Re: 高3になったのに中1から始まった対抗心が消えません ( No.1 ) |
- 日時: 2014/05/18 03:53 (au-net)
- 名前: 平凡系女子
- 自画自賛のようで気持ちが悪いですが、私は小学1年生の時、クラスで1番勉強ができました。
私はクラス委員ではありませんでしたが、授業で出されたプリントをいち早く終わらせてまだ終わっていない子に解説したり、居残り勉強をしている子に勉強を教えたりしていたためクラスメイトに尊敬されていたのか、殴る蹴るの暴力でクラスを支配しようとする"暴君"よりも、支配力というか統率力というものがありました。 そのうち、勉強があまり得意ではない子に教えることを担任の先生から任されるようになり、私はそれが少し鼻高でした。 今となっては、ただ単に担任がサボりたいだけだったのだと思いますが。 ある日、私は担任にクラスメイトのケンカの仲裁を頼まれました。 なんかもう、色々とだめですよねこの担任。 男子同士の殴る蹴るのケンカを女子生徒に仲裁させるなんておかしすぎます。 でも、担任はいかにもか弱そうな女の人だったので私はあっさり騙されました。 私は正義感よりも"統率者"としての義務感で動いていたので、担任にとっては使いやすいパシリだったのです。
言われた通り、私はケンカの仲裁をしました。 そのうちの1人は"暴君"、もう1人はKでした。 Kはクラスで私の次に頭の良い生徒として一目置かれていましたが、同時に無口・無愛想・無表情でクラスメイトから気味悪がられ、いつも遠巻きにされていました。 ケンカの原因を聞けば、今回も"暴君"がKに「無表情でキモイ」と言ったのが始まりでどちらが先に手を出したのかと聞けば、お互いがお互いを指差して罵倒する始末でした。 仕方がないので教室内でケンカをして他の生徒の学習の迷惑になったことを叱り、私はその場をおさめました。
こういうケンカは長続きするものだと私は知っていました。 誰かが取り成して一旦はケンカがおさまったとしても、"暴君"は1度ちょっかいを出す相手に目をつけたら1ヶ月はその相手に構い続けるのです。 そうなったら短気なKがそれに激昂するはずがありません。 私も何度もケンカの仲裁をするのは面倒だと思ったので、早めに手を打とうと思いました。
"暴君"にではなく、Kに対してです。
Kは小学一年生でありながら綺麗な顔立ちをしていたので、一部の女子たちが影で「K君ってかっこいい」と言っていたのを私は知っていました。 しかし、Kが皆に気味悪がられているのでそれをおおっぴらに言えないことも。 ならば、おおっぴらに言える状況にしてしまえばいいと私は思いつきました。 "暴君"は根暗だったり変人だったりして"ひとりぼっち"になっている子にちょっかいをかけるのです。 だからKが女子たちを味方につければ"ひとりぼっち"ではなくなり、"暴君"も迂闊に手を出せなくなります。
その状況を作り出すために、私はKに「愛想良くしてみなよ」という趣旨の助言をしました。 「Kは綺麗な顔をしているからもっと朗らかにしていれば、皆に好かれる。皆に好かれれば、"暴君"にちょっかいをかけられるなどという面倒なことにもならない」と愛想をよくすることで得られる利益の大きさをうったえかけました。
Kは私の助言を聞き入れてくれたのか、次の日から徐々に表情が柔らかくなりました。 それまで無表情だった人間がいきなり満面の笑みを浮かべることはできませんでしたが、少しずつ笑い方や話術を身につけていき、半年後にはクラスの人気者になっていました。
もはやKは私以上の人気者でした。 私は勉強だけが取り柄で、運動の成績は中の下、顔立ちといえば少々目力があること以外は特徴がないことが特徴といえるほど平凡でした。 それに対して、Kは私の次に勉強ができ、運動はトップかその次。顔立ちも整っていて、完璧といえます。 嘘の笑顔を浮かべ、見え透いていない程度にうまくお世辞を並べながら、心の中では自分の取り巻きを唾棄するほど嫌悪していることを除けば。
私がKの悪質な本性を知ったのは小3の頃でした。 小2の終わりには、Kはクラスの人気者どころか学年一とも言える人気者になり私よりもはるか上の立ち位置についていましたが、私は特に劣等感などは持っていませんでした。 私は自分にとって居心地のいい空間を作れればよかったのです。 だから面倒事や揉め事を解決して事態が悪化しないようにつとめていたのも、全て自分のためです。 その結果、クラスに貢献したことになって人気者になっただけなのです。 勉強を教えていたのは、ただ単に私がお人好しだったからだという他にありませんが。
しかし、Kの方はそうは思いませんでした。 Kはどうやら、私がクラスの人気者という地位に執着しており、学年一の人気者となった自分に嫉妬しているのではないかと思ったようでした。 私としては、Kがただの自意識過剰で疑心暗鬼なだけだとしか思えないのですが、その時のKは本気で思い込んでいたのです。
Kの立場に嫉妬した私がKの愛想の良さが全て偽物だと暴露するのではないか、と。
小3になる時、クラス替えで私とKは別々のクラスになりました。 新しいクラスでも私は人気者でした。 Kがあらぬ噂を流すまでは。
Kは「私にストーカーをされている」「私に嫌がらせをされている」という嘘を取り巻きの女子たちに伝えたのです。 当然、Kを神同然に崇めたてまつり、天才と称賛する女子たちは激怒し、私に攻撃を始めました。 私と同じクラスの女子たちもこの例に漏れず、私の地位は最下層に転落。
私は噂を流したのがKであることに早くから気付いていたのに、手を打たなかったことを悔やみました。 慢心していたのです。 こちらにはいざとなれば"Kの愛想の良さは全て偽物である"と暴露する、という切り札があることと、根も葉もない噂がそう簡単に信じられるはずがない、という2つの安心材料が絶対的なものだと思い込んでいたからです。
実際には根も葉もない噂は瞬く間に学年中に広がり、最底辺の地位に落ちて発言力を失った私のKに対する言い分は全く信用されなくなったので、安全神話だったのですが。
この時を境に、私はいじめられるようになりました。 しかし、それもすぐに終わりました。 乱暴な女子たちから浴びせられる暴力に耐えかねた私が鉛筆を女子の腕に刺したからです。
運の悪いことに、その女子の親はいわゆるモンスターペアレントでした。 私はほぼ被害者の側で、両腕両脚にアザをつけられた身であるというのに、情けなくもモンペの剣幕にあっけなく敗北した担任は、私の親に加害者の側の親に謝ってくださいと言ったのです。 当然、私の親は激怒し、こんなふざけた学校にはもう二度と関わりたくないと言って私を転校させました。
小3の夏のことでした。
その後、私は二度とKとは関わることはないと思いました。 転校先の小学校は家の最寄り駅からJR線で2つ先の駅の近くの学校になり、中学校も転校先の小学校と同じ学区の学校に入学したからです。 だから、朝、電車の中でKと会ったときは驚きました。 聞けば、Kは都内の私立御三家に受かり、電車通学をしているとのことでした。 Kは親がおらず、施設育ちなのになぜ私立に行ける金があるのだろうと疑問に思えば、Kの母を捨てた父がKを引き取ったのだと教えてくれました。 Kの父は名家の当主みたいな地位についている偉くて金持ちな人らしく、頭のいいKに後を継がせたいと思っているのだとか。 それを聞いて、私はKが完全なる勝ち組になったのだと実感しました。
施設育ちとはいえ、Kは比較的貧乏な私とそんなに暮らしぶりが変わらず、私とKは常に対等なはずでしたが、貧富の差という社会的に明確な格差が付いたことに愕然としました。 Kが私についてのあらぬ噂を流した理由も聞きました。 既に愕然とし過ぎて恨む気が起きませんでした。 最底辺の地位に落ちた苦しさを知って、自分がそうなるかもしれないと思えば、どんな手を使ってでも保身に走りたいと思う人も、まあ、いるのも仕方ないとは思いました(共感はできませんでした)。
同時に、親が偉いというだけで自分自身も金持ちであると錯覚し(錯覚ではなく事実かもしれませんが今も認めたくありません。社会的にも対等だと思い込んでいたいのです)恩を仇で返すような性根の曲がり腐った輩に負けることは決してあってはならないと思いました。 私も少々ずる賢い処世術を使っていたりはしますが、Kが人を陥れることには目に余るものがあると思い、そんな卑劣な人間にこそ多少狡猾な手を使っても勝たなければならないと対抗心を燃やしたのです。 当時、公立の中学校に通っている私はとっくにKに負けていましたから、それを巻き返すように勉強に必死になったのはその時が始まりだったのだと思います。 中3の秋、またまた自画自賛のようで気持ちが悪いですが私は学区内で2、3番目に偏差値の高い高校に受かるだけの学力を持ち合わせていました。 ですが、私は社会が苦手だったので、高校受験だけでも社会が手一杯なのに大学入試の社会なんてできるのか、と自問すればノーと自答するしかなく、丁度、自分の偏差値よりは10以上も下の高専に入学すれば1位や2位も夢ではなく、大学編入の推薦を貰うことも容易い、という打算的な思考も浮かんでいました。 結局、私は進路先を高専に決め、無事入学し、目論見通り至って順風満帆な学校生活を送っているのですが、気がかりなことが一つあります。 それは、今が3年生で、今年度末にはKが大学入試の結果をLINEで見せつけてくるであろう、ということです。 もし、Kが何かの間違いで東大か京大の医学部に受かったりしたら、工学部にしか行けない私にはもはや勝ち目はありません。 そうなってしまえば、心が折れてしまう気がして、今のうちに対抗心をなくそうとは思っているのですが、KからLINEなどで連絡が来たりたまに駅前で遭遇するたびに、私は何としてでもKに勝たなければならないと無意識に思ってしまうのです。
この対抗心のおかげで私は成績を上げることができました。 しかし、来年度以降に心が折れて一生鬱状態になるのは何としてでも回避したいのです。
どうすればいいのでしょうか。 いっそKを天才であると認めてしまえばいいのでしょうけれど、Kがあと少しで手の届きそうな成績ばかりとっているので認められません。 また、人がKを天才だと称賛するたびに、モーツァルトは素晴らしい交響曲を作れるので天才だが、Kは音痴である、よってKは天才ではない、と解釈してしまい、いつまでたっても認められそうにありません。
本当に、対抗心を消すにはどうすれば良いのでしょうか。
|
Re: 高3になったのに中1から始まった対抗心が消えません ( No.2 ) |
- 日時: 2014/05/18 03:56 (au-net)
- 名前: 平凡系女子
- すみません。
誤字です。 「短気なKがそれに激昂しないはずがありません」でした。
|
RE ( No.3 ) |
- 日時: 2014/05/18 05:07 (ezweb)
- 名前: 直江
- これ非難されるよ?
色々な意味で非難される要素があるね。
少し賢い子どもが書く小説レベルの内容なんだ。
一生K君と学力と学歴を争うのかい?勝ち組はそういった類とは無縁の世界にいるんだよ。その思考そのものが「負け組」なんだよ。
|
Re: 高3になったのに中1から始まった対抗心が消えません ( No.4 ) |
- 日時: 2014/05/18 06:25 (au-net)
- 名前: 平凡系女子
- そうですよね。
結局、私はKに負けていることに何かしら理由を付けたいのだと思います。
だから負け組にしかなれないのだとはわかっているのですが。
Kは裕福な父に引き取られましたが、私はいつまでも貧乏なままです。
Kは裕福だから家庭教師が付いていますが、私はこれでも恵まれているのかもしれませんが週に二度の個別教室にしか行けません。 だからもし、私にも家庭教師が付いていればKを越えられなくても学力だけは並べるのだと考えたら負け組なのでしょうか。
貧富の差は関係なく、人は努力すれば成功する、という綺麗事ばかりの小説を読んだ事がありますが、その綺麗事を実現させたいとこの年になった今でもかなり本気で思っています。
でも、全力で頑張った結果がダメだった時にむなしくなって生きる目的とか希望とかを失うのが怖いです。
|
Re: 高3になったのに中1から始ま ( No.5 ) |
- 日時: 2014/05/18 07:21 (docomo)
- 名前: ハイネ
- Kに裏切られたって、相手の思考を理解していたのに、先手を打たなかった時点でかなり負けてるよ。
Kのこと馬鹿にしすぎだろ。多分、家庭教師が君に付いたところでKは越せない。追い付けさえしないよ。
小学生の頃の成績とか、馬鹿かよ。気にしすぎだろ。だってよ、勉強何にもしないでも、授業受けりゃ一番なんて楽勝だ。 平均よりちょっと上なだけなんじゃないの?そんだけのことで自惚れすぎだよ。
|
RE ( No.6 ) |
- 日時: 2014/05/18 08:03 (ezweb)
- 名前: 直江
- 真面目に答えると 貧富の差は教育に費やすお金に差はある。
だから家庭教師と塾に金銭面で差が出たのは事実だと思う。
でもね、どんなに優秀な家庭教師がついても駄目な人は駄目。自主学習でも上に行く人は行くんだ。
思考が負け組というのは昔のことをいつまでも引きずっていたり環境のせいにしたりすることなんだよ。
できない理由や負ける理由を周りのせいにするから負けなの。
負けたくなければ、どんな環境でも結果を残しない。
|
Re: 高3になったのに中1から始まった対抗心が消えません ( No.7 ) |
- 日時: 2014/05/18 12:57 (au-net)
- 名前: 平凡系女子
- そこまで歴然とした差ではないんです。
偏差値に表したら2、3くらい。
なのにいつまでも差が縮まらないので弱気になっていました。
ネガティブな考えを捨てて、(ほぼ)自主勉強でここまで来れたのだから環境のせいではないと思うようにして考え方を変えていきたいです。
また、大学入試という目先のことばかり考えすぎていたように思います。
結果を残す方法は大学入試だけではありませんよね。
もちろん、編入のための努力は惜しみませんが、試験などで決まる勝敗に固執しすぎず、専門の資格をとることや高専での研究でも結果は残せるのだと気付かされました。
私はKを目の敵にしていましたが、それってKが金持ちになったからであって、もし貧富の差がなかったら何とも思わなかったのではないか、と思います。
つまり、私はKは金持ちだからと言い訳してKに真正面から向き合っていなかったのです。 これってすごく失礼だったな、と申し訳なく思いました。
環境の差があるからという思い込みを取っ払ってKは私よりも頭がいいだけで普通の高校生なのだと認めて、私自身がいつか後悔しないように結果を残す努力をします。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
|
Re: 高3になったのに中1から始まった対抗心が消えません ( No.8 ) |
- 日時: 2014/05/18 13:15 (au-net)
- 名前: 匿名。
- 長いよ!
Facebookか、Blogに
知り合い限定で発信した方が、
いい答えが返ってくるよ。
|