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Re: 日本はどうしたらまともな国になるのか ( No.10 ) |
- 日時: 2020/04/04 10:58
- 名前: リッチ主水
- >>8
その新しい一手っていうのが 昔の小泉純一郎だったんじゃね? みんなが期待して みんなが何か変わる予感にワクワクしてた でも景気が上向いたか? 既得権益を潰すって言うのは庶民にはとても耳障りが良い言葉だったけど それによって小さな会社や店が大量に潰れて自殺者を出したよ
例としては酒屋が分かりやすいかもしれないな それまでは特定の地域に何件って決められていたことで価格競争をしていなかったアルコール飲料の販売所(通称酒屋)は 急に価格競争に巻き込まれることになった 元々アルコール飲料のほとんどは酒税で 酒屋の利益っていうのは2割くらいだったらしい 通常の小売店の利益率は6割以上だと考えると酒屋の利益率がどれだけ少ないかが良く分かると思う それがいきなり価格競争に飲み込まれる ディスカウントストアができ ディスカウントストア1店舗が生き残るために 10件の酒屋を倒産に追い込んだ 簡単な話だ 仮に酒屋がそれまで月20万で生活していたとして 800円で仕入れた酒を1000円で販売していたとする(2割) 一か月に1000本の酒を売ることで生計を立ててきたわけだ ディスカウントストアはそれを 800円で仕入れて820円で売ったわけ でもディスカウントストアも同じように月20万円が必要だったから 10000本売らなきゃならない だから周囲の酒屋を10件倒産に追い込んで自分だけが生き残った だって消費者は1000円のものが820円になったからって 10倍買うわけじゃないからな
そしてドラッグストアやスーパーがアルコールを販売するようになった 彼らは生計を野菜や薬で立てているから アルコールで儲ける必要がない だから800円で仕入れたものを801円で売る ディスカウントストアが数件倒産に追い込まれたけど 月20万円稼げているわけじゃない
消費者からしたら良いことのように思えるよな 1000円で買っていたものが801円で買える時代になったわけだから でもアルコール市場からしてみたら 消費量が変わらなくても約20%減になるし その減収は結果的に国民に還元されるわけだから 経済が上向くこともない
元々経済が下降気味な状況で 価格破壊をしたら 安いものを買う人が増えるだろうけど 必要以上に買う人はいないから 経済としてはより下降するって話だった
まあ、結論ありきの話なんだけどな
でも、新しいことをするっていうのはそういうリスクがあるんだよ だから人は保守的になる 特に大多数に影響を及ぼす政策ってのはある程度保守的であるべきなんだよ
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