知』を自分が持つことを知り、 その『悪い思考の癖』を無くしていくのが『認知療法』です。
ちょっと書くのが疲れたので、 続きは次の機会にします。
長文失礼しました。
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