誰かをいじめてる人へ |
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- 日時: 2012/11/06 14:05 docomo
- 名前: ちぃ兄
■誰かをイジメている人へ
誰かをイジメているあなた。
『イジメてはいけません』
と学校で散々習っただろうから、自分がやっている事は悪い事だと頭ではわかっているはずだ。
それでもイジメてしまうのは、なぜなのだろうか。
『アイツはウザいから』
『キモいから』
イジメてもいいんだと思うかもしれない。
だがそれは、あなたの主観による勝手な判断だ。
その人の親は、その人のことをウザいなんて思っていない。
赤ん坊の頃から大切に育ててきた『愛おしい』存在だ。
その人は、あなたにウザいと思われるためにそういう言動をとっているわけではない。
『ウザい』と思い込むことで、あなたは自分のイジメ行為を正当化したいのだろう。
だが、どんな外見や性格も、その人の個性にすぎない。
だから、イジメる理由にはならないのだ。
そもそも人間には誰にも、他人をイジメる権利が無い。
例えば、誰かの性格のある部分を、あなたは『嫌だ』と思うとする。
もしその性格が、将来犯罪行為につながりかねないような問題のあるものだったら、先生や親が指導するだろう。
あなたがでしゃばる必要は無い。
性格を変えるかどうかは、あくまでその人が決めることだ。
あなたの思い通りにその人が変わってくれないなかったといって、仲間外れにしたりネットに悪口をを書き込んだりしてはいけない。
『注意』と『制裁』は別ものだ。
制裁は『イジメ』であり、あなたにそんな事をする権利は無い。
人間は一人一人違って当たり前。
自分とは違うその人を認め、その人にもあなたを認めてもらおう。
イジメ行為は、あなたにどんな感情をもたらすだろうか。
人が苦しむのを見ると面白い?
気分がスカッとする?
そんなふうに思うならあなたの心は、なんらかの不満を抱えている。
あなたは、イジメをすることによって相手よりも自分が上だと優越感に浸ったり、ストレスを発散したりしている。
裏返せば、それだけ自分に自信がなく、ストレスを溜めているということだ。
そのストレスの原因は何だろう。
自分の心に問いかけてみてほしい。
親などの身近な大人に愛されいる実感はあるだろうか。
『いい子』でいることに疲れていないか。
誰かに嫌な目に遭わされていないか。
そう、イジメをしてしまうあなたも実は被害者なのである。
ストレスに押し潰されそうになっている現在の環境から抜け出す方法を、ここで考えよう。
まず、あなたがいくら辛くても、他人をイジメていいわけがない。
そのイジメ行為が一時的なものであったとしても、相手の心に一生にわたる傷を残す。
イジメを受けている人は勉強が手につかなくなり、成績が落ち、食欲がわかない、眠れない、うつ状態になる、といった症状に苦しむことになる。
ひどい時は不登校になったり、転校せざる得なくなる、最悪の場合、命を絶つかもしれない。
あなたがイジメを止めても、その人は簡単には回復しない。
一時期受けたイジメのせいで対人恐怖症や人間不信に陥り、就職しても上手く人間関係を築けず、引きこもりになってしまうこともある。
あなたが軽い冗談のつもりでやったイジメが、その人の人生を狂わせてしまうかもしれない。
あなたに責任が取れますか?
もう一度言う、あなたに責任が取れるのか?
最近は過去にイジメられた経験を持つ少年が、無差別殺人などに手を染めるケースも発生している。
イジメられた恨みはそれほど深いのだ。
あなたの辛さは、あなた自身と、その原因を作った人、身近な大人とで解決していく必要がある。
全く関係ない他人を巻き込んで、ムシャクシャする気持ちのはけ口にしてはならない。
そして回りに信頼できる大人がいるか見渡そう。
あなたは親とうまくいっておらず、悩んでいるかもしれない。
そんな時は、思いきって親にその思いをぶつけてみる。
口に出して言ってみる。
親だって、あなたが何を考えているのかよくわからなくて上手に接することができずにいるかもしれないのだ。
それでも改善されないなら、先生や身近な大人に相談してみよう。
親以外の大人から嫌な目にあっているなら、できるだけ親にに伝えよう。
遠慮することはない。親はいつだって、あなたに何でも打ち明けてほしいと思っている。
大人は『イジメっ子』というレッテルを貼られた者を、ただ叱りつけるだけで、その悩みに気づこうとしない。
だからこそ、声を上げよう。
新たに誰かをイジメる前に、あなたは、救済されねばならない。
この文章は『大人が知らないネットいじめの真実』から引用しました。
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