いっしょに生きよう - 死にたいあなたへ 暇なオタクが書きました|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板
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暇なオタクが書きました

日時: 2015/11/15 10:27 ( spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

僭越ながら、ここの掲示板で小説を書いていこうと思います。

小説といっても、どこのオタクかも分からない小娘が書いた駄文なのですがねw 一応、小説家を目指して、独学ではありますが、文章の勉強はしているのですが、果たして、その成果を発揮できるか……?

アドバイス、感想などがあれば、気軽にコメントしてください!これからの執筆活動に役立てようと思います。

それでは、よろしくお願いします!

イエローページ

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Re: 暇なオタクが書きました ( No.1 )
日時: 2015/11/15 10:40 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

昔々の大昔。妖怪が人間の前から、その存在を消し去る前のお話。

妖怪は忌み嫌われる存在で、まさに恐怖を具現化したような扱いを受けてきました。
その恐怖故、いつしか人は、妖怪の存在そのものを、『忘れる』という方法で、殺してしまいました。

忘れられた妖怪が、今どこで、どんな生活をおくっているのか、私たちはもう、知ることは出来ません。

でも、そんな妖怪や人間にも、共に笑い、手を取り合って生きていた時代がありました。

今から話すのは、それはそれは、気の遠くなるほど、昔のお話です。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.2 )
日時: 2015/11/15 10:57 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

サキという女の子がいた。歳は10歳に満たない、元気が盛りの子だ。

ボロのわらじを履き、ボロの着物を着こなしている。不揃いに切られた短髪をなびかせて、サキは友達と駆けっこをしていた。

日が沈み始め、辺りはオレンジ色の夕焼けに染まっている。それでも、サキは遊ぶのをやめない。友達と遊ぶことが、サキは大好きだから。

友達は、一人、また一人と帰って行ってしまう。お母さんに呼ばれて、嬉しそうに帰って行く。

サキもお母さんを待った。大好きなお母さん。優しくて、温かい、良い匂いのするお母さん。

(どうしたんだろう、今日は、ちょっと遅いな。)

木の幹にしゃがみ込んでふと思う。
そのうち、遊び疲れていたサキは、そのまま眠ってしまった。

サキのお母さんが迎えにきたのは、それから数10分過ぎた頃だった。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.3 )
日時: 2015/11/15 11:19 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

規則的な揺れを感じて、サキは目を覚ました。

大好きな匂いを感じ、薄目のまま、サキは顔を綻ばせた。

「おかーさん?」

寝起きのせいか、舌がうまく回らない。

「あら、もう起きたの?」

それでも返事をくれた。大好きな声。透き通る絹のように美しい声だ。

「サキは大きくなったから、お母さんはおんぶするのが少し難しくなってきたわ」

お母さんは、子供のように呵々と笑った。

サキはあくびを一つし、お母さんの背に顔を埋めた。

「今日は、遅かったね?」

「ごめんなさいね。今晩は、サキの好きなおかずを作ろうと思ったんだけど、材料がなくて、どこも売り切れてたのよ。探し回ってたら、遅くなってしまったわ」

お母さんはまたも呵々と笑った。

サキは思わず噴き出してしまい、「お母さんのドジ!」とからかった。

「あら、でも夕飯はちゃんと作るわよ? せいぜい期待していなさい」

お母さんのその言葉を聞いて、サキは瞼を閉じた。
二人の親子を、トンボが追い越していった。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.4 )
日時: 2015/11/15 13:22 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

サキの家に、一人の男性が訪ねてきた。男性は、旧友のミナに会いに来たと言った。

ミナと聞いて、サキはお母さんを思い浮かべた。ミナとは、彼女の母の名だ。

男性の名は、ユキマサというらしい。
ミナとユキマサは、会うなりはしゃいで喜んだ。いつ頃からの友人なのかと訊ねると、「サキが生まれる前からよ」と言われた。

ユキマサは、人間と同じ身なりをしているが、正体は妖怪だという。これといった強い力を持っているわけでもなく、普段は人里で情報屋をしているそうだ。

ミナとサキは、人間でありながら人里から少し離れた森に住んでいる。ミナの「人里より、森の方が私は好きだわ」という意見により、サキの父親が用意してくれたそうだ。
買い物がない限り人里に行くことのないミナのため、数年に一度、ユキマサが人里での状況を報告しにくるのだ。

「サキ、これからつまんな〜い話しが始まるから、あなたは友達のところに行ってらっしゃい!」

ミナはやんわりと言うが、人払いされたのだと子供ながらに分かった。

サキは友達の元へ向かう道中、ユキマサという男のことを考えていた。サキはどうも、彼のことを好きになれそうになかった。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.5 )
日時: 2015/11/15 18:13 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

人里がなにやら騒がしい。

とある店の前に人だかりが出来ている。サキは、なんだろう、とそちらへ向かう。

見ると、みんなに囲まれて怯えている、サキよりも小さい女の子が、頭を抱えて泣いていた。その女の子の頭からは、狐の耳がはえており、耳があるなら当然尻尾も生えている。

子狐の妖怪だということは分かった。しかし、なぜ、こんな体たらくなのかは分からない。

サキは近くにいた男に訊ねた。男はこう答えた。

「この子狐が、そこの店のものを盗もうとしたのさ。もともと狐なんて胡散臭い生き物、俺は信用してなかったんだがな。まぁ、当然の報いだろ」

男は一呼吸おいて言葉を続けた。

「妖怪は所詮、泥臭く生きていくことしかできないんだろうなぁ」

その言葉が、サキの心を抉るように残った。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.6 )
日時: 2015/11/15 19:38 (home)
名前: 未禮◆bb11FQWV0MY

初めまして(^○^)みらいと申します。

面白いですね!
妖怪と人間が一緒に生きている様子が、違和感なく描かれているところがいいと思います。

しかし、サキちゃんがぼろを着ているところから彼女のお家は貧乏そうに思えるのですが、それにしてはお母さんの口調が上品なところに、少し違和感を感じます。

邪魔な意見なら気にしないでください(;゜Д゜)

続き、楽しみにしています!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.7 )
日時: 2015/11/15 20:16 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

みらいさん

コメントありがとうございます。

たしかに、ミナさんの口調が上品ですね。ほかの作品では気をつけようと思います。この作品では、「ミナさんはこういう人だから」と、広い心で許してください_| ̄|○

少しネタバレをしますが、ミナさんは、もともとは貧乏ではありませんでした。(決して後付けではありません!)

そのことを念頭に置いていてもらえれば幸いです。

アドバイス感謝します!これからもよろしくお願いします!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.8 )
日時: 2015/11/15 20:38 (home)
名前: 未禮◆bb11FQWV0MY

なるほどです(^○^)

ミナさんの出自も気になるし、ますます楽しみになります。

こちらこそよろしくお願いします!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.9 )
日時: 2015/11/15 20:50 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

「サキちゃん、今日は笑わないね?」

手鞠をついて遊んでいたサキたち。

しかし、サキの様子がいつもと違うことに、特に仲の良いミスズは気付いていた。

「うん、実は、来るときにね……」

子狐妖怪のこと、そして、男が言ったあの言葉が、どうも心につっかえて離れないということを、サキは話した。

ミスズは頷きながら聞いてくれた。てっきり、男が言った「妖怪は所詮、泥臭く生きていくことしかできないんだろうなぁ」という言葉に激怒すると思っていたが、ミスズは終始無言だった。

「ミスズ、私、人間なのにおかしいよね。妖怪がみんなに責められているのを見て、『かわいそう』なんて思っちゃった」

「ううん、私は嬉しいよ」

ミスズはサキの手を握った。

「人間と妖怪が同じ地の上で生活できるようになったのは、数十年前で、本当に最近なんだ。だから、人間たちは、まだ慣れていないんだよ」

サキは黙って頷いた。

「でもね、サキ。私、思うんだ。いつか、妖怪も人も、本当の意味で、みんなが友達になれる時代がくるんじゃないかって」

ミスズは微笑みながら、「だって……」と言葉を続けた。

「私とサキは、親友になれたもんね!」

ミスズは鈴の妖怪だ。持ち主にたいそう大事にされ、その持ち主がこの世を去る頃には、鈴に魂が宿り、ミスズが生まれた。
11、2くらいの身なりだが、サキの何倍か生きている。

「うん、そうだね。ねぇ、ミスズ……」

「なあに?」

「……ありがとう」

「サキ、そんな顔しない! 笑って!」

そう言うなり、ミスズは持っていた鈴をチリンと鳴らした。サキの顔から、自然と笑顔があふれた。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.10 )
日時: 2015/11/15 22:32 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

ミスズはいつも、首に鈴のついた紐を掛けている。彼女は、「これが私の心臓」と言っている。
その鈴は、聞いた相手に、ミスズの想いを伝える力があるようで、サキの時のように「笑って」と思って鈴を鳴らすと、聞いた相手は、自然と笑顔になるのだ。
逆に、「苦しめ」と念じて鈴を鳴らすと、聞いた相手は、どこからともなく襲ってくる苦しみに、喘ぎ、泣き、叫び、終いには死んでしまう。使い方を間違ってはいけない、実に恐ろしい力だ。

しかし、ミスズはその力で、人間の役に立てないかと考えていた。使い方によっては、みんなを笑顔に出来る、素晴らしい力だ、と彼女は思っている。

そんなミスズは、サキのことを、まるで妹のように可愛がっていた。

「初めて会ったときはね、サキちゃんはまだ舌足らずだったから、『ミシュジュ』って呼んでくれていたんだよ!」

サキも、ミスズのことを、実の姉のように慕っていた。悩みがあるときや、嫌なことがあったとき、泣き出してしまいそうなときは、いつでもミスズが隣にいて、頭を撫でてくれた。

いつからの付き合いなのか、サキは覚えていない。おそらく、サキが生まれて間もないときから、ミスズはサキの側にいてくれたのだろう。だからサキは、ミスズのことを姉のように慕うことが出来るし、ミスズもサキのことを妹のように可愛がるのだ。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.11 )
日時: 2015/11/15 23:30 (eonet)
名前: アルミン

面白いね
続きが気になるな

私は短気だから詩しか書かないや
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.12 )
日時: 2015/11/15 23:40 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

アルミンさん

コメントありがとうございます。

私はまとめることが苦手なので、短い文で想いを伝える詩は書けません。

アルミンさんが羨ましいです。これからもよろしくお願いします!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.13 )
日時: 2015/11/15 23:53 (eonet)
名前: アルミン

私なんか、毎回適当に書いてるだけで
でもそれを見てくれてる方は
本当に有難い存在だと思っています!

こちらこそ、よろしくお願いします
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.14 )
日時: 2015/11/16 17:44 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

「ふ〜ん、ユキムラって妖怪が、ねぇ」

「うん。悪い妖怪って感じはしないし、お母さんとも普通に話してるんだけど、なんか、私を見るときの目が、怖いの」

「怖い?」

「私が家を出るとき、ジーッと目で追ってくるの。それに、私がユキマサさんの方を見ると、必ず目が合うの。見張られてるみたい」

木の幹にしゃがみ、サキとミスズは話していた。夕日が人里を照らしている。

「だから、私、あの妖怪のこと、苦手かも……」

ミスズは黙ったまま遠くを見つめていた。瞬きをする以外に身動きをせず。

妖怪だからといって、少し警戒しすぎたか、とサキが反省し始めると、

「サキちゃん」

ミスズが口を開いた。

「そのユキマサって、妖怪、あまり近付かないようにしな」

ずっと遠くを見つめていたミスズの目は、しっかりとサキをとらえた。

「森の中にいるときは、お母さんから離れないようにしな。こっち(人里)で何かあったら、私の所においで」

ミスズの顔は険しかった。
ミスズから目を反らせず、サキはおずおずと頷いた。

「よし!」

すると、ミスズは笑顔になり、チリンと鈴を鳴らした。
サキは胸が浮き立つような感じがした。

「今日は、お母さん、迎えにくる?」

「分からない。ユキマサさんが来てるから、今日は来れないかも」

言った途端、サキは悲しくなった。友達はみんな、必ずお母さんが迎えに来る。手を繋いで並んで帰っていく親子の背中を見つめながら、サキは毎日お母さんの迎えを待っていた。
お母さんが迎えに来られない日は、みんなが帰るのを見届けてから、自分は帰っている。一人で帰っているところを見られるのが恥ずかしい、と、サキは子供ながらに思っていたのだ。

「じゃあ、サキちゃん、今日は私と一緒に帰ろ?」

ミスズはそう言うと、サキの両手を掴んで立たせた。
サキは戸惑った。ミスズの家は人里の端で、サキの家とは全くの反対方向にあるからだ。

「女の子が一人で、こんな時間に帰るのは危ないからね」

ミスズは満面の笑みで、「ね?」とサキに同意を求めた。

サキは、ゆっくりとミスズの手を握り返した。自分の手よりも少しだけ大きくて、綺麗な手だ。

「うん、ありがと、ミスズ」

そう言って、二人は歩き出した。ミスズはまた、チリンと鈴を鳴らした。家に帰り着くまで、サキは笑顔のままだった。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.15 )
日時: 2015/11/16 20:50 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

ある晴れた日、サキはずっとそわそわとして、落ち着かなかった。

この日、サキはミスズと、最近人里に新しくできたという、団子屋行くことになっていた。
団子も楽しみだが、ミスズと出かけるのも、サキは楽しみだった。

「気を付けて、行ってらっしゃい。楽しんできなさい!」

僅かしかない銭をサキに持たせ、ミナは笑顔で送り出した。
森の出口を目指し、サキは一目散に走った。

人里の入り口で、ミスズは待っていた。サキに気付くと、手を振ってくれた。サキも手を振り返し、歩みを早めた。

「急がなくていいよ、早く行きすぎても、並ぶことになっちゃうから」

ミスズはそう言うと、鈴を鳴らした。走ったおかげで、多少疲労の積もった体が軽くなった。

「楽しみだったんだもん!」

サキは笑顔で言った。

二人は、他愛もない話しをしながら、団子屋を目指して歩いた。人里では空き地にしか行かないサキにとって、初めて見るものばかりの商店街は、未知の世界だった。

「ミスズ、この絵はなに? ミミズ?」

「それは絵じゃなくて文字だよ。お店の宣伝を書いて貼っているんだよ」

「それじゃあ、このお花は?」

「そのお花は、千日紅。紅くて小さくて、可愛いでしょ」

花売り売りのおばさんが手を振ってくれた。ミスズは手を振り返し、サキは少し照れたように会釈をした。

「サキちゃん、あそこ! お団子屋さん!」

ミスズは指を差して、サキの手をひいた。

その店はとても繁盛しているようで、人間やら妖怪が出入りしている。

サキとミスズは椅子が空くのを待ち、開いた僅かな場所に腰を下ろした。

店の中から若い女の人が出てきて、サキとミスズにお茶の入った湯飲みを渡してくれた。

「おや、人間と妖怪が一緒に店に来るなんてねぇ。お友達かい?」

その人はサキとミスズを見るなり、面白そうに笑った。

「ミスズが妖怪だって、分かるんですか?」

サキは驚いて訊ねた。ミスズは、どこからどう見ても、人間の女の子だからだ。

「ああ、私も妖怪だから、雰囲気でね。そうか、人間と妖怪が一緒にお出かけか。良い世の中になったね」

女妖怪は嬉しそうに目を細め、サキとミスズを代わり番こに見た。

「あなたは、何でお団子屋を始めたの?」

ミスズは女妖怪に興味を持ったようだ。

「あたしの親父がやりたいって言い出してね。親父は人間が大好きだから、少しでも人間の役に立ちたいって。言い出したら止まんない性格なんだ」

女妖怪は楽しそうに話した。

「あたしも人間が大好きだから、すぐに賛成したよ。でも、人間と妖怪の友達なんて初めて見たなぁ」

「人間と妖怪は、もう友達になれる世の中よ。だから、お姉さんも頑張ってね」

ミスズが言うと、女妖怪はニッコリと笑った。

「はいよ、これからもご贔屓にね!」

女妖怪は爽やかにそう言って、店へ戻っていった。

店の団子は、甘くて柔らかくて美味しかった。
お茶は団子の味に合わせて薄味に淹れられていた。

帰り際、女妖怪に挨拶をした。
女妖怪は微笑みながら、サキとミスズをまたも代わり番こに見た。

「本当に、良い世の中になったね」

「うん、私もそう思う」

ミスズと女妖怪は互いに思うところがあるのだろうか、笑顔で会釈をした。

「サキ、まだ時間ある?」

帰りの道中、ミスズはサキに言った。

「寄りたいところがあるんだけど、付き合ってくれない?」

門限は無いので、サキは快く承諾した。

ミスズがサキを連れていったのは、朝通った花屋だった。

ミスズは花を一本持って、サキの元へきた。千日紅だった。

「サキにあげる」

ミスズは笑顔で、サキに千日紅を渡した。

「ありがとう!」

サキは嬉しかった。最初見たときから、千日紅を気に入っていたからだ。

「花にはねぇ、花言葉っていうのがあるんだ」

「花言葉?」

「うん、花言葉で花を選んで、大切な人にあげるっていうのが、最近人里で流行ってるんだ」

「そうなんだ。千日紅は、なんて花言葉なの?」

サキが聞くと、ミスズは優しく微笑んだ。

「『永遠の友情』」

サキとミスズは笑いながら歩いた。

早く帰ってお母さんに話してあげよう、とサキは思った。
右手にミスズの手を、左手に千日紅を握って歩いた。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.16 )
日時: 2015/11/17 09:15 (ucom)
名前: 翔陽◆XnmMBbzvQ2I

面白いね。
続き楽しみにしています。

あと俺も言われたんだけど
地の文の最後は同じじゃない
方がいいみたい。

   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.17 )
日時: 2015/11/17 19:11 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

翔陽さん

コメントありがとうございます。

なるほど、気を付けます!これからも、よろしくお願いします!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.18 )
日時: 2015/11/18 00:11 (infoweb)
名前: 結衣

ものすごく面白いです!!
早く続きを読みたいですね!!
ユキマサはなんか裏がありそうですね...笑笑
これからも頑張って下さい!!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.19 )
日時: 2015/11/18 22:01 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

結衣さん

コメントありがとうございます。

正直、書いている私ですら「こいつ(ユキマサ)なんなの?」と思うときがありますw

これからもよろしくお願いします!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.20 )
日時: 2015/11/19 00:07 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

人里の河川敷は人気が少ない。人間と妖怪の共存が始まってからというもの、人も妖怪も、里の中心部にある商店街で、売り買いを楽しんでいる。
どこか寂しげなを雰囲気を放つ河川敷だが、人が少ないぶん、川が流れる僅かな音を楽しむことが出来た。日の光を浴びて、キラキラと光る水面からは、小魚を見ることだって出来る。
釣りをするものや風情を楽しむもの、水遊びをするもので混み合っている河川敷は活気があっていいが、のどかで落ち着きのあるここも、好きだ。

その河川敷へと通じる石段に腰を下ろして、サキとミスズは他愛もない話しをしていた。人里では、最近風邪が流行っているだとか、また、近頃森の木に、藁で作られた人形が釘で刺さっているだとか、それがなんなのか知りたいとサキが言うと、ミスズは苦笑しながら首を横に振り、教えてはくれなかった。

お互い、話すことは一通り話してしまい、一呼吸おいていたとき、サキが口を開いた。

「ミスズ」

「んー?」

「私が生まれる前って、どんな世の中だったの?」

ミスズは一瞬、困ったような顔をしたが、すぐに平然とした顔に戻り、苦笑した。

「うーん、つまらないと思うけど? なにを知りたいの?」

「そうだなぁ……」

サキは少し考える仕草をし、なにが浮かんだのか、勢いよくミスズを見た。

「ミスズのことが知りたい!」

今度こそ、ミスズは困ったような顔をした。サキから目を反らし、そのまま川を見つめる。
サキは顔をのぞき込んで様子をうかがう。
ほんの数秒の沈黙を破ったのはミスズだった。

「十数年前の話しだよ。サキちゃんと出会う、少し前の話しね」

ミスズは笑顔だったが、どこか開き直ったような印象を受ける顔だった。
そんなことにサキは全く気付かず、ミスズが話し始めるのを、身を乗り出して待っている。

「私が"この姿"になってから、まだ日が浅かった頃のことなんだけど……」
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.21 )
日時: 2015/11/19 18:44 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

ミスズの過去編です!

持ち主に大切にされたが故に、この世に生を受けたミスズ。
普段は、優しく、頼れるお姉さん的な性格ですが、一人の妖怪として、彼女にもそれなりに苦労や葛藤がありました。

ミスズの繊細な心を、うまく描写できるか自信はありませんが、一人でも多くの方に伝わるよう、頑張ります。

やよいでした!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.22 )
日時: 2015/11/19 18:58 (spmode)
名前: 未禮◆bb11FQWV0MY

とっても面白いです!
続き楽しみにしています(´∀`)
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.23 )
日時: 2015/11/20 07:21 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

自分は何者なのか……

そのことだけをずっと考えていた。自分の正体も分からなければ、名前も、ましてや種族も分からない。自分で自分が気持ち悪かった。

宛もなくさまよい続ける日々。森を抜け、里を通り過ぎ、また森を抜ける。
自分がいた里からは、だいぶ遠くまできた。目が覚めたのは、知らない民家の中。寒かったので、自分の体に合う身ぐるみを拝借した。手には鈴を握りしめていた。
鈴と着物を盗み、その民家を後にした。その里にいては、盗みがバレてしまうと、里を出たが、どこに行けばいいのか。

私はだれ……?
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.24 )
日時: 2015/11/20 07:57 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

みらいさん

その言葉でかなり頑張れます!

よろしくどうぞお願いします!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.25 )
日時: 2015/11/20 18:32 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

ふらつく足取りで森を進む。
辺りはすっかり暗くなってしまい、何度か躓いて顔から転んでしまった。
さらには、夜行で気が立っている妖怪にも襲われた。奴らは、どうやら喰う目的ではなく、自分より小さい物が転げ逃げるのを見て楽しんでいるらしい。おかげで、こちらは擦り傷だらけだ。足首が焼けるように痛むが、急がねばほかの妖怪に見つかるので、自分をだましだまし歩いた。

森を抜けるまでは休めそうにないが、そろそろ顔がひきつってきて、木の棒を杖代わりにしなければ歩けなくなってきた。
呼吸も荒くなり、気配を消すことも出来なくなってくる。
すると、

「おい、まだいやがったぜ、あのガキ!」

声は後ろから聞こえてきた。その声に、聞き覚えがある。さんざん追いかけ回し、終いには投げ飛ばして楽しんでいた、夜行の妖怪だ。
今度は仲間もいるようだ。知らない声も混じっている。

歩みを早めて逃げるが、こちらは足に傷を負っている上に、あちらは複数で、今は夜だ。
簡単に捕まってしまい、蹴られ、殴られた。
もはや、立つどころか動くことも出来ない。朦朧とする意識の中、妖怪たちのやかましい笑い声が耳に響く。
死ぬ、という言葉が脳裏をよぎる。同時に、死にたくないという思いが強く芽生えた。
しかし、妖怪に腕を捕まれ、引きずられていく。
どこに連れて行かれるのか、そんなことを考える必要はなかった。妖怪たちの高笑いとともに、崖から落とされ、地に落ちる前に意識が途切れた。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.26 )
日時: 2015/11/20 20:11 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

体に激しい痛みを感じた。
あまりの痛みに、意識が完全に戻ったが、次の瞬間、大きなゴツい岩に背中を打ち付けられた。痛みを感じるよりも早く、太股に切られたような痛みが走った。
そこでようやく、自分が川に流されているのだと気付いた。流れは速く、そこが深い。そして、川からとびでたたくさんの岩と、沈んだ鋭い木の枝。
それしか分からない。なにせ、頭を思い切り岩にぶつけてしまったから。視界が眩み、周りがよく見えない中、ドドドドッ、という、鈍い音が聞こえた。
その正体を理解するよりも早く、体は滝に放り投げられた。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.27 )
日時: 2015/11/21 19:58 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

力を振り絞り、何とか岸にたどり着いた。
上陸するとともに、体のあちらこちらから痛みが襲ってくる。呼吸にあわせて肺が潰されるような感覚と、脳みそが鉛になってしまったかのように響く鈍痛。指の一本すら動かせない。動いていても、分からないだろう。全身ずぶ濡れのはずなのに、寒さを微塵も感じないからだ。
死にたくない……と頭で唱えるが、あっけないものだ。瞼が落ちた途端に、意識が途切れてしまった。


   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.28 )
日時: 2015/11/21 21:53 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

「目ぇ、覚めたかい」

最初に聞こえてきた音は、誰かの声だった。野太いしわがれた声。声のする方を、目だけで見る。あいにく、首は動かない。
視界に靄がかかっているので顔は見えないが、確かに人影が見え、その人はジッと顔を覗き込んでいる。

どうやら、自分は布団に寝かされているようだ。木の湿った匂いが鼻をつく。ここは小屋だろうか。

「嬢ちゃん、あんた、どっから来たんだ?」

おそらく老人、が言った。
分からない……そう答えようとするが、声が出ない。掠れたような息が口から漏れるだけだった。

「喋れねぇか?」

老人の言葉に、瞬きを一つする。はい、と答えたつもりだ。
老人はそれで分かったようで、うーむ、と唸り声をあげて言った。

「だったら、俺の質問に、はいかいいえで答えろ。はいは瞬き一つ、いいえは無視しろ、分からねぇ質問は……目、閉じろ」

瞬きを一つ返す。
老人は息を吸い込んだ。

「まず、お前さん、どっから来た?」

目を閉じた。

「目的があって、この森に来たのか?」

無視した。

「自分の名前、言えそうか?」

目を閉じた。

「名前が……分からねぇのか?」

瞬きを一つした。

「そうか……」

沈黙。体は動かないし、声も出ないので、意志を表現できない。老人も、なぜか沈黙を守っている。

しばらくして、老人は小屋を出て行ってしまった。
ほかには誰もいないのだろう、とても静かだ。

私はだれ……

朦朧とする意識の中、その言葉が鮮明に頭に浮かんだ。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.29 )
日時: 2015/11/21 22:13 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

やよいです!

最近、思うように文章が書けず、無駄に長ったらしい意味の分からないものしか書けていないような気がします。(この文自体崩れてますもんね)

私はかなり楽しんで書いているのですが、皆さんが楽しめているかどうか……

文章で「なんぞや?」と思うところがありましたら、気軽に質問してください。

お邪魔しました。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.30 )
日時: 2015/11/21 23:36 (home)
名前: 未禮◆bb11FQWV0MY

こんばんは(・∀・)ノ

やよいさんの文章はとても上手だと思います。
情景が浮かんでくるし、流れも分かりやすいです。
ミスズの心の中がよく描写されていて、物語に入っていくことが出来ます。

いつも、本のページをめくるような気持ちで、わくわくしながらこちらに来ています!
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.31 )
日時: 2015/11/22 23:39 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

老人が小屋を出て行ってから数分がたつ。

せめて上体を起こせないものか、と試みるが、上半身を少しでも動かそうものなら、心臓が破裂するかのような痛みが走る。肋骨も数本折れているようで、深く息を吸うと体に焼けるような感覚が走った。

いっそ、死んでしまった方が楽なのでは……?

嫌でもそう思ってしまう。
自分で自分が分からない。親や兄弟もいなければ、友達もいない。やりたいことも、やらなければならないこともない。ついには、起きあがることの出来ぬ状態に。

唯一出来ることといえば、自問自答だけ。

私はだれ?

……分からない。

どうやって生まれたの?

……分からない。

妖怪? それとも人間?

……わからない。

何で生きてるの?

……。

ねぇ、何で?

……ワカラナイ。

目からは大量に涙があふれた。
その意味すら、今の私にはワカラナイ。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.32 )
日時: 2015/11/22 23:45 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

みらいさん

コメントありがとうございます。

文章を整えつつ、更新ペースもあげられるように頑張ります!

これからも広い心でご愛読ください。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.33 )
日時: 2015/11/26 18:08 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

やよいです!

全く更新せず、申し訳ありません。期末テストの勉強でバタバタしてました。

冬休みに入ったら、一日に二回以上は更新したいと思っています。

お邪魔しました。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.34 )
日時: 2015/11/30 19:32 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

指の先まで感覚が戻ってき、自分が手に何かを握っていることに気が付いた。
指だけでその物の正体を探ってみる。少しデコボコとした、歪な球体。ザラザラとした感覚が指先から伝わってくる。
すると、

……リン

僅かに、透き通るような、小気味の良い音がした。鈴だ。私が目覚めたときからずっと握りしめていた。
しかし、こんなにも歪な形をしていただろうか? もっと艶のある、綺麗な球体だったはずだが。川に流されたり妖怪に襲われたりしたが、ずっと手に握っていたのだ、このような形になるはずがない。仮になったとして、普通割れるだろう。
不思議に思うが、そのことについて考えられるほど、私の頭は回復していないし、正直どうでもよかった。鈴の存在に、なぜか私は安心していたのだ。

老人が小屋に戻ってきた。木の枝や丸太を両脇に抱えた姿が、薄目で確認できる。
私は目を閉じ、鈴を握りしめた。ほのかに暖かいが、僅かに冷えた感じもする。変な感覚だ。
と、老人が口を開いた。

「お前、手に何を持ってる?」

私は閉じていた目を開き、老人の様子を伺う。老人は、まるで信じられないものを見たような、それとも、やはり、と納得したような顔をしている。

「見ても構わねぇか?」

私は瞬きを一つした。

老人は、ゆっくりと私の手から鈴を抜き取り、穴が空くほど観察したあと、私とを見比べた。
そして、鈴を持ったまま、小屋の隅へ移動し、何かを始める。
ほんの数分待つと、老人は私に鈴を差し出した。糸が輪っかに通されている。そのまま、老人は私の首にそれを掛けてくれた。

「お前、妖怪だな?」

老人が私の顔を覗き込む。

私は目を閉じた。

「ただの妖怪じゃない。物に魂が宿って生まれた妖怪だ」

私は目を細めて見せた。老人の言っていることがよく分からないのだ。

「平たく言えば、お前は、鈴妖怪だ」

妖怪……私は妖怪。私が妖怪?
私は眉に皺を寄せて見せた。にわかには信じられないことだ。自分の正体を知らない分際ではあるが。

「妖怪、なの?」

私の口から、自然とその言葉が漏れた。いきなり自分が妖怪だと言われ、しかもそれが、物に魂が宿った鈴妖怪だという。動揺と混乱はあるが、どこか嬉しい想いがあった。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.35 )
日時: 2015/12/06 12:28 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

考えてみれば、当然のことなのかもしれない。
森の木の実だけで腹を満たし、複数の妖怪に襲われ、滝から落ちて体に重傷以上の怪我を負ったにも関わらず、意識があるのだから。人間では確実に死んでいる。人間よりも幾分身体の丈夫な妖怪なら、動けなくなっても、死にはしない。いくつの森や人里を抜けてきたか覚えていないが、道中で気付くべきだった。そうすれば、少しは気が楽になっていただろうに。

しかし、老人はなぜ私が妖怪だと分かったのだろう。私のことを、鈴妖怪だと言ったときの声色は、自信に満ちていた。この人は妖怪に詳しいのだろうか。

いつの間にか、声が出るほどまでに回復していた。この回復の早さも、妖怪ならではなのだろう。

「私が妖怪だと……?」

聞くと、老人は頷いた。視界にかかった靄も、少しばかり晴れてきている。

「ただの妖怪じゃなくて、鈴妖怪?」

「お前の首にかけたその鈴。それがお前の心臓だ」

言いながら老人は鈴を指さす。

「それが壊れない限り、お前は死なないし、傷も癒える。普通の妖怪と同じように歳をとって天寿を全うできる、が、壊れたらその時点でお前はあの世いきだ」

最後、何かおっかないことを言われた気がするが、要するに、この鈴を壊さなければいいのだろう。人間とは違って、外に晒されている分、危険もあるが、今の私には、自分の正体を知れた安心しかなかった。

肩の力が抜けたのを感じ、途端に眠気に襲われた。私は呆気なく眠りに落ちいく。今までも、何度か睡眠はとってきたが、今は、本当の意味で眠れている気がした。
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.36 )
日時: 2015/12/06 14:09 (compute)
名前: 名無しの潰し

くっさ
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
   メンテ
Re: 暇なオタクが書きました ( No.37 )
日時: 2015/12/06 21:44 (spmode)
名前: やよい◆311wfHObG.k

申し訳ありませんが、このスレは捨てようと思います。

心残りではありますが、数少ないこの物語の読者に不快な思いはしてほしくないので。

新しいスレで物語の続きを書いていきます。ミスズの過去編を完結させなければいけないので!
   メンテ

Page: 1 |

この度、テーマを『生きること、そうでなければ、死ぬことについて』としまして、皆様の死生観や現実の生活における知恵など、自由な視点からの寄稿をお願い申し上げております。




カテゴリ こころの悩み
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