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遠い片想い・届かぬ想い 日時： 2013/04/16 19:42　( panda-world) 名前： タケシ 日時： 2013/03/25 15:58　(panda-world) 名前： ミナト 僕は…今、とても不安な事がある。 それは恋愛だ。 周りの友達は皆その話題でいっぱいだ。 僕と同じ悩みを抱えている者も珍しくない。 それに、僕なんか人を好きになって良いのだろうかと思う時もある。 僕のいけない所がある。それは自己中な所だ。 中学の頃、僕はいじめられていた。 僕は明るい方ではなくむしろ陰気だった。 そう見えたのも自分だけの妄想や価値観などに目を向けてたからだろうか… 僕は休み時間は殆ど寝ているか小説を読んでいた。 そんな僕はいじめの格好の餌食だった。 いじめはその時に始まったことではない。 小さい頃から僕の弱気な部分を利用してよくいじめられたものだ。 中学2年の事だった。 今僕は大学生でその時の事をとても後悔している。 でも友達がいないわけではなかった。 僕と同じ様に、見た目も悪く陰気で無口な印象の子達が僕の唯一の仲間だった。 いじめグループと対立した。 どんなに向こうが責めてきてもこちらには仲間がいた。 決してめげるものかと、歯を食いしばって耐えた。 兄の暴力にも耐えた。 家では年々生意気になっていく僕の様子に耐えきれずに兄にはよくボコボコに殴られていた。ヤンキー上がりだしね、兄ちゃん…短気だもんね。 そうして僕はある一人の女の子に出会った。 彼女は剣道部に所属する女剣士だった。 背が高くとても逞しく凛々しい印象を持ち合わせながら、とても明るく優しさも感じられた。 彼女の笑顔を見るのが毎日楽しみだった。 それにクラスでは村八分になりかけていた僕に対して唯一普通に、そして優しく接してくれた。 気がつけば僕はその子の事が好きになっていた。 見るほどに、その子が美しく感じた。 でも、僕は自分がいくらその人が好きでも想いを伝える事ができなかった。 その時の自分には無理だと心の中で自信を持てなかった。 結局、彼女の優しさに助けられてばかりだった。 彼女の事を本当に好きだと言う事にようやく気がついたのは、中3最後の 卒業の前日だった。 でも僕は 想いを伝える事なく卒業式を終えた。 怖かった。 自分の自己中な部分を出してしまいそうで。 彼女を失望させたくなかった。 高校では悩みを抱える友人の話を聞くのが日課だった。 部活はもはや同好会である自然科学部で部長をし、活動は殆ど悩み相談だった。 同じ市内に住む彼女を朝時々駅の改札当たりで見かけることもあったが… 会える喜びと同時に、とてつもない寂しさにさいなまれた。 あの頃の事が忘れられないまま…再び3年間の月日が流れた。 今、僕は大学生だ。 相変わらず人付き合いが苦手で、始め入っていた吹奏楽部も辞めてしまった。 部員達にも嫌われた。 そして… 春休みのある日出かけようと思って自宅から駅まで向かった。 何気なく改札当たりを通り過ぎようとした時、信じられない光景が目に入った。 …彼女が居たのだ。 だが、その隣には1人の男子が… その日、僕は泣き崩れた。 喉かかれるまで、泣き続けた。 後悔した。どうしようもない後悔。 これが片想いなのかと。 その男子が何者なのかは考えたくもなかった。 それ以来、僕は恋愛というものを今になって重く考える様になった。 わがままな自分には人を好きになる資格が無いかもしれないと。 これから先もし、好意を寄せる相手が現れた時自分はどうあるべきなのか、またはその人とどう接していけばいいのか… 全くわからない。 ある日俺はFacebookを使い、彼女の名を検索してしまった…。 これといった更新は無かったが…してはいけない事をしている様な罪悪感に苛まれた。 友達リストを見た…すると… そこには当時憎んでいたある男の名前…が…。 俺は俺の中の、殺意にも似た何かを抑えるしか、なかった。 長文をどうかお許し下さい。 Tweet ▼

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