スレ乱発、御許しください ( No.1 ) |
- 日時: 2021/10/12 03:47 (m0sacloud)
- 名前: wagon
- 久々、昔話を手打ちしました。
良ければ…。
*イソップ童話 >ヘルメスとテイレシアス テイレシアスは目が見えない人でしたが、占いの名人として知られていました。 ヘルメスの神はテイレシアスが評判の通りに、占いが上手かどうか試してみようと思いました。 そこでテイレシアスの実家で飼っているウシを盗んでおいてから、人間に姿を変えて知らん顔をして町にあるテイレシアスの家を訪ねました。 ウシを盗まれた事を知ったテイレシアスは、ヘルメスと一緒に家を出て町外れに行きました。 ウシ泥棒がどこにいるか、占う為でした。 テイレシアスは、 「すみませんが、どんな鳥が見えるか、言って下さい」 と、ヘルメスに頼みました。 始めに見えたのは、左から右へ飛んで行く1羽のワシでした。 ヘルメスがそう教えますと、テイレシアスは、 「その鳥は、盗まれたウシとは関係がありません」 と、言いました。 次にヘルメスは、1羽のカラスが木の枝に止まっているのを見ました。 カラスは目を空の方に上げたり、うつむいて地面を見たりしていました。 ヘルメスがテイレシアスにこの事を教えると、テイレシアスは、 「ふーむ、なるほど。そのカラスは、わたしのウシが取り戻せるかどうかは、あなた次第だと、天と地に向かって誓っているのです」 このお話しは、泥棒をいましめる為のお話しです。 おしまい。
*世界の昔話 >最高の宝物 昔々あるところに、宝物を集めるのが大好きな男がいました。 男は世界中を旅してまわり、キラキラ光る宝石や、金でできた像や、美しい布などを集めていたのです。 ある日、旅の途中で日が暮れてしまったので、 男は近くにあった村の小さな家に泊めてもらうことになりました。 「何もありませんが、どうぞゆっくりしていって下さい」 その家に住んでいた青年は、粗末な皿に入れたスープを男に差し出しました。 男は愛想笑いをしながら、心の中で呟きました。 「本当に何もないところだな。家はボロボロだし、この皿だって、まるでガラクタじゃないか」 男はスープを飲みながら、自分が集めた数々の宝物のことを、青年に自慢し始めました。 青年は黙って聞いていましたが、やがてこんなことを言いました。 「この村にも、素敵な宝物がありますよ」 「何だって。本当かい?」 「ええ、本当です」 「ようし、それなら、その宝物とやらを見せてもらおうじゃないか」 「分かりました。では、明日の夕方まで待って下さい」 どうして明日の夕方まで待たなければならないのか、男は不思議に思いましたが、とにかく青年の言うとおりにすることにしました。 次の日の夕方、青年は男を村のはずれに連れていきました。 そこには家もほとんどなく、空が広々と感じられます。 青年は、遠くに見える山の方を指さしました。 「ほら、見て下さい」 青年の指さす方角を見た男は、思わず息を飲みました。 どこまでも広がる空は、赤色や橙色や黄色や様々な色で見事に染められ、紫色や桜色の雲がたなびいていました。 そしてその中に、黒々とした山の姿が浮かび上がって見えました。 男はしばらく、何か言うのも忘れて、その景色を見つめていました。 やがて男の目から、一筋の涙が流れ落ちました。 「どうでしたか。きれいだったでしょう」 家に戻る道すがら、青年はにっこり笑って男に話しかけました。 男は、何も言わずにうなずきました。 夕焼けが、あんなにいろいろな色をしていたなんて。 桜色の雲が、あるなんて。 山があんなに、厳かな姿を見せるなんて…。 「素敵な宝物でしょう?」 青年は、再び男に話しかけました。 男は、青年の方を向き、こう答えました。 「ああ。最高の宝物だよ」 おしまい。
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わざわざ、此のスレにアクセスして有難う! ( No.2 ) |
- 日時: 2021/10/12 10:20 (m0sacloud)
- 名前: wagon ◆td.8hEPz4iE
- 一ヶ月もアクセスしてない為に、うーん私のコード忘れました。
嬉しい事は、短い?けれど昔の此のスレで出会った大事な方…。 余り此のサイトに甘える事無く、と感じました。 昔の此のサイトは、本当に検索しますと一番に出たものです。 昔のスレに書いてますが、管理人様は不在でいきませんか? 私が出会ったこのようなサイトは最高でした。 今は、雑談と総合?みたいしか扱えません。 それでも、良ければサイトにアクセスしたら良いし、気に入らなければアクセスしなければ良い事です。 私が此のサイトにかじりついてるのは自分の気持ちや昔話を書き込めるし、昔の仲間が、アクセスしてくれるからです。 今は、一人舞台ですが、皆さんに申し訳ないですが、ガラケイで又、乱発と、なりました。 ガラケイが扱えなくなりましたらサイトから本当にすみません。…日にち開けます。よろしく願います。wagonつまらないですがm(__)m
*日本の昔話 >酒つぼのヘビ ★大阪府の民話 むかしむかし、比叡山(ひえいざん)できびしい修行していた坊さんがいまし た。 けれど、いくら修行を続けても大して偉くはなれない事がわかると、生まれ故 郷の摂津の国(せっつのくに→大阪府)に帰ってきました。 そして坊さんはお嫁さんをもらって、幸せに暮らしていました。 この村では、毎年正月の修正会(しゅしょうえ→寺院で、正月元日から3日間あるいは7日間、国家の繁栄を祈る法会)には、必ずこの坊さんをたのんでおがんでもらうことにしていました。 さて、ある年の修正会の時、この坊さんは仏さまにお供えしたもちをたくさんもらいました。 しかし坊さんとお嫁さんはとてもけちだったので、そのもちを誰にもわけてあげようとはしません。 自分の子どもたちにさえ、食べさせないのです。 二人は少しずつもちを食べていましたが、そのうちにもちは固くなってしまいました。 このままでは、もちは食べられなくなってしまいます。 そこでお嫁さんは、こんな事を考えつきました。 (そうだわ。この固くなったもちで、お酒をつくろう。きっと、おいしいお酒が出来るにちがいないわ) そこでさっそく、坊さんに話すと、 「それは、なかなかの名案じゃ」 と、大賛成です。 二人はたくさんのもちを酒つぼに入れて、酒をつくることにしました。 やがて、月日がたちました。 「もうきっと、おいしいお酒が出来ているでしょう」 ある晩、お嫁さんはこっそりと酒つぼのふたを開けてみました。 すると何かが、中で動いているように見えました。 「何かしら?」 暗くてよく見えないので、お嫁さんは明かりをともしてつぼの中をてらしてみました。 「あっ!」 お嫁さんの顔は、とたんにまっ青になりました。 つぼの中ではたくさんのヘビがかま首をあげながら、もつれあっているではありませんか。 お嫁さんはつぼのふたをすると、逃げるように坊さんのところにかけていきました。 「あなた、大変です。もちの酒つぼに、ヘビが」 でも坊さんは、信じようとはしません。 「何を馬鹿な。そんな事が、あるものか」 「でも、本当に見たのです」 「わかったわかった。なら、わしが見てきてやろう」 坊さんはお嫁さんから明かりを受け取ると、酒つぼのところへいきました。 そしてふたを取ると、つぼの中をのぞきこみました。 「わっ!」 坊さんもびっくりして、お嫁さんのところにかえってきました。 「これはいかん。こうなれば、どこか遠くへつぼごと捨ててしまおう」 二人は酒つぼをかつぎ上げると、広い原っぱのまん中に捨ててしまいました。 その、あくる日の夕方の事です。 広い原っぱの一本道を、三人の男が通りかかりました。 「おい、あれは何だろう?」 酒つぼを見つけた一人の男が、原っぱのまん中を指さして言いました。 「さあ、何だろうな。行ってみよう」 三人は恐る恐る、酒つぼに近づきました。 そして一人の男が、つぼのふたをとって中をのぞきこみました。 「おい、酒だ、酒だ!」 「なに、本当か?」 他の二人も先を争うようにして、つぼをのぞきこみました。 「確かに酒だ。しかし一体、どうしたことじゃ?」 三人は思わず、顔を見合わせました。 すると一番はじめに酒つぼをのぞいた男が、ニヤリと笑って言いました。 「この酒を飲もうと思うが、どうだね?」 二人の男は、恐ろしそうに言いました。 「野原のまん中に、こんな酒つぼが捨ててあるというのは、どうもおかしい。なにかきっと、わけがあるにちがいない。危ないから、飲むのはよせ」 しかしこの男は大の酒好きだったので、 「なあに、酒が飲めるのなら、死んでもかまうものか」 と、腰につけた湯のみで酒をすくって、一気に飲み干しました。 「うん、うまい! これは、けっこうな酒だ」 そう言うと、もう一杯飲みました。 それを見ていた二人も酒好きですから、もう飲みたくてたまりません。 「仕方ない。わしらも、付き合ってやるか」 三人は次から次へと、酒を飲み始めました。 「おう、確かに良い酒だ」 「本当にな。酒屋に行っても、これほどの酒はないぞ」 「おい、こうなったら、何も急いで飲むことはない。家に持って帰って、ゆっくりと飲みなおそうではないか」 そう言って三人は、その大きな酒つぼをかついで家に帰りました。 さて、それから間もなく、 「三人の男が、野原に捨てた酒つぼを見つけたそうだ。そして毎日のように飲んだが、とても良い酒だったそうだ」 と、いう話しが、村中に伝わりました。 それを聞いた坊さんとお嫁さんは、 (あれはやっぱり、ヘビではなかったのだ。人にもやらず自分たちの物にしてしまったので、仏さまのばつをうけて、わたしたちの目にだけヘビに見えたのだ) と、反省して、それからはもらい物があると必ず人に分けてやるようになったのです。 おしまい!
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猫が居ない(/。\) ( No.3 ) |
- 日時: 2021/10/13 09:58 (m0sacloud)
- 名前: wagon ◆td.8hEPz4iE
- やはり、何匹か私が好きな猫達が捕まり市によって悲しい事だが処分を又…((T_T))
今までと違い[野良猫に餌付けをしないでください!]と凄い数のプラステックの白い板に文字が綺麗に書かれて公園や団地の金網に抜けない様に釘で打ち込み貼っている。 餌付けをした人の数は判らないが、結局は動物達の一つしかない命を取り上げた。 団地内では、昔は、文鳥やインコを買って良かったが、いつの間にか、小動物さえ飼えなくなってしまった。 犬や猫は集団団地にとっては、もってのほか。 犬の臭いや猫の毛、まして柱を爪研ぎにする。 家も脆くなるし、アレルギー体質の方には大変。 猫は余り啼かないが、犬は吠える。 でも、我が棟もチワワを飼っている人や猫を飼っている人を私は知ってる。 未だにエレベータ横に[犬や猫、小動物を飼わない!守られない方には見つけ次第、退去し住みかを探して貰う事になる]と強く書かれている。 亡き姉も猫が好きだった(T_T) その影響を受けて犬好きから猫好きになった。 猫が好きならば団地でなく、近くに離れた公園があるから、悪い事だが、そこで餌か何かを与えて欲しかった…。 散歩してきたが、猫が数匹しかいなかった。 市は、とことん迄、猫を駆除する段階に入ったのを感じた *日本民話 >娘の寿命 鹿児島県に伝わる弘法大師話 むかしむかし、旅の途中の弘法大師が、川で洗濯をしている美しい娘に出会 いました。 娘は大師ににっこり微笑むと、 「お坊さま、こんにちは」 と、頭を下げました。 「はい、こんにちは」 大師も頭を下げると、ふと小さな声 で、 「可愛らしい娘さんじゃが、おしい事に、寿命はあと三年か」 と、一人言を言ったのです。 「えっ?」 それを聞いた娘は、びっくりです。 娘はあわてて家へ帰ると、お父さんとお母さんにその事を話しました。 するとお父さんとお母さんは、青い顔で娘に言いました。 「それは大変! 早くそのお坊さんを追いかけていって、『どうか寿命を、もっとのばして下さい』と、お頼みしてくるんだ!」 そこで娘は、大師の後を追いかけてお願いしました。 「もしもし、お坊さま! どうか、わたしの命をもう少しのばしてくださいませ!」 すると大師は、困った顔で言いました。 「うーむ、わたしもそうしてやりたいのだが、残念ながら今のわたしの力では、人の寿命を知る事は出来ても、それをのばす事は出来んのだ」 これを聞いた娘は、悲しくなってポロポロと涙を流しました。 「では、わたしはあと三年しか・・・」 その涙に心を打たれた大師は、娘に言いました。 「娘さん。うまくいくかどうかは分からんが、運命を変えられるかもしれん方法が一つある」 「本当ですか!」 「うむ、良く聞きなさい。 ここから北へ十里(じゅうり→四十キロ)ほど行くと山が三つあり、その中の一番大きな山のふもとに大きな松が三本立っている。 その三本の松の下で、三人の老人が碁(ご)をうっているはずだ。 その老人たちに、お酒をすすめなさい。 老人たちは碁に夢中だが、何度も何度もお酒をすすめるうちに、やがてあんたに気がつくだろう。 老人たちがあんたに気づいたら、命の事を頼んでみなさい。 その老人は人の寿命が書かれた帳面を持っているから、うまくいけば、あんたの寿命を書きかえてくれるかもしれん」 これを聞いて、娘は大喜びです。 娘はさっそくお酒の用意をすると、北の山をめざして出発しました。 やがて娘が三本の松の木にたどり着くと、松の木の下には大師の言っていた通り三人の老人たちが座っていて、そのうちの二人は碁をうち、一人は帳面をつけていました。 しかし三人とも、眠っているようにじっとして動きません。 しかも老人が側に置いている木のつえから芽が出て、それに葉と花が咲き、実さえなっているのですから、もう何年もこのままなのでしょう。 「どうしよう。下手に起こして、ご機嫌をそこねられても困るし。でもとりあえず、お酒を」 娘は大師に教えられたように、老人たちの近くに三つのおぜんを置いて、それぞれのさかずきにお酒をつぎました。 そして木のかげから、三人の様子を見ていました。 でも老人たちは、なかなか目を覚ましません。 どうしたらいいかと考えているうち、娘もねむくなってきました。 「仕方がないわ。ちょっとねむって、この人たちの目が覚めるのを待ちましょう」 娘は松の木によりかかって、そのままねむってしまいました。 そして娘も老人も、それから何十年も何百年もねむり続けました。 もしかすると、今でもねむっているかもしれません。 おしまい
*小話 >うらやましい 今日はおめでたい、元日です。 あるお店の旦那(だんな)が、神だなにポンポンとかしわ手をうって、えびすさまと大黒さまに年明けのあいさつをしま した。 「わたしは、今年で七十五才。 ばあさまが七十二才です。 ともに丈夫で、病気一つありません。 せがれたちも商売に熱心で、店をます ます大きくしてくれます。 孫たちもすくすく育って、もう十人目です。 去年はあきないが全てうまくいって、千両(→七千万円ほど)ほどたくわえが増えました。 貸家も、倍に増やす事が出来ました。 それもこれもみんな、あなた方のおかげです。 今年も、どうぞよろしくお願いいたします」 これを聞いた、えびすさまと大黒さまは、思わず顔を見合わせると、 「なんと、うらやましい。わしらも、あやかりたい、あやかりたい」 と、旦那に、手を合わせました。 ♪ちゃんちゃん (おしまい)
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今日の夜の雨から初冬並の気温らしい。 ( No.4 ) |
- 日時: 2021/10/16 03:16 (m0sacloud)
- 名前: wagon ◆td.8hEPz4iE
- 姉が逝き、一ヶ月が過ぎた。
未だに両親の仏壇に手を合わせて挨拶(お題目)すると泪が出てくる。 姉の姿や声が頭にこだまする。 会いたい。 会えなくなると無性に会いたい。 来週の日曜には、四十九日が過ぎるから納骨。 姉含めて、男兄弟とことん亡き両親の墓参りに行っていた。 まさか、一年後に、その姉が、お骨になり墓に入るとは思わなかった。 緊急事態宣言が解かれ、普通ならば日帰り旅行にも気兼ねなく行ける様になった。 後、一ヶ月早く宣言明けていたら…と思うと…。
昨日、脳梗塞から来る眼科の通院日だった。 先生から、何処か不安が有るかと聞かれる。 少し、ほやけると言う。 眼底検査で眼圧が高い! 緑内障の毛あるかも知れない。 更に、精密検査と今まで受けたか?忘れたが目の更に精密写真検査を受ける。 先生から何か話があるかと診察室前で呼ばれるのを待っていたが、看護師から次回の診察日の知らせの紙を貰う為に呼ばれた。 「異常はなかったみたいでしょう」と…。 眼底検査の為の目薬のせいで眩しく歩くにも苦労しながら、ゆっくりと歩き病院を後にする。 [馬鹿な弟が心配になり、弟思いの姉が、きっとまだ私を助けてくれてるのか?]と思う。 随一の相談相手の姉が亡くなってしまった以上は絶対に入院したり手術は回避せねばならない。 姉が生きていたからこそ、男兄弟の中を取り次ぎ、上手くいっていたと思う。。 姉という防波堤がなくなった以上は、更に個人こじんで色々な悩みの波を受けないとならない…。
*百物語 >大工と大入道 むかしむかし、腕の良い大工(だいく)が一日の仕事を終えて、道具箱を肩にかついで夕暮れの山道を帰って行きまし た。 「すっかり、遅くなってしまった」 辺りはもう、だいぶ暗くなっていま す。 大工が急いで歩いていると、急に生暖かい風が吹いてきました。 そして大工を通せんぼする様に、赤い服を着た大入道(おおにゅうどう)が、ヌーーーッと現れたのです。 「で、でたあーー!」 大工は逃げ出そうと思いましたが、すぐに足を止めて大入道の方を向きました。 「待て待て、人に話す時、どのくらい大きな大入道だったか言える様に、寸法をはかっておかなければ」 さすがは大工、大きな物を見ると寸法をはかりたくなるようで、大工はさっそく道具箱から寸法をはかるさしがねを取り出しました。 そしてさしがねを持って近づく大工に、大入道の方が驚いて後ずさりをしました。 「こら、動くな大入道。すぐにはかってやるから、じっとしていろ」 すると大入道は、 「おれは、はかられたくねえ!」 と、言って、煙の様に消えてしまいました。 おしまい。
*小話 >のんべえ親子 あるところに、大変のんべえの親子がいました。 父親も息子も、酒に酔わない日はあり ません。 ある日の事、外で大酒を飲んだ父親が 帰ってくると、息子が家で酒を飲んでいました。 「おいっ、息子! 今帰ったぞ」 父親が言うと、息子は酒の入った茶わんを持ったまま出てきました。 「はてさて、今日はどこを、ふらついておりましたか?」 「どこへ行こうと、お前の知った事か。それよりお前、昼間から酒を飲みおって。おまけに頭が、二つもあるじゃないか。そんなやつには、この家はつがせないぞ!」 酔っぱらった父親が言うと、同じく酔っぱらった息子が言い返しました。 「ええい、うるさい親父め! こっちこそ、こんなぐるぐる回る家なんぞ、ほしくはないわ」 ♪ちゃんちゃん (おしまい)
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家の気温は20.6℃寒いわ ( No.5 ) |
- 日時: 2021/10/21 10:29 (m0sacloud)
- 名前: wagon ◆td.8hEPz4iE
- 流石に、一昨日、毛布一つでは寒く布団を出そうと昨日、押入れから取り出すと洗濯した筈なのに布団掛けカバーが…。
此は脳梗塞して姉が私にくれたもの。 アパートが被災して全ての私の財産は無くなった。 此の家に転げ込んで来た時は、布団なんか無いから炬燵で何年間か寝ていたし、そして母の介護とは言えない迄も真似事をしていた。 何年前か忘れたが、姉が布団を恵んでくれて久々、寝たら、そりゃ楽で温かで…。 ダニなんか居たら嫌だし、とんでも無いので冬が終わると、コインランドリー迄、布団を抱えて歩き洗濯を。 もう、足もない私だし脳の病気を発症して車を乗らないから紐で布団を丸めて歩く私を他人様の目は怖かったが 慣れればなんともないもんです。 布団カバー何回も洗濯したからか、少し擦れていたし黄ばんでた。 いつも行くホームセンターに電話し布団の掛けカバーはあるか?と聞くと「種類は少ししかないがあります」と。 近くに歩いていける処に布団屋はあるが、定価だしホームセンターで買うと高いかも知れないが、ポイントカードに点数貯めたいから、昨日行く。 一番安い掛けカバーを購入し、家に帰り新しいカバーに布団を入れようとするが右手が上手く動かず、しっくはっくし、一時間掛かる。 情けない。 昨日は、布団一枚で寝たが、カバーが新しいと歯触りは良かったが、急に寒い季節になり、今日から毛布を追加して寝ましょう。 遅いが、たった今、衣替えの準備をしていた。 厚手のジャンバーと今は言わないが、昼前に兄に頼まれた買い物に着て行きますか。 全く先週と違い、夏から冬の季節。 今年は、秋が来なかった?感じ。
*日本の昔話 >おキツネのお産 ★山口県の民話★ むかしむかし、あるところに、とても腕のいいお産婆(さんば)さんがいまし た。 お産婆さんとは、赤ちゃんを産むお手 伝いをしてくれる人の事です。 このお産婆さんに来てもらうと、どんなにひどい難産でも楽に赤ちゃんを産む事が出来ると評判でした。 ある夜の事、お産婆さんが寝ていると、ドンドンドンと誰かが戸をたたきました。 「はて、急なお産かな?」 お産婆さんが急いで戸を開けると、このあたりでは見た事のない男の人が、青い顔で肩で息をしながら立っています。 「お産婆さん、早く来てください! 嫁が今、苦しんでいます! 初めてのお産なもんで、どうすればいいかわかりません!」 「はいはい、落ち着いて。それで、お宅はどちらかね?」 「わたしが案内しますので、急いでください!」 お産婆さんは大急ぎで着替えて、お産に必要な物を持って外へ出ました。 「おや?」 外へ出たお産婆さんは、首をかしげました。 外はまっ暗なのに男の人のまわりだけは、ちょうちんで照らしたように明るいのです。 「早く! 早く、お願いします!」 不思議に思うお産婆さんの手を、男の人がぐいと引っぱって走り出しました。 さて、男の人と一緒に、どのくらい走ったでしょう。 気がつくとお産婆さんは、見た事もないご殿の中にいました。 そこでは数えきれないほどたくさんの女中さんがお産婆さんを出迎えて、 「どうか奥さまを、よろしくお願いします」 と、頭をさげます。 長い廊下を女中頭(じょちゅうがしら)に案内されると、金色のふすまが見えました。 「奥さまが、お待ちでございます」 女中頭に言われて部屋に入ると大きなお腹をかかえた美しい女の人が、ふとんの上で苦しそうに転げ回っています。 「はいはい、落ち着いて。わたしが来たから、もう大丈夫」 お産婆さんはやさしく言うと女中頭にお湯や布をたくさん用意させて、さっそくお産にとりかかりました。 「さあ、楽にして、りきまずに、力を抜いて、そうそう、がんばって」 すると、まもなく、 「フギァアーー!」 と、元気な男の赤ちゃんが生まれました。 「ふう、やれやれ」 お産婆さんが汗をぬぐうと、さっきの男の人が目に涙を浮かべてお産婆さんにお礼を言いました。 「本当に、ありがとうございました。無事に息子が生まれ、こんなにうれしい事はありません。どうぞ、あちらの部屋でゆっくりお休みください」 お産婆さんは長い廊下を連れていかれて、今度は銀色のふすまの部屋に案内されました。 「おや、まあ」 そこには黒塗りの見事なおぜんがあり、お産婆さんのために用意されたごちそうがならんでいます。 「ああ、ありがたいねえ」 お産婆さんは用意されたごちそうをパクパクと食べると、うとうと眠ってしまいました。 それから、どのくらい時間がたったでしょう。 コケコッコー! 一番どりの鳴き声で、お産婆さんははっと目を覚ましました。 「ここは?」 立派なご殿にいたはずなのに、お産婆さんが目を覚ましたのは古い小さな小屋の中でした。 「不思議な事もあるもんだねえ」 お産婆さんは村に帰ると、村の人たちにゆうべの事を話しました。 すると村人たちは口々に、 「それはきっと、お産婆さんの評判を聞いて、キツネが頼みに来たにちげえねえ」 と、言ったそうです。 おしまい。
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日が久しぶり照ってるが、寒いわ ( No.6 ) |
- 日時: 2021/10/25 13:12 (m0sacloud)
- 名前: wagon ◆td.8hEPz4iE
- 色々と外に出掛けるが、緊急事態が、解除なり、やはり気が緩んでる証拠にマスクをしないでいる人が、やはりいる。
赤ちゃん以外は、大抵マスクを徹底してるが、そんな一部の人を見ると、言ってはならないがなんだか…感染しないでと思ってしまう。 幾ら、マスクしなさいと此の国のとても偉い方が言わなくても、他国と違い、感染予防の為に手洗い、消毒、検温、そしてマスクと真面目にしてる国民性は誇りたい。 いつも此のスレにアクセスしてる人に感謝。 なかなか更新しないですが、私が此のスレを書き込むと自分自身が…又、アクセス出来なく、新しいスレを作らないとなり、雑談の皆さんに、又御迷惑を掛けてはと思っていますので。
*日本民話 >金のもち ☆京都府の民話☆ むかしむかし、京の都に、貧乏ですが心のやさしい若者が住んでいました。 若者はとても信心深い人でしたので、毎月十八日には、必ず観音さまにお参りをしますし、また、時間があればあちらこちらのお寺にも、お参りをしていました。 さて、ある年の九月十八日。 若者は、いつものように観音さまにお参りをし、そして、お寺からお寺へとまわっている間に、都の東の山階(やましな)あたりまで来てしまいました。 このあたりには、人家はあまりありません。 人里離れた山道を歩いていると、五十歳ぐらいの男の人と出会いました。 ふと見るとその男の人は、つえの先に何かを引っかけています。 (なんだろう?) 若者が見てみると、それは一尺(いっしゃく→30センチ)ほどの、まだらのヘビだったのです。 そのヘビがつえの先で、ピクピクと動いているのでした。 若者は思わず足をとめて、その男に声をかけました。 「もしもし、あなたはそのヘビを、どうするつもりですか?」 「ああ、これにはちょっとした使い道がありましてな」 「そのヘビを殺すのですか? 生き物を殺すのは、良くない事ですよ。それに今日は十八日、観音さまの日です」 ヘビを持った男は、じろりと若者の顔を見ると、ニヤリと笑いました。 「なるほど、今日は観音さまの日ですか。しかし観音さまも、ヘビより先に、まずは人間を助けるでしょうね」 「えっ? それはどういうことで?」 「わしは長年、にょい(→説法のときにお坊さんの持つ、まごの手の変形したもの)を作っておるが、そのにょいにする牛の角を曲げるには、このような小ヘビの油がなくてはならんのです。わしはそのにょいをお金に代えて、暮らしているのです」 「よく、わかりました。わたしも、ただでゆずってくれとは申しません。どうでしょう、わたしの着ている着物とヘビを、取り替えてはくれませんか?」 「うむ。まあ、取り替えてもよいでしょう」 そこで若者は着物を脱いで、男に手渡しました。 そして男からヘビを受け取った若者は、男に尋ねました。 「ところでこのヘビは、どこで捕ったのですか?」 「この少し先に、小さい池がある。そのそばで捕まえたのじゃ」 男はそう答えると、どこかへ行ってしまいました。 若者はヘビを持って、教えられた池までやってきました。 そして水草のしげっているところを見つけると、ヘビをそっと逃がしてやりました。 「もう、捕まるんじゃないよ」 ヘビが水草のかげに隠れてしまうと、若者は安心して、またお寺のある方に向かって歩き出しました。 それから、しばらく歩いた頃、若者は道ばたに立っている、一人の少女に出会いました。 年は十二、三歳で、きれいな着物を着た、とても美しい少女です。 (こんな田舎で、こんな美しい少女に出会うとは) 若者はそう思いながら、だまって通り過ぎようとしました。 すると少女は、意を決したように若者を呼び止めました。 「あの、もし、もし」 若者が振り返ると、少女は深く頭を下げて言いました。 「お呼び止めして、すみません。わたしは、あなたさまのおなさけ深い心がうれしくて、そのお礼を申しあげようと思い、ここで待っておりました」 「お礼? お礼とは、何の事でしょう?」 「はい、命を助けていただいたお礼です。わたしは家に帰ると、助けられた事をさっそく父と母に話しました。すると父と母は、ぜひお礼を言いたいから、すぐお連れするようにと申しました。それで、お迎えに来たのです」 (するとこの少女は、さっきの小さなヘビなのか?) 若者は、少し怖くなりました。 「それでは、あなたのご両親というのは、どこにいらっしゃるのですか?」 「はい、すぐそこです。さあ、ご案内いたします」 少女はそう言うと、池の方へ歩き出しました。 若者は仕方なく、少女について行きました。 池のそばまで来ると、少女は立ちどまって若者を振り返り、 「ここで、ちょっとお待ち下さい。すぐに戻ってまいりますから」 と、言ったかと思うと、少女の姿が急に消えてしまいました。 (どうしよう? このまま、逃げてしまおうか?) 若者がそう思っていると、いつの間にか少女が現れました。 「さあ、わたしの家にご案内いたします。大丈夫です。決して、恐ろしくはありません。もちろん、あなたさまにご迷惑もおかけしません。どうかしばらくの間、目をつぶっていて下さいませ」 若者は、言われた通りに目をつぶりました。 するとすぐに、少女が声をかけました。 「どうぞ、目を開けてください」 若者が目を開けると、二人はいつの間にか、とても立派な門の前に立っていました。 「わたしについて、中へお入り下さい」 少女と一緒に門をくぐると、中には立派な家が、いくつも建ち並んでいます。 その間を通って奥に入っていくと、正殿(せいでん)と思われるところに来ました。 それはまた一段と美しく、柱も床も壁も、いろいろの宝石で飾られています。 やがて奥から、一人の老人が現れました。 年は六十歳ぐらいで、長い白ひげを生やし、美しい着物を着た立派な人です。 「さあ、もっと奥の方にお通りください」 老人は若者を、上座(かみざ)へと通しました。 「このたびは、何とお礼を申しあげてよいやら。あなたさまのおかげで、娘が命拾いをいたしました。申し遅れましたが、わたしは、ここの主人の竜王でございます」 老人はていねいに、頭を下げて言いました。 「今日のお礼のしるしに、にょいの玉を差し上げたいと思いました。この玉を持っていれば、願いが何でもかなえられるのです。しかし日本の人は心が悪いから、お持ち帰りになっても、願いがかなえられるかどうか。それでその代わりの物をさしあげましょう。これ、そこにある箱を持ってきなさい」 老人の声に、召使いがきれいなもようのついた箱を持ってきました。 ふたをとってみると、中には金のもちが入っていました。 大きさは、三寸(さんすん→約9センチ)ぐらいです。 老人はそのもちを取り出すと、手で半分に割り、残りの半分をもとのように箱におさめました。 そして、 「これは、一度に使ってはいけません。必要な時に必要なだけを切ってお使いになれば、一生、お金に困るような事はないでしょう」 と、言って、その箱を差し出しました。 「ありがとうございます。きっと、大切にいたします」 若者が礼を言うと、少女が言いました。 「元の場所へお送りいたしますから、しばらく目をつぶっていてください」 そして目をつぶったかと思うと、もう、元の池のそばに帰っていました。 「わたしは、ここで失礼いたします。今日の事は、いつまでも忘れません。本当にありがとうございました」 そう言ったかと思うと、少女の姿は消えていました。 さて、若者が家に帰ってくると、家の人はもちろん、近所の人たちもびっくりして口々に尋ねてきました。 「今まで、どこでどうしていたんだ?」 「お寺にお参りすると言って家を出たまま、何年も帰って来ないので、死んでしまったかと思っていたよ」 これには、若者の方がびっくりです。 竜王のところにいたのは、ほんの短い時間でしたが、それが家を出てから、もう何年もたっていたのです。 (まるで、浦島太郎だ) 若者は、だれにも竜王のご殿に行った事は話しませんでした。 そして、お金のいる時には金のもちを切って、必要な物を買いました。 不思議な事にこのもちは、いくら切っても、次の日には元の大きさに戻っていました。 こうして貧乏な若者は、すっかり大金持ちになり、一生を裕福に暮らす事が出来ました。 やがて月日がたち、若者も老人になってしまいました。 そして死んでしまった時、金のもちは、ふっと消えてしまったそうです。 おしまい。
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大事にしてたのに‥ ( No.7 ) |
- 日時: 2021/11/02 07:12 (m0sacloud)
- 名前: wagon ◆td.8hEPz4iE
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