あなたは悪くない |
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- 日時: 2012/11/06 13:57 docomo
- 名前: ちぃ兄
■いじめられる子が悪いのではない
『いじめられる側にも問題がある』と本気で思う大人がいる。
自己中心的、不潔、動作が遅い、などの『問題』がある子供は、いじめられても『仕方ない』と本気で思っている大人がいる。
理由が存在すれば、人を傷付けててもいいのだろうか?
その『いじめてもいい理由』は、誰が判断するのだろうか?
人間はみんな一人一人違う。
どんな性格や外見でも、その子供の個性だ。
相手の言動が自分の好みに反するからといって、傷付けていい理由にはならない。
『すべての国民は法の下に平等であり、差別されない』
と定める日本国憲法を持ち出すまでもないように、人に傷付けられても仕方がない理由を持って生まれてきた子供など、誰もいないのだ。
もちろん、嘘をつく、暴力を振るうといった、倫理にもとる言動をとる子供もいるだろう。
そのような子供には、教師や親が指導すればよい。
子供どうしで注意することもあるかもしれないが、注意することと、傷付けることは別だ。
『注意しても聞かないから、いじめてやろう』
などと考えるのは、思い上がりもいいところだ。
人を傷付けていい権利を持って生まれてきた子供も、いないのである。
しかし、実際のところ
いじめをする子供たちは、いくらでも理由をこじつける。
『あの子は良い子ぶっているから』
『口に手を当てて笑うのがウザい』
『目つきがムカつく』
滋賀県教育委員会が2008年に行った調査によると、ネットいじめをした経験がある小中高生のうち、理由として『相手が気にくわない』ことを挙げた者が36%と、最も多かった。
つまり、自分の好き嫌いという非常に主観的な判断で、いじめ行為に及んでいる。
度量が小さく、異質な他者を認められない心が育ってしまっているのだ。
この文章は『大人が知らないネットいじめの真実』より引用しました。
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