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子育ての重要性 ( No.11 )
日時: 2012/05/16 00:14
名前: マミ

「乳幼児期の人との関わり合い方が、その後の人間形成に大きな影響を及ぼす」ということは、
広く世間に知られていることです。

例えば、生後2ヶ月の赤ちゃんに笑顔の絵を見せると心拍数が安定するのに対し、
怒っている顔の絵 あるいは目や口のない顔の絵を見せると心拍数が上がるそうです。
そう・・・人間はそんなに小さい時から、相手の感情(無視を含め)を読み取り、ストレスを感じるのです。
毎日笑顔を見て育った子と、毎日イライラした顔を見て育った子とでは、『違い』が出るのは当然です。

乳幼児期にたくさんの笑顔に囲まれて育った子は、心が安定し、
「自分は愛されている」という実感から自分自身も愛する事ができ、
「自分は価値のある人間である」と自然に思えていくそうです。
この時、周りの笑顔は両親であることが望ましいですが、必ずしもそうである必要はありません。
おじいちゃんでもおばあちゃんでも 隣のおばさんでも 保育園の先生でも 施設の職員でも、
とにかく誰でもいいからその子に笑いかけ、その子を受け入れ、その子を愛してあげればいいのです。

反対に、いつも怒っている顔や無表情の顔を見て(あるいは顔さえ見ずに)育った子は、
愛されているという実感を感じられないまま育つわけですから、
自分に自信が持てず、自分を好きになれない 【自己肯定感】の弱い子供に育ってしまうケースが多いそうです。
勿論例外はあるでしょうが・・・。

いじめに限らず、何か困難にぶつかった時にそれを跳ね返せるだけの『エネルギー』は、
生まれ持っての気質もあるでしょうが、上記のような乳幼児期の家庭環境によって養われるものが大きいのだと思います。
そんな『生きるエネルギー』を子供たちに持ってもらう為に、
母親や周りの大人たちの責任は大きいし、子育て教育は必要不可欠であると思います。

では、具体的にどのように育てたら良いのか・・・
乳児の時は、授乳の時、おむつ替えの時、ことあるごとに、とにかく笑いかけて話しかける事だと思います。
「あー、あー、」というほんのちょっとの言葉にも反応してあげると、赤ちゃんは表現する事に喜びを感じるようになり、自分の気持ちをどんどん表現するようになります。
この「自分の気持ちを表現する事」は、とても大事なことだと私は思います。

人の話をよく聞くとか、お行儀をよくするとかは、後になっていくらでも教育できます。
そんな事より、まずは自分を表現する事です。
例えば、人から何かをもらった時、親はよく「ほら、ありがとうでしょ!」と言いますが、
それより、「良かったね〜♪ ^^」と言って、「嬉しい」と感じさせる事の方がずっと大切だと思います。
その結果として「ありがとう」という言葉が自然に出てくるのです。

また親はよく、友達とうまく遊ばせる為に、おもちゃを「貸して」と言われたら、
「いいよ」と言ってすぐに貸すように教えますが、これも私は違うと思います。
もしまだ自分が使いたかったら、「やだ!」と言ってもいいのだと教えるべきだと思います。

嫌な事をされたら「やだ! やめてよ!」と言える癖を小さい時からつけておけば、
もし後にいじめにあった場合でも、少しは対処できるのではないかと思うのです。
協調性なんぞは後からいくらでも学べますから、
まずは「自分の気持ちを素直に表す」「表すことに喜びを感じる」ように育てるべきだと思います。

私は、子供の気持ちよりも『世間体』や『いい子である』ことに重きを置いてしまい、
物をもらったら まず「ありがとう」と言いなさい、
「貸して」と言われたら「いいよ」と言って貸してあげなさい、と育ててしまいました。
その歪みは、後に顕著に表れたと思います。

細かいことのように思うと思いますが、子育ての【第一段階】としては、
「子供に自分の気持ちをそのまま表現させ、それをそのまま受け止めてあげる」ことが、
【まずは】とても大切なことだと思います。


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