こころの悩み｜悩み相談掲示板 > 僕は魂の脱け殻です

僕は魂の脱け殻です 日時： 2017/08/11 15:26　( au-net) 名前： まなつ 高2の夏、僕は死にました。 家庭環境の悪化といじめが原因で自宅から飛び降り自殺をしました。 これで天国へ行ける！せっかく生まれてきたのに自分で自分を殺すのは情けないと思いましたが、それ以上に全ての苦しみから逃げられることに喜びを覚えました。 来世は何に生まれ変わるのか？ 期待しながら僕は目を開けました。 そこは病院でした。死んだはずなのに体を操れる。しゃべれもする。物にも触れる。生きていた時とほとんど変わらない。 僕は死んでも天国へ行けずこの世をさ迷ってしまったようです。 自宅に帰りましたが仏壇に僕の遺影がありませんでした。だから僕は自分で生前の一番自分らしい写真を選んで額縁に飾ろうとしました。 するとは母は不思議なことに僕を止めたのです。 「何してるの？死んでもいないのに遺影を飾るなんて縁起わるい」 僕は戸惑いました？え？僕はもう死んでるんだよ。 誰も僕が死んだことを理解していないようでした。 戸籍も残っているし、墓石にも僕の名前が刻まれてない。どうなってるんだ？ 他にも沢山驚くことがありました。 死んでもなぜかお腹がすくんです。怪我をすると痛いし、疲れもする。暑さ寒さも感じます。 でも唯一感じなくなったのは、悔しさ寂しさ怖さなどの感情です。 死んでしまった以上怖いものもないし、つまらないことに一喜一憂する必要もない。 そういう意味では精神的な自由を僕は得られたようです。 Tweet ▼

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Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.1 ) 日時： 2017/08/11 15:49　(au-net) 名前： まなつ 僕は久しぶりに学校へ行った。 死んでから初めての登校だ。 僕が死んでいると認識してる人は誰もいなかった。 ならきっと僕の学籍は残ったままで生前と同じように学校生活を送れるのかもしれない。 そう僕は思った。 ただ僕の狙いはそんな生ぬるい学校生活ではない。 僕は僕を殺したいじめっ子たちに立ち向かって見たかった。生前は顔を合わせれば恐怖で足がすくむほどこわかった彼ら。でももう怖くはない。 だってもう死んでいるのだから 暴力ふるわれれば痛いだろうが、それ以外は何も恐れるものはない。 僕は彼らを呼び止めた。 「んだよ、おい！」彼らの冷たい反応は変わらない。どうやら彼らも僕が死人であることには気づいてないようだ。 「ちょっと話したいことがある。」 僕はそれから彼らに生前は思っていても言えなかったことを全て語った。 「悪いな僕のなんかの話に付き合わせて。 いつも君たちには嫌われてたけど、俺本当は君たちとももう少し仲良くなりたいんだ。 俺は気が弱い奴だったから、自分より強そうってだけで怖いものをみるような目で見たり失礼なことも沢山したけどさ、俺だって好きで人を嫌いたいわけでも嫌われたいわけでもない。 だからさ、友達みたいになれないかな？」 すると彼らは大きな声でわらった 「お前面白いやつだな。そうかそうか悪かったな。」 そう言って彼らは去って行った。     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.2 ) 日時： 2017/08/11 16:06　(au-net) 名前： まなつ もうひとつ僕には楽しみなことがあった。 それは体育の授業。 生前は体育が嫌いで嫌いで仕方がなかった。 いつもヘマして罵られてばかりだった。 だからこそ、一度くらいはバッシングなんか気にせず、全力でスポーツをして見たかった。 今ならそれができる。 別に怪我をしようが失敗して何を言われようが死んでいる僕には関係ない。 その日の授業はバレーボールだった。 僕は自分と同じチームになったメンバーに 「今日だけでいいからセッターをやってみたい」と名乗り出た。 はぁ？お前が？という反応を一同は見せたが、 バレー部にも所属するメンバーが 「いいんじゃねえか、やってみろよ！」と言ってくれた。 そして試合開始 すると、開始して間もなく相手が強烈なスパイクを決めてきた。 「よしきた！体が砕けても止めてやる！」 僕はそのスパイクを体を張って受け止めた。 顔をかばった僕の肘に当たり、ボールは宙高く舞い上がった。 それをメンバーがトス、バレー部員のメンバーがスパイクを決め、見事得点に繋げた。 その後も僕は絶好調だった。地面すれすれのボールに飛び込んだり、思いきったプレーをいくつも見せつけるこどできた。     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.3 ) 日時： 2017/08/11 16:19　(au-net) 名前： まなつ 僕のプレーを見ていた先生は授業後にこういった 「お前まるで別人だったぞ。凄い気迫だったし、度胸があるんだなお前は。やればできるじゃないか。」 「そりゃ別人に思えるのは当然ですよ、実は僕、死んでるんで。今までの僕ではありません。僕は幽霊ですから怖いものなんてないんです。」 この時、校内の人に初めて僕の素性を話すことができた。 ただ体育の先生は真に受けてはいないようだった 「ははは、そうかそうか。理由はともあれ今日はよく頑張ったな。自信になったろう。」 と言い僕の背中を強く叩いた。 この時僕なんか中で二つの思いが交錯した。 生前に怖いものを恐れず積極的に色々なことに挑戦していたら人生ももっと楽しかったのではないか。 そして、人生は終わってしまったが今も生きているのとなんら変わらないのなら、これからこの世の中で生前とは違った楽しい幽霊人生を送れるかもしれない。 成仏する時がくるまで、人生の続きを新たな思いを胸に生きてみよう、と僕は思った。     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.4 ) 日時： 2017/08/11 19:29　(dion) 名前： まなつ 死ぬ前は引きこもりだった僕は外の世界をあまりしらない。 何かあれば部屋に引きこもってゲームをしたり動画やアニメをみたりして現実逃避していた。 なんてもったいないことをしていたのだろう。 こんな短い人生ならもっと広い世界を見ておけばよかった。 いや、今なら見れるじゃないか、広い世界が！ どこに行くのももう怖くはない。幽霊がどこをさ迷ったって自由だ。 僕は深夜の電車に乗り、夜の繁華街へと向かった。 駅員が繰返し終電のアナウンスをする。 終電なんてガラガラだろうと思っていたけど、現実はラッシュ時並みの満員電車だ。 この電車に乗ってる人達は一体こんな時間まで何をしてたのだろう。 スーツ姿の人はこんな時間まで仕事をしてるのだろうか？ 仲睦まじい若いカップルに、目付きの怖い酔っぱらい。 色々な人がこの世界にはいるみたいだ。 ようやく僕は電車を降りて繁華街に出た 午前1時を過ぎているというのに、人がチラホラいる。酒に酔っているのか妙にハイテンションだ。 しばらく夜の街を徘徊した後、僕は一人の高校生くらいの女の子と出会った。     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.5 ) 日時： 2017/08/12 00:02　(dion) 名前： まなつ 女の子はツインテールで派手なフリルスカートを美に纏った小柄な子だった。 可愛らしくて訳ありそうな女の子は僕のタイプなんだ。 僕は彼女に話しかけ色々な話を聞いた。 彼女は年齢を詐称してガールズバーで働いているようで、その勧誘担当だという。 「あの、未成年は…ダメなんです。ごめんなさい。」 とあっさりあしらわれたが 「僕は幽霊だから年齢とか関係ないんだよ。 生きてたらこんなとこに深夜に一人でこないよ。」 というと、「変な人」と呟いて薄ら笑いをした。 思いの外ドン引きしてはいないみたいだった。 考えてみれば生前は女の子に話しかけたことなんてほとんどなかった。 どうせ死んでしまうなら、可愛い彼女の一人くらい作りたかった。 生きてる時は気に入った子に振られるのが怖かったし、好きな女の子を眺めて満足していることに慣れていた。 でも今になって思う。もしダメ元でも告白していたらどうなっていたのか？ 結果は見えてただろうが、死んだ今だからこそ試してみたくなる。 振られたところでダメージはない。 そこで僕は突拍子もない行動に出る。 「あの、僕、あなたに一目惚れしました！ いきなりですけど、僕と…お付き合いしませんか？？」 今考えればなんて恥ずかしいことをしたんだと思う。思い出すことさえ恥ずかしい。 ただ、救いだったのは彼女は見た目に反して心は大人びていたこと。 彼女は少しだけ動揺していたようだが、すぐに落ち着いた表情を取り戻して答えた。 「まずは友達からでしょ。本当に変な人だね。」 「そっか、そうだよな。じゃあさ連絡先教えてよ！」 つい思ったことが全て口から出てしまう。 しかし彼女は怒りも焦りもせずに携帯をポケットから取りだし連絡先を教えてくれた。     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.6 ) 日時： 2017/08/12 00:21　(dion) 名前： まなつ それから様々なことがあった。 彼女とは3カ月後に付き合うことになった。 誰に話しても馬鹿にされ信じてもらえない「僕が死んでいる」という事実。 そんな話を彼女は興味津々で聞いてくれた。そんな彼女が僕は益々好きになったのだ。 なんだ、恋愛も人間関係もそんな難しいことじゃなかったんだ。 僕は初めてそのことに気づいた。 勇気が出せなくて、嫌なこと目を向けたくないことの全てから逃げてきた。 本当は勇気があればもっと人生が楽しくなると薄々気づいていたのに僕は行動に移せなかった。 そんな心残りがあったからこそ、僕は成仏できなかったのかもしれない。 僕の命日は2010年7月31日。 今でも僕は、家族に頭がおかしいと罵られながら命日になると毎年自分の遺影に向かって線香をあげる。 今年生きていれば24歳だ。 不思議なことに体も24歳の体になっている。 どうやら僕はこの体が力尽きるまで成仏できないみたいだ。 でも構わない。まだこの世でやりたいことが沢山ある。 やってみたい仕事がある。行ってみたい場所もある。飛び込んでみたい世界もある。 結婚もしてみたい、子供も欲しい。 でもこれらの夢は多分叶えられる気がする。 17年の短い人生で槍損ねた未練をすべて払拭してからあの世に行くとしよう。 【終】     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.7 ) 日時： 2017/08/12 08:15　(ocn) 名前： でぃんぐるのん 17歳に発症した厨二病を24歳まで引っ張った物語(フィクション)ってことですね。 もう少し自身の死を確信できる何かがあれば不思議ストーリーとして成立してたけど、ただの思い込み激しい不思議ちゃんストーリーになってるね。 それが目論見なら成功なんだろうけど。     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.8 ) 日時： 2017/08/12 11:27　(softbank221074161142.bbtec.net) 名前： 薬師如来 どうせ、20代の女の子は年上好きなんだろ     Re: 僕は魂の脱け殻です ( No.9 ) 日時： 2017/08/12 17:57　(spmode) 名前： 匿名 何だか読んでいて恥ずかしかった

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この度、テーマを『生きること、そうでなければ、死ぬことについて』としまして、皆様の死生観や現実の生活における知恵など、自由な視点からの寄稿をお願い申し上げております。 「死にたいあなたへ」

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