いじめっ子につく友達 |
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- 日時: 2012/11/07 19:58 docomo
- 名前: ちぃ兄
■いじめっ子につく「友だち」
今まで友だちだと思ってた人が、いじめっ子につくこともあります。
いじめっ子といっしょに、いじめてきます。
これほどツライことはありません。
はっきり言って、いじめそのものよりもキズつきます。
また、いじめっ子がいる時は冷たくなるけど、いない時は仲よくしてくれる「友だち」もいます。
「どうして…?」と思ってしまいますが、そうする理由があります。
だから、いじめっ子といっしょになって悪口を言ってたりすると、「な、なんで…!」とキズつきます。
味方だと思ってた人にうらぎられるのは、地獄につき落とされたような気分になります。
「もう終わりだ…」と思ってしまうかもしれません。
その人は「友だち」として不合格
その人は、本当の「友だち」ではありません。
あなたの友だちになることはできません。その人は、ちょっといじめっ子から悪口を聞いたくらいで、ホイホイ信じて冷たくなってしまいました。
あなたの本当の良さを見ぬけませんでした。
そんな、いつうらぎるか分からないような人と、「友だち」にはなれません。
いっしょにいて、安心できませんよね。
だから、むしろこっちからおことわりしましょう。
今までのように、なんでもかんでも話さないようにしましょう。
自分のことは、なるべく言わないで、天気のことなど話しましょう。
うっかり話すと、悪口のネタになってしまいます。
いじめのおかげで、ニセの友だちとわかった
うらぎられるのは、とてもツライことです。
でも、今回のいじめのおかげで、本当の友だちじゃないということが分かりました。
今までは、分かりませんでした。
もしも、いじめがなかったら、ずっと気がつかなかったかもしれません。
本当の友だちだとカンちがいしたまま、つき合っていたかもしれません。
でも、いじめのおかげで分かりました。いじめはムダじゃありません。これからの人生で役立つ、一つの経験になりました。
「ああ、そうなんだ」と思うだけ
その友だちは、あなたじゃなくて、いじめっ子をとりました。
「なんで…!」とくやしくなりますよね。
でも、くやしくなったり、悲しくなったりするだけ、損です。
どんなにキズついたって、「じゃ、やっぱりこっち!」とは、なってくれません。
「どっちと仲よくしようかな」ということを決めるのは、その子です。
あなたではありません。
その子が決めることだから、どうにもなりません。どうにもならないことでキズつくのは、損です。
どっちを選ぼうと「ああ、そうなんだ」と思うだけです。
でも逆にいえば、その子を「本当の友だちにするかどうか」は、こっちが決めることができます。
その子にはどうにもできません。
■うらまない
「まあ、しょうがないかなー」と、うらまないようにしましょう。
うらんでも、その子はもっとはなれるだけです。
いじめっ子に逆らってでも、仲よくするというのは、とてもコワイことです。
もし、あなたがその立場だったら、やはり同じようにしたかもしれません。
よっぽど勇気があって、やさしい人でないと、立ち向かえません。
そんなすばらしい人は、めったにいません。
だから、もし仲よくしてくれる人いたら、それはものスゴイことです。
心から感謝しましょう。
■友だちはボランティア
「〜円はらうから、友だちになって」とお願いしたことはありますか?
ありませんよね。
お互いにタダです。
だから、「うらぎらないで!」と思うことは、「こわくても、タダで私を助けろ!」ということと同じです。
「まあ、タダなんだから、それもしょうがないかあ」と思って、そっとはなれましょう。
逆に言えば、こっちもおカネをもらってないから、気持ちひとつで「さよならー」と言えます。
タダで、いつうらぎるか分からないような人と「友だち」でいるのは、イヤですよね。
たまたま、まだ「本当の友だち」と会ってないだけ
今回のいじめのおかげで、その人はニセの友だちだと分かりました。
でも、ガッカリしないでください。
「一生友だちできないかも…」なんて思わないでください。
本当の友だちは、必ずどこかにいます。
たまたま、まだ会ってないだけです。
世の中、人はいっぱいいます。
あなたと同い年の人も、それはもうウジャウジャいます。
クラスの人たちは、その中のほんの砂つぶみたいなものです。
当たりつきのガムを思い出してください。
1個しか買わなかったら、なかなか当たらないですよね。
あなたは、まだ1個しか買ってません。何もしなくても、これからの人生でガムはちょっとずつ増えていきます。
そのうち、必ず当たります。
※サイト『いじめと戦おう』より転載
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