いっしょに生きよう - 死にたいあなたへ 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板
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こころの悩み|悩み相談掲示板 > 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2

小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2

日時: 2013/03/01 23:25 ( mesh)
名前: かなえ

おおっ!何と、私のスレもパート2へ!?
嬉しいですね〜^ - ^
今までコメントしてくださった皆さん、
これからもよろしくお願いします(≧∇≦)

*始めてここにいらっしゃった方、
スレの題名は、「止まらないいじめ」
ですが、今は「先輩と私」という小説を書いています
お手数ですが、過去スレの方で、
最初からお読みください。
なお、過去スレには「止まらないいじめ」もあります☆
(検索願います)*

イエローページ

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Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.1 )
日時: 2013/03/01 23:31 (mesh)
名前: かなえ

[少しの進歩]
翌日、私は学校にいた。
まあこう見えても学生ってものだから当たり前なのである。
だが、今日はいつもとは違う。
一人一人の教師に話を聞こうと、私は授業が終わっても、放課後まで残っていたのだ。
(さて、教師はとりあえず、音楽の野畑(のばた)先生と、2年B組の岡崎(おかざき)先生と、書道の新坂(しんざか)先生に話を聞こうっと)
そして午後5時。
私は捜査を始めた。
他人から見れば、警察の真似事だと笑われるだろうが、私にだってそれくらいの覚悟はある。
私は始めに職員室に向かった。
コンコン…
「失礼します。2年A組の松田 乃絵流です。岡崎先生と話がしたいのですが、いらっしゃいませんか?」
「なんですか?」
現れたのは、40代のベテラン(?)男鬼教師、岡崎先生。とにかく特徴は、
・細かいことにうるさい
・よくしゃべる
・怒ると顔が真っ赤になる
のサンセット。
だからB組はいつも怒られて、みんなに毎回惨めだなあ〜と囁かれていた。
岡崎先生の厳しい指導が役に立つのは、多分みんなが社会人になった頃です…
「あ、あのっ!私、欄間くんのクラスメイトの松田と言います!事件解決にむけて、いろいろ情報が、欲しいと思って…だ、だから、何でもいいので、話を聞かせてください!よろしくお願いします!」
「そうか。だが、お前の質問に答える義理は、俺にはない。他を当たれ。」
「え…でも…」
「問答無用!早くいけ!」
(ひ、ひえっ!わかったよ!)
こうして私は職員室を飛び出した。
(はあ〜結局いい情報はなく…
やっぱ岡崎先生に聞くのは無理か〜
さてと、次は音楽室でも行こうかな…)
音楽の野畑先生はすごく美人で、優しい、岡崎先生とは真逆の、生徒の人気者の先生。でも、先生の趣味はミステリー小説を読むこと。いや、読みあさると言うべきか。とにかく先生はミステリーが3度の飯より大好物で、先生を見かけたら、およそその90パーセントがミステリー小説を読んでいる姿がみれる。
「野畑先生!私、野畑先生と話したいことがあるんです!聞いてもらえますか?」
「ええ、いいですよ。何でも聞いてくださいね」
そう言って野畑先生は、私に優しい笑顔を見せた。
「あぁ〜!野畑先生〜!先生は本当に優しいです〜(≧∇≦)
で、私が聞きたいのは、欄間くんのことなんです!」
「え?欄間くんというと、事件の被害者の?」
「はい!事件のことで、知っていることはありませんか?」
「事件のことねぇ…さぁ…先生には詳しいことは分からないけど…でも先生は犯人じゃないわよ、私には完璧なアリバイがあるんだから」
「え?アリバイ?」
「ホラ、先生、事件の前の日に風邪で休んだじゃない。事件の日も、午後から来て、私が来たときにはもう犯行は行われてて、学校中が大騒ぎ。犯行前日も当日も、も先生はお母さんのそばで寝ててね〜。学校を除けば、一度も外に出てないの。それで、お母さんの証言で、私は容疑者から外されたの。もう風邪ひいて良かったわ〜」
(そうか、確かに先生は事件前日と、事件当日も風邪で休んでた。そのおかげで私たちの音楽の授業もなくなっちゃったんだから…野畑先生は犯人じゃないか…って…)
「先生ッ!私は別に先生を疑っている訳ではありませんから!」
「えぇ?そう?でも人間、どれが表の顔か、分からないものよ〜」
「と、いいますと?」
「実は先生聞いちゃったのよ!長くなるかもしれないけど、聞いてもらえるかしら?」
で…言葉通り先生の話は関係のないミステリーの話が紛れて、結果、長かったので、私がまとめさせていただきます…あしからず…
先生は、事件の3日前、だれもいない職員室で誰かが電話をしているのを聞いたそうです。受話器を持っているのは岡崎先生でした。
岡崎先生は、
「で、あのことなんだけど、貴方ホントに殺るの?貴方が殺るなんて、私はすごく心配ですが…」
と話していたそうです。
野畑先生は驚きビックリ!!
「ねえ〜!怖いでしょう?岡崎先生は欄間くんを殺るって、そう言ってたのよッ!」
「え…いやそれは…」
「怖いでしょ!!ね!!!」
「……」
先生、私、その真相知ってます…
岡崎先生は結婚してて、電話の相手は多分夫の岡崎 隆史(おかざき たかふみ)さん。隆史さんは近日初めてのスキーに行くそうで、多分二人はそのスキーの話をしていたと…だから、あの言葉は、
「で、スキーのことなんだけど、貴方ホントに滑るの?(やるの?)やったことがない貴方が滑るなんて、私はすごく心配ですが…」
みたいな文だと思う。でも、
{やる}を{殺る}に勝手に変換するなんて、さすがミステリーオタク…その心意気、音楽にもっと注いで欲しい…(汗)
「岡崎先生は絶対欄間くんを殺す計画を立てていたのよ!ホラね!殺しそうにない岡崎先生にも裏の顔はあるのよ!あ、そうだ。松田さん、【血と悪魔の部屋】っていう小説読む?これ、ミステリー小説なんだけど…」
(いや、先生がミステリー小説しか本は持ってないのは知ってます!)
「あの、先生、私はそういう本は読みません…」
私は苦笑いをしてその場を去った。
次に私は書道室へ行った。
書道の新坂先生は情熱的で、授業熱心で、とてもいい先生なんだけど、話し出したら長い、異常に熱血…という点で、生徒たちからは好かれてない、むしろ、嫌われている。勿論、この私も、先生苦手ランキングで新坂先生は第一位…
正直、話さえ聞きたくないけど、これも先輩のためなので…はあ〜
ガラガラガラガラ…
書道室の扉を開けると、そこには「熱情」を達筆な字でかく新坂先生がいた。姿勢良く墨をつけていた。音をたてて扉を開けて中に入った私に先生が気づいたのはそれから10分も後だった。(いや〜熱心にかいてるから声をかけずいらくて…)
「おっ!松田じゃないか!いつ入ったんだ?全然気づかなかったよ〜」
「いや、先生…」
先生は集中しているんですか?それともただ鈍感なだけ?
もう少しで私はそう告げてしまいそうになった。
「あの、私、欄間くんの事件のことについて教えて欲しいんですけど…」
「おう!何でも聞いてくれ!俺は誰よりも生徒を大事にしているからな!」
「……」
こんな軽くてお調子者の教師がよく上品で美しい書道家になれたものだな…
先生と書道はどうしても釣り合わない…
「先生は事件の前後、変わったことを見たり、聞いたりしましたか?」
「いや…」
「じゃあ、何か事件について、引っかかっている所は?」
「う〜ん、俺が不思議に思うのは、《毒》なんだよなぁ…」
「ど、毒?」
「あぁ…普通、殺人をするときに毒っていうのはどうやって手にいれるんだ?薬局で買うのか?自分で作るのか?もし買うとしたら警察の調べで、買ったことがすぐにわかってしまうし、自分で毒を作るってことは それ自体危険でリスクも高い。
よく漫画で病院から毒のビンを盗む犯人がいるが、それも上手くいくのだろうか?自分で作るよりもリスクは高いと、俺は思うがなあ〜 …なあ、もしも、松田が殺人犯で相手を毒殺するとしたら、毒はどうやって手に入れる?」
「えぇっ!私に聞くんですか!?わ、私だったら…あ、もしかして…!」
「 ああ、そうだ。お前の考え通り…あ、お前と俺の考え、同じだよな…?」
「さ、さぁ…だったら、せ〜の、で、閃いた考えをお互い言いましょうよ!ね!」
「よし分かった。じゃあ、せ〜の!」
「毒は本当は使われてなかった!」
「毒は学校から盗まれた!」
私たちは、お互いに自分なりの考えを言った。
上がセンセイ。
下がワタシ。
「エ?」
でもすぐに顔を合わせ、首をひねった。
「おい、何だよ学校から盗まれたって!」
「せ、先生こそ、使われてなかったってどういう…?!」
…つまり、私たちの考えは違っていた、ということ。
「だいたい毒は犯行に使われていましたぁ!っていうか、その毒の注射器見つけたの、私だし…とにかく、警察の調べで、犯行に毒が用いられたのは100%、いや、200%絶対です!!」
「じ、じゃあ松田の学校から盗まれたってどういう意味だよ?学校に毒なんて…あぁッ!」
「先生、やっと気がつきましたか…そうです!ここ、○○中学には一週間前から実験や観察のために、毒、それも青酸カリが理科室に入荷されてきたんです!」
「い、いや〜もうスッカリ…」
「ここの教師何だから、それぐらいの常識、覚えておいてくださいよ!!」
「アハハ、すまん…で、松田はその毒が何者かにより盗まれたというんだな?」
「はい、そうです!」
「それなら直接、今すぐにでも理科室に行って調べれば済むことじゃないか!ほら、じゃあ行って来い!」
「エエッ!今から?」
「ああ、そうだ、おませさん!」

*説明しよう!*
おませさんとは、子供が年齢の割りに大人びていること!
つまり、中2の松田が警察の真似事をして、大人びていること!
覚えておけよ! by 新坂

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.2 )
日時: 2013/03/01 23:33 (mesh)
名前: かなえ

やっば〜
[少しの進歩]が長すぎて、
一個のスレに収まらないよ〜
皆さん、まだ[少しの進歩]は終わってません〜
中途半端なところで切ってゴメンなさい!
続きはまた今度☆
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.3 )
日時: 2013/03/02 07:19 (plala)
名前: ユリア

中途半端がぉもしろいんだょ〜(=´∀`)人(´∀`=)
だから、謝んなくて大丈夫だょ〜(((o(*゚▽゚*)o)))

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.4 )
日時: 2013/03/03 00:57 (mesh)
名前: かなえ

そう?!
じゃあ良かったのかな??
そう言われて安心しました★彡

始まり↓
現在の時刻…6時半
もう意味のない所でムダな時間食っちゃって、外は真っ暗…
「あ、あの〜失礼します〜」
ガラガラ…
理科室の鍵はあいていた。
でも理科の先生はいない。
(うーん、青酸カリねぇ…そんな危ない物の場所なんてわかんないし…はあ〜、もうどうしよう…とにかく探すしかないか……)
そして私は引き出しや、ロッカーの中まで、細かく探して行った。
でも肝心の青酸カリは見つからない。私はよりいっそうゴソゴソした。でもやはり見つからない。
「もう!どこにあるんだよッ!」
「何をお探しですか?」
「あぁ…それが…って…」
突然後方から聞き覚えのある声がして、私はゆっくり振り向いた。
「わわっ!前田先生ッ!」
「おや、松田さんではないですか。こんな時間に泥棒じみた行動とは、あまり感心は出来ませんね。一体何を?」
いや〜それは自分自身でもわからないんですけど…
でも泥棒って…
私はただ青酸カリを…ってもっと怪しいか!
「あ、わ、私、理科室に筆箱忘れちゃって…だ、だから探しに…」
「…本当ですか?」
いえ!嘘です! とは言えず…
「ほ、本当ですよ!」
「でも松田さんのクラスは、今日は理科の授業はなかったはずですよね…何日も筆箱なしで授業を受けていたとは思えないし…ほんっとうに、忘れたんですか?」
「いえ!忘れてませんッ!すみません!嘘です!」
「……」
私、即答。
先生、唖然。
…負けた…まあ、前田先生に会った時点で私に勝ち目はないけど…
前田先生は理科の先生。
こんな風に、よく生徒の心を読む、熟練な芸をお持ちの先生。
前田先生は、教師よりも、探偵が一番向いていると思えるほど推理力が人一倍長けている。だから先生に嘘をついてもほんの数分で見抜かれてしまう…(汗)
「…では、何をお探しだったんですか?あ、もしかして、青酸カリとか?」
「え!あ、いや…アハハ…せ、正解です…先生…ここ最近、青酸カリが盗まれたということはありませんでしたか?」
「いや〜私も今年で54歳だからね〜青酸カリは奥の金庫に入っていますが…多分盗まれたということはないと思いますよ?何なら、見て見ます?」
「はい」という私の返事を聞いて、先生は私を奥の、[理科準備室]へと案内した。
すると、そこには黒くて重そうな、立派な金庫が置いてあった。
先生はその金庫のダイアルの出っ張った部分をカリカリと何度も右、左へと回して、複雑なパスワードを打った。あまりに数字が多くて、近くでそれを見ていた私でも覚えられなかったほど。(変な勘違いしないでね!別に覚えようとはしてないから!私は泥棒じゃないから!)
「さあ、どうぞ」
そう言って先生は茶色の小さいビンを取り出した。大きい金庫にはこの小さなビン、一つしか保管されていないようだ。
「ホラ、ビンはちゃんとあっただろう?これがら正真正銘、青酸カリ、だよ。どうだい?驚きかい?」
「ち、ちょっぴり緊張します…」
「大丈夫だよ、私は生徒の君には絶対…ん!?」
突然先生は何かに気づいた様子で、顔をしかめた。
「ど、どうかしたんですか?」
「へ、減っている…」
「エェッ!?」
私は先生と同じく、保護メガネを付けて、ビンに、食い入るように顔を近づけた。
「普段、毒の液はこのビンの半分まで入っているんだ。でも、今はビンの半分の少し下までしか入っていない…」
確かにビンの半分くらいの場所にテープが貼ってある。だがそれと比べて、液はテープの下までしか入っていない。つまり、以前よりも青酸カリの量が減っていたのだ。
「こ、これまで授業で青酸カリを使ったことは?」
「いや、一度もない。この金庫から出したのも始めてだから…」
「警察にはここに青酸カリがあるということを伝えているんですか?」
「いや、何も…私は警察という勝手なモンが嫌いで、この理科室をむやみに荒らされてほしくなかったからな…どうする?警察に通報したほうがいいか?」
いや、私に聞かれても困るけど…
「一応通報しましょうか。本当に犯行にこの毒が使われたかもしれないですから…」
そして警察は私の指示を受け、またもやここ、○○中学へと現れることとなった……


   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.5 )
日時: 2013/03/03 01:03 (mesh)
名前: sky


あのダメダメ刑事登場!?(笑)
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.6 )
日時: 2013/03/03 22:05 (mesh)
名前: かなえ

フフフ…
そうかもしれないよ〜
ではどうぞ!

始まり↓
[ショック!]
「そーゆーことは早く言ってください!そしたら事件ももっとスムーズに解決したかもしれないんですよ!?」
いつものうるさい新庄刑事とその部下。もう顔見知りの仲。ここら辺にはこの刑事しかいないの!?
「…すみません…通報が遅くなって」
私はとりあえず、謝った。
「ったく…松田さんが現場で見つけた注射器の中の液体と、その金庫の中の液体はどちらも青酸カリ。そして金庫の青酸カリから減った量から、ここの理科室の青酸カリが、何者かによって盗まれ、犯行に使われたと断言します!」
何だ….やっぱり同じ物だったか…
ん?でも…
「それよりよく注射器の中の液体、調べることが出来ましたね。注射されたのだから、中の青酸カリは残っていなかったはずでしょう?現代の警察の捜査は凄いですね〜 私、感心しました」
「いや、そんなことなかったぞ。まだ注射器の中には青酸カリの液が三分の一ぐらい残っていたんだ。だから捜査が難航しなかったんだよ。…まあ、現代の警察が優秀だということは否定しないが…」
え?そんなことってある?
まあ、刑事の最後の言葉は無視して、わざわざ犯人は盗んで手に入れた毒を最後まで注射せず、残したっていうの?一滴でも残さずに注射しておけば、捜査だって難航していたはずなのに…それなのにどうして??
「前田さんは理科の教師をやっているそうですね。最近理科室に泥棒が入ったとか、理科室の物がなくなったということはありませんでしたか?」
「いや、そんなことは一度も…
ここの理科室には危険な薬品も沢山保管されているので、警備はちゃんとしていますし…」
「ほお…例えばどんな警備が?」
「例えば、泥棒が理科室の窓を割って侵入しようとしたときには、窓ガラスが割られたということを知らせる警報が鳴るような仕掛けなど…なので、鍵を使う以外、理科室に侵入することは不可能なんです」
まてよ…ということは…まさか…
「そーか!分かったぞ!鍵を使わずに理科室に入ることは不可能!理科室の鍵を借りることが出来るのは、この○○中学の生徒、教員のみ!だから、犯人はこの○○中学の生徒か、教員だあッ!」
…まあ、当たり前だけど…
「でも何かショックだなぁ…あの容疑者の中に犯人がいるなんて…」
「おや?お嬢ちゃん、勝手に決めちゃダメだよ…!容疑者の、佐々木 浩二、高橋 優也、井上 和正、 斎藤 理軽の四人だけとは限らないよ!たまたまこの四人が怪しかったというだけで、他の教員、生徒も容疑者なのだから!そう、勿論、松田さんもねッ」
「えええーッ!!!わわわ私が?!?!そそ、そんな訳ないですよォ!!!私が先輩を!?ないないない!!!絶対無いです〜!!どーして私が先輩を殺さないと…じゃなくて、先輩はまだ死んでないけど死なせ…殺せるように…いや、殺すようなマネ…100%…いや120%…無量大数%しませんよォ!!!ハアハアハア」
ハッ
我にかえり、嫌な予感いっぱいで顔を上げると、予想的中。
前田先生も、刑事も、その部下、鑑識さんも見るも無残な呆れ顔で私を見ていた。
「あ…だから…私は絶対に先輩を殺すようなマネはしませんから…」
すると、刑事が目をつぶって言った。
「お嬢ちゃんが殺人未遂をしていないことはよーく分かった。いささか怪しかったがな」
ガーーーン(゚o゚;;
シーーン
しばらくの間沈黙が続いた…。
「…じゃ、じゃあ刑事さんたちは帰るからね…」
そして、この異様な空気の中から、警察が消えた。
シーーン
相変わらず、理科室は静かだ。
私はうつむいて、真下を見て言った。
「…前田先生は、この学校に犯人がいると思いますか?」
シーーン
返事はない。
私は顔を上げた。
「…先生?あ…」
理科室に先生の姿はなかった。
(…この気まずい空気の中から前田先生も逃げたか…)
「はあ〜もうどうしよ〜」


   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.7 )
日時: 2013/03/06 02:28 (zaq)
名前: 愛華

久しぶりに来たのですが、パート2おめでとうございます!
やっぱり面白いですね!また続き宜しくお願いします♪
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.8 )
日時: 2013/03/06 20:58 (mesh)
名前: かなえ

みなさん、遅れて申し訳ないですッ!
あと、愛華さん、ありがとう〜(*^^*)
これからもよろしくね!

始まり↓
[夜道]
「はあ〜」
夜道を歩いて実に10回目のため息。
「またあの刑事に変に思われちゃったなぁ…それに前田先生にも…恥ずかしい私、見せちゃったなあ〜…はあ〜」
そう、こんな感じでため息ばっかついてます…
でも正直夜道は何が出てくるかわからないから怖い。
ここまで乃絵流を支えて来たのは乃絵流の手に握られている懐中電灯のみ。
あぁ〜出てくるのは幽霊?
それとも不良?
いや、仕事帰りのサラリーマン?
どうかお願い!何も出てきませんように!出てくるとしても、サラリーマンですように…!
と…その時
ガサッ
「ギャッ!」
茂みで音がした。
(あぁ…おやくそくの幽霊…?)
私の足はガクガクして動かない。
沈黙が続く。
と、またもやその時!
「ニヤーッ!!」
「いやあああッー!出たぁ〜!って…ニャー?!」
茂みから勢いよく出てきたのは野良猫だった。よかったという安心感と、予想外のハプニングが乃絵流を襲う。
「ニヤーッ!!」
「ぎゃあああ!!」
だが、安心感はハプニングに負けた。猫は飛び出した瞬間、乃絵流の顔に飛び込んだのだ。そしてその鋭い爪で…
シャッシャッ!!
「わーッ!!い、痛い!何するの!この馬鹿猫ッ!痛いって!離れろッ!あああッ〜」
乃絵流が必死に顔を振り回し、猫はやっと乃絵流の顔から離れて、走り去って行った。
だが、乃絵流の顔は切り傷だらけ。もう猫が出てきた所から引っかかれることはおやくそく…
「ああ〜ッもう!痛いッ!猫なんか一生嫌ってやるんだから!!」
誰もいない夜道に、乃絵流の声が木霊した。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.9 )
日時: 2013/03/08 22:14 (mesh)
名前: かなえ

皆さんこんにちは!( ´ ▽ ` )ノ
かなえで〜す(=^ェ^=)
小説読んでますかぁ〜?
以前の[夜道]。
アレ書いたあと正直いらなかったなぁーなんて思ってます~_~;
乃絵流がただ夜に刑事と会って、その帰り道の話…的な(汗)
でも私としては、いきなり捜査終えて、次が始まった時にはもう学校にいる…みたいな小説は避けたいという変なこだわりがありまして…乃絵流は捜査のあとどうなったんだ!瞬間移動して家に帰ったのか!?学校に泊まったのか!?みたいな…書いた自分への疑問が沢山ありまして…
(ヤバイ、自分で言ったことがわけわかんなくなった〜!(◎_◎;))
なので、乃絵流のその後を書いてみました☆だからチョー短かったです…あしからず…ハハ
でもでも〜!!
今日お読み頂く小説は、短くもなければ猫も出てこない!(笑)
先輩のために頑張る、乃絵流の推理する姿が覗けると思います!
これからも、私と乃絵流をどうぞよろしくお願いします( ̄^ ̄)ゞ

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.10 )
日時: 2013/03/08 22:21 (mesh)
名前: かなえ

[推理開始といきますか!]
「あ、瑠璃!おはよ〜」
「奈津!おはよう!昨日のTV見たぁ〜?ズギちゃんがマジ面白くて…」
どこにでもある朝の光景。
(痛い…)
「ねえ、先輩の容体はどうなの?」
「私、絶対犯人許さないよ!私が裁判官だったら犯人は死刑だね」
「ええ?死刑〜?怖い〜」
そう、ここは私たちの○○中学校です。
(顔痛い…)
「乃絵流!おはよ!ねえ…乃絵流はどう思う?先輩事件の犯人!…って、その顔、どうしたの!?」
「え!い、いや〜、えーと、あ…
か、階段ッ!ちょっと階段からお、落ちちゃって…あははは…」
おわ〜、我ながら苦しい嘘…
で、私の目の前の女友達は、伊丹 由美(いたみ ゆみ)と、言います。小学校からの親友です。
そして何よりビックリなのが…
あー!それよりも、顔、余計に痛くなってきたぁ〜もう!痛いッ!
「ふーん、気をつけてね…
でね、さっき事件に使われた毒について考えてたんだけど…やっぱり毒って、苦しくて、いた…」
「痛ーいッ!」
私は昨日の猫のおかげで、顔に沢山の切り傷を作ることになりました。でも、油断してて顔に飛びつかれ、その上、猫を幽霊と思った…なんて、誰にも言えず…
だから私は仕方なく、そして我慢が出来ず、痛いと叫んだ。
でも…
「…やっぱ?!そうだよね!毒ってやっぱ痛いよね?!私には毒ってよく分からないけど、苦しくて、痛いよね!絶対!」
「…え?ああ…うん…」
変に勘違いされた…!
私は自分の顔が痛いと言ったんだけど…
それに、毒について分からないのは私も…いや、この世の殺人者、医者、スパイ、ボス、テロリスト以外は全員分からないと思う…。
「ねえ、そういえば乃絵流、昨日学校に残ってたよね?」
ギクッ
「ねえ、放課後1人で何してたの?」
「ああ…いやちょっと残業…しゃない…勉強を…」
「ウソッ!」
「え?」
「絶対ウソでしょー?だって乃絵流、ウソついたら鼻がピクピク動くもん!(笑)」
「え?ホント〜?!」
それはそれで大問題ですけど…
「で?本当はなにしてたんだ?乃・絵・流!」
「え?エヘ、じ、実はねぇ〜」
で…私は昨日のことを全て…いや、猫のこと以外を全て話した。
いや〜由美は鋭い…
まあ、それも父親の遺伝だと思うけど…
そう!さっき言おうとしたのは、由美の父親がバリバリの探偵さんだということ!
前に依頼を受けて、誘拐犯の隠れ家を突き止めたことで、犯人が捕まり、依頼者からも、私たちからも、人気を集めたんだ。そして今では、近所で知らない人はいないと言っても過言ではないほどの有名人になったんだ!
はあ〜、でも、昨日の前田先生に続けて、由美にも負けるなんて…(悲)
「ええっ?本当にウチの学校に犯人がいるの?こ、怖っ…で?これが乃絵流の秘密?」
「……」
まだ秘密は残ってるけど…
私は黙って水筒を取り出し、中のお茶を飲んだ。
「ん?どうしたの?黙っちゃって…」
由美は私の顔を覗き込むようにジッと見た。
(や、やばっ私の鼻、ピクピクしてないよね?!(汗))
「フフッ…じゃあ聞くけど、顔が絆創膏だらけなのは帰り道猫に引っかかれたとか?」
ブッ!
私は口に含んでいたお茶を吹き出した。
「なッ…なんで!?ひょっとして由美ってエスパー?!」
「あははっじゃあ正解なんだ♪」
「え…いや…」
「隠すことないよ。乃絵流らしいし。それに私はエスパーでも、超能力者でもない。乃絵流の鼻がピクピクしてるのと、顔を埋め尽くす絆創膏…それに顎の下の切り傷を踏まえれば、乃絵流が猫に引っかかれたということは簡単に推理出来るよ。なかなか顎の下を切るってないしね…」
乃絵流は顎を触って見た。すると、そこにもざらざらした、憎い猫の切り傷があるのが分かった。
(こ、こんな所も引っかかれてたなんて…)
「そ、それにしても由美すごいね…まるで探偵みたい…」
「えー?そう?でも乃絵流みたいに聞き込みもしてないし、乃絵流の方がよっぽど探偵らしいよ」
「……ふふ」
私は〔探偵〕と言われて、素直に嬉しかった。
「それで?探偵、乃絵流さん?今日は聞き込み調査するの?」
「えっ!やだなぁ〜探偵だなんて…今日は聞き込みはしない予定。昨日は散々だったからね…」
「…そっか」
「?? どうかした?」
「え?な、何でもない…」
「…そう」
由美が一瞬切ない表情をしたように見えたのは気のせいか…?


   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.11 )
日時: 2013/03/09 14:33 (zaq)
名前: 愛華

まさかの恋愛来るのか?w
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.12 )
日時: 2013/03/10 01:11 (mesh)
名前: かなえ

[メモる!]
カキカキカキカキカキカキ…
(あ、コレ、私が紙に鉛筆で、何か書いてるって効果音ね!)
「よし、できた!」
私が宿題をほっぽかして書いてたのは、事件の容疑者、事件の鍵などをまとめた資料みたいなモノ。
ちょっと紹介するね!

・・・・・・・・・・・・・・・
【先輩殺人未遂事件について】
1.容疑者

・佐々木 浩二 先生
私たちの担任の先生。
犯行前、先輩に薬を渡していたのが目撃されている。
だが、本人はその薬を風邪薬と言っているが、確認は取れない。
動機は不明。

・井上 和正
2年A組、私たちと同じクラスの男子生徒。刑事への態度がよろしくない、不良に近い問題児。
小学生の妹は入院中。だが、その井上との間に、何らかのトラブルがあり、妹は危ない状況にあっているらしい…(?)
しかし、先輩を殺す動機が今だない。

・高橋 優也
同じく2年A組の男子生徒。
ひょろりとした小柄な男子で、井上からガリ勉と呼ばれていることから、井上を毛嫌いしており、無茶なこじ付けで、井上を犯人と決めつけている、一応の優等生。
だが、小学生の時にいじめを受けており、そのいじめグループに先輩がいたことが分かっていて、個人的に先輩を恨んでいるかもしれない。

・斎藤 理軽
小学生の時、高橋と先輩の2人と同じ学校の、同じクラスだった。その時に、いじめられていた高橋と、友達になった。…が、その高橋に裏切られ、今度は斎藤自身がいじめのターゲットに。
そして、そのいじめグループに、先輩が入って、一緒にいじめを楽しんでいた。
裏切り者の高橋を、今回の犯人だと予想している。
しかし、いじめグループに入っていた先輩を、内面では嫌っていたかもしれない。


2.私の推理

現在の時点で、最も犯人らしい人を、ランキングにしました!

〜犯人らしい人ランキング〜
1位→高橋 優也
動機は、自分をいじめていた先輩への恨み。
犯行方法は、先輩が部活中に、先輩の飲み薬と、毒の錠剤を入れ替えた。

2位→斎藤 理軽
動機は、高橋と同じく、自分をいじめていた先輩への恨み。
犯行方法は…分からない…。

3位→佐々木 浩二先生
動機がない

4位→井上 和正
動機がない。

・・・・・・・・・・・・・・・
「ふぅ〜」
あれから1時間が経過…。
私は額の汗を手の甲で拭いながらメモを続けていた。
「うーん、やっぱり動機がない井上くんと、先生は犯人ではないのだろうか…。この事件の鍵は、やっぱ、〈凶器〉にあると思うんだけどな…毒ってキケンだし、用意するのだってほぼ不可能。自分自身で作るのもアリだけど、その器具を用意出来ない…やはり学校の理科室の毒が使われたと考えるのが妥当かな…」
でも、私が思うに、事件を解く鍵は他にもあると思う。それを探すのは警察の仕事には入らない。
今頃刑事たちは、会議なんかを開いて、犯人の目撃談でも探してるのかな…?
でも、あの刑事に全てを任せるのは毒よりキケンで、迷宮入りになりかねないので、私が調べるしかないか…
でもまだ私は、中学生。
警察と比べられ、私の問いかけに答えてくれないことも多々。
本当…こういうときだけ、警察って便利よね…
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.13 )
日時: 2013/03/10 09:51 (zaq)
名前: 愛華

中学生でメモとるなんてw
さすが探偵っww
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.14 )
日時: 2013/03/10 13:31 (mesh)
名前: かなえ

みんな〜
こんにちは〜
久しぶりに登場( ´ ▽ ` )ノ
愛華さん、いつも私の活躍、見てくれてありがとう!
探偵に必要なのは、必要なことをメモをとって、
状況を整理し、よく理解するとこが大切だと思うからね!
これからも応援よろしく!!
〜松田 乃絵流より〜

始まり↓
[少女探偵団、ここに結成!]
ガララララ
「おはよ〜」
いつものように、私は私の教室に入った。
「あ、乃絵流!おはよ!」
私に近づいて来たのは、現役探偵の一人娘、由美でした。
「うん、おはよう!由美!」
「………」
「え?どうしたの?」
「……あ、あのさッ、私も乃絵流の助手になりたいんだけど…」
「え?由美が私の?」
「う、うん。私は別に女たらしの先輩を好きなわけじゃないけど、クラスメイトのために、人肌脱ぎたいの!」
お、おいッ!(゚Д゚)
最後の言葉は偉いと思うけど、女たらしって何だッ!
今の瞬間、ここの女子をほぼ敵に回したぞッ!
「う、うん…。私としても嬉しいよ…」
「わあ!ありがと乃絵流!」
わあ、嬉しいよ由美!
…でも言葉に気をつけようね!
「じゃあ、乃絵流!探偵団作ろうよ!!」
「探偵団?名前は?」
「うーん、じゃあ…」
その後由美は、『少女探偵団』と言った。
こうして、まだ2人だけれど、少年探偵団…ならず…いや、少女探偵団が作られた。(笑)
そして、私たちは明日、早速だけど、捜査を実行することとした。


   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.15 )
日時: 2013/03/10 15:40 (zaq)
名前: 愛華

おお〜!!

少女探偵団!新展開の予感!((
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.16 )
日時: 2013/03/12 20:04 (zaq)
名前: 愛華

あげ!!
時間ないかもしれないけど頑張って↑↑
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.17 )
日時: 2013/03/13 22:12 (mesh)
名前: かなえ

皆さん本当にごめんなさい!!
お待たせしました!!
いや〜なかなかいいアイデアが浮かばなくて…
今日はとりあえず途中まで書きます…
ごめんなさい!!
私はまだまだ未熟ですね!
頑張りま〜すヾ(@⌒ー⌒@)ノ

始まり↓
[新たな情報]
ミーンミーンミーン…
セミの鳴く初夏の遊歩道。
そこを、一組の少人数探偵団…じゃない…少女探偵団が進んでいた。(汗)
「…で、その刑事が言ってたの。先輩は部活のことで悩んでたって。それが原因の自殺はないのだろうか…ってね」
「あ、じゃあ乃絵流は、欄間くんの部活、及び、抱えてた悩みについて調べようってワケなのね!」
「うん!そう!さすが由美!今日も変わらず鋭いね〜」
私、乃絵流と由美です。
2人だけの自称「少女探偵団」。
少女探偵団は、今日始めての捜査を今まさに開始しようとしていた。
「…でもさー、その刑事は自殺の可能性は少ないとも言ってたんでしょ?だったら調べる必要あるの?」
「あぁ〜ダメだよ由美!一見事件と無関係に見えることにも、事件解決の鍵が隠れてることは多いんだよ?切り捨てては探偵失格〜」
…って、探偵の血もない私に言われたくないか…
「そっか!分かった!ゴメン」
あ、謝っちゃうのね… だったら…
こっちこそ威張ってゴメン…
と言っては話がゴッチャになるので、言わないでおこう…
でも、嬉しいな…まさか由美まで手伝ってくれるなんて…
「ふふッ…よし!由美!走るよ〜!」
「え?!あはは!分かった〜!」
タタタ…
私たちは先輩の部活、サッカークラブスクールの会場へと走った。
そう、先輩の部活というのは、学校内の部活ではなく、スクールに通っているというわけ。なので…これは、部活…と呼ぶべきなのかな??
まあ、サッカークラブスクールって長いし、部活って呼んだ方が、手っ取り早いのかな…
途中、私たちはタクシーに乗り換え、先輩の部活場所へと向かった。
タクシーに乗り換え、10分後…
由美は先輩のサッスク(笑)に着くなり、タクシーを飛びだして降りた。
「乃絵流!ここだ!すごいね〜」
確かに凄かった。
ここがサッスク!?
と思えるくらい。
私の想像では、外に、広いグラウンドや、サッカーゴールなどがあるだけかと思っていたら、全然違った。グラウンドは、屋内にあったのだった。いや、屋内にあれば、外にもあると言えた。
果てしなく広いグラウンドの屋根裏は、開閉式になっていて、リモコン操作で、開けたり、閉めたりできた。開けると、そよ風や日光が当たって気持ちいい。でも、真冬は閉めるらしい。
私はグラウンドの横にある、3階だての建物に入った。
「…え??」
でも、そこでもビックリした。
中は高級ホテルのフロントのようになっていて、ここで数ヶ月は住めそう。でも、よくみると、ドアの前に建てられた看板には、〔サッカークラブスクール 受付〕の文字。
「こ、ここが受付??ウソォ〜もうホテルじゃん!」
隣で口をあんぐり開けた由美がいた。まあ、ああなるのも、ここをみれば納得できるはずだ。
「由美!あそこに女の人がいるよ。ちょっと話を聞こう」
タタタ…
私たちは大理石で出来た、完璧な受付に、つま先で立った。
「あ、あのッすいません…ここのスクールに、欄間 静希くんがいましたよね?私はその子のクラスメイトです。いろいろ話を聞きたくてきたんですけど…」
すると、お姉さんはこちらに気づき、驚きの表情を露わにした。
「…あぁ、貴方が松田 乃絵流さんですね。お話は聞いていますよ。うふふ。さあ、どうぞ」
「えっ…は、はい…」
「うふふ…あなた様が…うふふ」
受付のお姉さんは、私を見て笑った。
な、何なの…?
「あ、あのぉ〜乃絵流がどうかしたんですか??」
由美がヒマそーに言った。
「え!いや…ちょっと…ふふ」
「あ、あの…それよりも、私たちが聞きたいのは…」
「ふふ…まあまあ、ここで話すのもなんですし…あ、奥の椅子にお座り下さい」
「椅子…?」
私たちが振り向くと…
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.18 )
日時: 2013/03/14 09:25 (mesh)
名前: sky

のえると欄間くんの関係が気になるー!!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.19 )
日時: 2013/03/14 16:15 (mesh)
名前: かなえ

いつもいつも、見てくださって、
ありがとうございますぅヾ(@⌒ー⌒@)ノ
昨日の続きです。

始まり↓
「わっ!」
四つ、椅子があった。椅子の前には、テカテカ光り輝く机もある。でも、椅子があると言われたのだから、そこに椅子があるのは当たり前なのだが、椅子は椅子でも、最高級の椅子、そう、その椅子は、真っ金金(まっきんきん)だった。(笑)
「な、何コレ?!」
思わず由美の目が金色になって、今にも飛び出しそうになる。
ビックリしている私たちをみて、お姉さんは言う。
「いえ。普通の椅子、です」
いや!それはいくらなんでも分かるけど!!っていうか、普通じゃないッ!
うーん、でも、椅子、椅子と呼んでも、その高級感が伝わりにくいと思うから…
例えるなら、王様が座るような椅子に、そのまま金箔をはって出来た椅子…みたいな??…と、とにかく座ってみよう!なかなかない機会だし…
「じゃ、じゃあ、遠慮なく座らせて…」
「よっこいしょっと!」
「…は?由美??」
由美はお尻をど〜んと乗せて、遠慮全ッ然なく金の椅子に座った。
「ちょっ…由美…あはは…すみません…」
「いえ…とても元気で礼儀のない子ですね…うふふ」
「………」
あのう、それは由美を褒めているのですか…??それとも、軽蔑していらっしゃっているのでしょうか…?(汗)
「ホラ、何突っ立ってるのよ、早く乃絵流も座った座った〜!」
「…う、うん…」
私も緊張しながら椅子に腰掛けた。う〜ん、椅子に座るのに緊張したの、人生初めてです…
「わあ〜ふかふかぁ〜」
「ふふ、この椅子は、かの有名な、ベートーベンと、モーツァルトが腰掛けたと言われている、歴史のある椅子でございます…」
「!!」
私と由美は、お互いの顔を見合った。
「ベートーベン?!」
「モーツァルト?!」
そして、同時にその名前を口走った。
「…な、何で??」
「ここは、昔、神殿で、ベートーベンとモーツァルトだけでなく、バッハや、シューベルトなど、他にも多くの音楽家達が、ここに出入りしたと聞いております…良かったら、後で見学されますか?」
「いや〜それはちょっと…っていうか、ここ、あくまで受付、ですよね?!」
「はい。主には…。ですが、決まった期間中には、ここを美術館として、一般の人も出入りすることが出来るようになりますよ…」
う…美術館が受付とは…
本題のスクールの場所は、一体どんなとこなんだ?!
「乃、乃絵流…そろそろ欄間くんのことを知ってる子たちに話を聞きに行こうか…」
由美がじれったそうに言う。
「スクールへ行くには、あのドアを開けて、バスに乗って頂ければいいので。後はバスの運転手にお任せください」
「あ、分かりました…私たちの元々の目的は情報収集だし…あ、それじゃ、ここら辺で失礼しますね…」
「ホーラ!乃絵流!遅いよ!早く〜!あ、おば〜さん、ありがとうございました〜」
「わっ!由美!馬鹿ッ!」
「………」
お姉さんは無言でこっちに礼をしてた。
あぁ〜このまま由美といると恥かきそう …
顔を上げたお姉さんは、言った。
「やっぱり礼儀のない子ねぇ〜うふふ」
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.20 )
日時: 2013/03/15 11:57 (mesh)
名前: 澪良

こんにちは。

かなえさんの小説全部見せてもらいました。

とても面白くて読みやすいなぁと思いました。。。


私も「Novelette」というスレで小説を書いているんですが良かったらアドバイスお願いします。。

文章力が無くてダメダメなんです。。。

これからも頑張ってください!!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.21 )
日時: 2013/03/15 21:53 (mesh)
名前: かなえ

澪良さん、ありがとうございますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
すごく嬉しいです(≧∇≦)
澪良さんのような、温かい言葉があるからこそ、
私は小説書くのを頑張れます!
じゃあ、今日は、澪良さんの要望に答えて、
小説を書くコツをご紹介したいと思います〜
よかったら、皆さんも参考にしてくださ〜い⊂((・x・))⊃

1.登場人物と、話の大体のストーリーを決める

小説には、登場人物がいます。主に、主人公と、あとは脇役で構成されています。小説を書き始める時には、脇役のことは、ひとまず置いといて…まずは主人公を決めます。女なのか…男なのか…女の子なのか…男の子なのか…それだけでも話のストーリーは、大きく変わっていくと思います。例えば、私が今書いている「先輩と私」では、主人公は松田 乃絵流、ですね。
次に、話のおおまかなストーリーを決めて行きます。例えば…
恋愛もの、時代もの、SF、ミステリー、ホラー、学園もの、ファンタジー、推理もの…など、考えるだけで、いろいろ出てきますよね。

2.書き始めが大事!
小説の書き始めです。私は、ここは結構大事なところだと思ってます。(勝手に(笑))
では、これから、ホラーを題材として、小説を書いてみようと思います。あらすじは、☆くんと○くんと□くんが、街で噂の肝試しに行くというお話です。最初に間違った書き始めを紹介します。

・俺は、☆(主人公の名前)。小学3年生です。好きなものは、ゲームです。毎日やってます。今日は、友達の○くんと、□くんと肝試しに行くことになりました。今は、道路をみんなで歩いています。
「本当にお化けっていると思う?」
「俺はいないと思うな」
「うん、俺も。見たことないから」
その時、肝試しの場所が見えました。

はいっ!終わりです!
お分かりになりましたか?!
これはぜんっぜんダメなパターンですね…わかりますでしょ?では、この書き始めの悪い点をあげてみます。
・いきなり自分の名前を紹介してしまっている。
・好きなものは、ゲームです…なんて、いらない情報までのせている。
・詳しい説明がない。
・「」の言葉を、誰がいったのかが分からない。
まず、自分の名前を先に紹介してしまった、という点です。
まるで自己紹介みたいに仕上がっています。これでは、読む人が楽しく読み始めることが出来ません。小説は常に誰かに読んでもらうので、読む人が、どうすれば書き始めを見て、この小説は面白そうだな、と判断してくれるのかをよく考えます。そのために、私は学校の読書タイムなどで、ミステリー本などを読んでいます。「謎解きはディナーのあとで」や、「死亡フラグが立ちました!」などがオススメです。でも、ミステリー本だけではなく、とにかく沢山の本を読むことが大切です。本を読むことで、自分が今度は書く側ではなく、読む側になって、その本から学ぶことを見つけてみてください。いいネタは、マネすることも、盗作までは行かないまでに、大切なことだと思います。
そして、詳しい説明がない!これはいけませんね!例えば、「肝試しに行くことになりました。」は、「お化けが出ると噂のお墓に、肝試しに行くことになりました。」と変えるだけで、肝試しの場所がお墓だと見て取れるし、お化けが出るということも分かります。
では、今度はいい書き始めを書いてみます。

幽霊って、本当にいるのだろうか。心霊写真や映像は何万とあるが、そのほとんどがCG合成。しょせんお化けなど、人間の妄想が作り上げた、存在しない生き物なのかもしれない。なのに、世にはそんなお化けを信じている人がいる。もしかして、これを読んでるあなたもそう?幽霊の存在を信じている?俺は信じない。絶対にだ。なぜなら、俺はお化けなど一度も見たことがないし、もし、お化けなどいてしまったら、この世の中はお化けで溢れてしまうと思ったからだ。でも、現在はお化けは溢れていない。だから、お化けはいないのだ。
だが、昨日、同じクラスのお調子者の○くんが、お化けが出ると噂のお墓に行こうと言い出したんだ。
「なあ?行こうぜ〜。☆はお化けなんか信じてないんだろ?実際にお化けなんかいないって、俺たちが証明されてやろうぜ」
俺たちは、もう一人、□くんも誘って、合計三人で行くことになった。
そして、夜の8時。あたりは真っ暗だ。
俺は言った。
「なあ?お化けは本当にいるとおもう?」
最初に喋り出したのは、□くんだった。
「僕は信じてないや。だって見たことないし」
「あぁ…俺も〜」
○くんが言う。
そうか、やっぱりみんな信じてないんだ。よかった。
すると、信号の向こうに、お墓の入口が見えてきた。いよいよ、肝試しが始まる。

はい!終了〜
ちょっと長くなったかな??
でも、さっきと大きく違うところは、文の語尾ですね。「です」が、「た」や、「だ」になりました。☆くんの、心の中の気持ちをそのまま書いたんです!どうですか?さっきよりは、読みやすいと思います。堅苦しいよりも、思ったこと、そのままを表せばいいんです。読みやすいにこしたことはないので。

3.難しく考えない!
やはり楽しく書くのは重要です!スラスラといい案が出てこなかったときは、休憩を取りましょう。無理に書いてしまうと、小説が雑になってしまいます。自分自身が主人公になりきって、楽しく、演技するように書いて見ましょう。きっと、いい文を思いつくハズ。もうダメだ、もう無理。と、ハードルを下げてしまうと、余計に書けなくなってしまいます。常に笑顔で!(≧∇≦)

さあ、どうでしょうか??
いい案は思いつきましたか?
実際にあり得ないことを題材にするのもいいですね♪地球が明日で終わるとか、この世から何かが全て消えるとか…ウフフ…
さあ、皆さん、これからも楽しんでくださいね〜
さようなら〜(・ω・)ノ

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.22 )
日時: 2013/03/15 23:14 (zaq)
名前: 愛華

めちゃくちゃ勉強になりました!!!!!

これを参考に喚き文庫でも小説を書いてみたいと思います!!
あとこれからも小説頑張ってください!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.23 )
日時: 2013/03/16 00:39 (mesh)
名前: かなえ

愛華さん、本当に毎日ご返信ありがとうm(_ _)m
メッチャ嬉しいです♪( ´▽`)
これからもよろしくね⊂((・x・))⊃
あと、小説ガンバって!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.24 )
日時: 2013/03/17 19:26 (mesh)
名前: 澪良


コツ、ありがとうございます。。。

参考にして頑張ります!!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.25 )
日時: 2013/03/17 19:46 (mesh)
名前: かなえ

澪良さん、お役に立てて、良かったです。
頑張ってくださいね!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.26 )
日時: 2013/03/17 20:14 (mesh)
名前: かなえ

[バスッ!]
私たちは今、50分も、バスの中にいます。
「もう!本当に由美には礼儀って物がないんだから!前からそんなキャラだった!?前はもっとおしとやかだったような…?」
「あははははッ!なぁに言ってんのよ!私だってね!あんなに礼儀がないガキじゃないわよ!演技よ!演技!」
「え、演技ぃ?」
「うん!あえて礼儀がない子供を演じた方が、相手に私の印象をはっきりと覚えさせることが出来るでしょ!刑事たちから何か聞かれても、そういえば、礼儀が悪い女の子が来たよって、証言してもらえるでしょ?これで!何か起こった時の私たちのアリバイは完璧!せっかくアリバイがあるのに、相手に覚えてもらえてなかったら意味ないからね…」
「ゆ、由美…すごい…」
「ふふ!これでも一応探偵のムスメ、ですから!」
「いや…!由美はもう探偵だよ!私たちのアリバイまで考えてるなんて!…それで?探偵由美さん?先輩の犯人の目星は付いているのですかな??」
「え?いやぁ〜それは…そ、それは…まあ…お、追い追いって訳で…あはは〜」
ガクッ
数秒後、私はバスの座席から転落しました…。
さあ!身を引き締めて行こ〜う(汗)(汗)(汗)
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.27 )
日時: 2013/03/17 21:31 (mesh)
名前: sky


由美ちゃん頭良いね〜☆

ホント、さすが探偵の娘だねーww
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.28 )
日時: 2013/03/18 00:20 (w0109-49-134-132-94.uqwimax.jp)
名前: 愛華

由美にもビックリしたけどこんな展開を思いつくかなえさんにもびっくりしましたwww
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.29 )
日時: 2013/03/18 00:53 (mesh)
名前: かなえ

skyさん、愛華さん、
いつも読んでいただいて
ありがとうございますぅ♪( ´▽`)
私が余計な話まで書くので、
小説の最後はまだまだ遠いです…
本当に、皆さんから応援の言葉、
面白い、などの評価をもらい、
すごく嬉しくて、小説をバンバン書きたいと思えます。
私はここで変わったんです。
誰かを笑顔にさせて、毎日が以前よりも明るくなりました。
本当に、文字で表せないくらい感謝しています。
ありがとうヾ(@⌒ー⌒@)ノ
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.30 )
日時: 2013/03/18 12:57 (zaq)
名前: 愛華

いえいえ!!
私もかなえさんみたいな小説家がいて、めちゃくちゃ嬉しいです!
同じ年なのにすごいなぁ〜って毎回関心しちゃいます!!
これからも書き続けてくださいね!!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.31 )
日時: 2013/03/18 19:20 (mesh)
名前: かなえ

T^T T^T T^T T^T T^T T^T(嬉し泣き連発)
ありがとうございます〜(T^T)
でも、私はまだ小説家にはほど遠いですよ〜
でも、ここで小説書いてて、
ちょっと小説家に興味を持ちました☆
将来私が小説家になってたら、ぜひ
私の本読んでね〜♪
よろしくね〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

始まり↓
[ここはどこ?]
「ウッスッ!こんな山の中まで、ご苦労様っす!いや〜田舎ですんません…はは」
「………」
…誰?一体…?
「いや〜こんなべっぴんさんが山奥に来るとは…珍しいもんだな」
…どこ?ここ?
私の目から感じ取れるのは、
山!山!山!山!山ッ!
緑しかないッ!
どこよ!ここは!!!
私たち、どうなっちゃうの!?
誰かぁ〜ッ!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
1時間ほど前…

私たちを乗せたバスは、完全に、山の中を爆走していた。そのおかげで、車内はガタガタ、ゴットんゴットん…揺れまくってます。
「ねえ、乃絵流。だんだんあの豪邸から離れてる…ここどこよ?」
「さあ…あのお姉さんは運転手に任せればいいって言ってたけど…ホントに大丈夫なのかなぁ…」
私たちは不安で仕方がなかった。私たちを乗せたバスが今通っているのは、ちゃんとした道路じゃない。なんか、草がボウボウに生えてて、微妙に真ん中だけ草が刈られてるような、明らかに手抜きの道。
一体スクールはどこにあるのよ…
「えー、この度は、サッカースクールバスに、乗車してくださいまして、どうもありがとうございます…10秒後、これよりこのバスは、安定の悪い道を通ります…車内の揺れに、ご注意ください…」
10秒後まで、あと3秒…
もうすでに嫌な予感が…
と、その時…
ガターン!ゴト!ガタガタ…!
「きゃああ!」
由美が叫ぶ。
ものすごい揺れの後、私のカバンが30センチ飛び上がって着地。
ガッターン!!
わっ!
「ちょっと…!!一体どこ通ってんのよ?!」
私は腹がたって、立ち上がって外を見た。
「な、何よここ!!」
橋だった。橋。
バスは、谷の上に吊ってある、橋の上を通っていたのだった。橋といっても、何ちゃら大橋とか、立派で巨大な橋じゃない。木と木をつなぎ合わせて作った、ものすごくちゃちな橋。もはや、これは橋と呼べるのか…?
ガタガタガタガタ…グラグラ…
木と木のつなぎ目をタイヤが通過するたびに、バスはグラクラと揺れる。
「…ッ!ちょっと運転手ッ!アンタ一体どこ走ってんのよ!?」
もう我を見失った由美は、怒りのあまり、立って、手すりを支えとしながら、運転席へと行ってしまった。…私は、大人をアンタ呼ばわりしても、今は由美に同情します…
だって、車内はまるで地震のように揺れているんだから!!ひどいよ、この揺れ。あんまり伝わらないと思うけど…。
ところが、由美の姿を確認した運転手は、ビックリして言った。
「お、お客さんッ、ダメですよ、危ないです!席について!!」
「何よッ!危ない目に合わせてんのは誰だと思ってるの?!早くバスを止めなさいっての!!橋が落ちたらどうすんの!?悪いのはアンタよー!ママに猛抗議してやんだから!覚悟してよね!!」
…っていうか、バスが落ちたら、私たち、全員死ぬんじゃ?
由美の大声をバスの後ろで耳にした私は、もっと不安になって、そっと橋の下を覗いた。
私が右に寄っただけで、バスが傾いたように思えた。
「うっ…た、高い…」
はるか下に見える地面には、太陽の光を反射して輝く、美しい川があった。でも、岩がゴツゴツしてて、バスごと転落したら、助かるとは到底思えない。
「いやあああ…な、何で私たち、ここにいるのよ〜橋は徒歩で行くもんでしょ…!何で…バスなんかで…」
私は半泣きだった。不安で、怖くて…どうしようもなかった。
でも、バスは走り続けた。止まったら、バスの重さで、橋が落ちるからではないか、と考えると、もっと恐ろしくなった。
「お、降りますッ!」
私は叫んだ。
「お、お客さん!バスは止まれません!降りないで!」
運転手も、運転席から叫ぶ。
バスなのに降りないで!という運転手もどうかと思うけど、とにかく私はパニクってた。
「だだだ…だって!!降りないでって言われても!死にたくないですッ!!」
「大丈夫です!ここを通って今日で二日目。まだ事故はないので!!」
いやいや!運転手!どう考えてもおかしいだろ!昨日一回通っただけで、安心だとは思えないよ!落ちたらどうするのよ!
そのとき、手すりにしがみついていた由美が、またもや叫ぶ。
「運転手ッ!アクセル全開!突っ走れッ〜!!」
「………」沈黙……
ガタガタ…ガツ…!ガッタン!
バスの揺れが激しい。
「わっ!分かりましたよ!」
って!今の沈黙は何よ!しかも了解しちゃうし!?もう!とにかく早く地上へ!!
ギュン!
「ぎゃあああ!!」
バスは横に激しく揺れて、体が前へと引っ張られる。
私はバスの座席にしがみついた。
ドテンッ!
「痛ッ!」
由美の手も、手すりから離れ、由美は顔から床へ直撃。そして一言。
「ちょちょちょちょちょ…はははははは早くはやす…ぎぎぎぎ…なな…いいいィ?!!」
振動で、歯もガタガタして、うまくしゃべることができないみたい。
でも、わかるよ、それ。
そ、それにしても、橋長い…
私はまた外を見た。バスはもう橋の後ろの方を走っていて、地面まであと5メートルくらい。
ギーューン!!
「ののののののえるゥ!!バババババス!120キロッ…!」
バスは時速120キロらしい。あり得ない。いくらなんでも早すぎるよ!本当にここの運転手大丈夫なの?!
と、その時。
キキーーーーー
「うわぁッ!!」
「ああああッ〜」
ドッテーン!
バスが急ブレーキをかけた。私たちの体は、急激に傾き、バランスを崩して倒れた。
「いったー…もう!」
私は頭をさすりながら立ち上がった。すると、運転席の方では…
「お疲れ様です。お客さん。着きました」
「…は、はい…」
由美の声だ。…と、その時、
「…オイッ!!着きました、じゃねーよ!乗客たちが怪我したら、どーすんだ!?」
「………???」
運転席で聞こえる罵声の正体は一体誰??私も運転席に走っていった。
このバスには、私と由美と運転手の三人しか乗っていないはずなのに….。そ、それに…あの声は…
「……?!」
「え…何で…?」
「せ、先輩ーー?!?!」
そこには確かに、欄間 静希がいた。


   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.32 )
日時: 2013/03/18 20:03 (w0109-49-134-132-94.uqwimax.jp)
名前: 愛華

ええええええええ!?!?

なぜ先輩があああああああwww
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.33 )
日時: 2013/03/18 20:50 (mesh)
名前: sky


入院してたのは誰!?
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.34 )
日時: 2013/03/20 04:18 (w0109-49-134-132-94.uqwimax.jp)
名前: 愛華

かなり下がっている!

あげ↑↑
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.35 )
日時: 2013/03/20 08:34 (mesh)
名前: かなえ

おはようございます!
愛華さん、下がっているって、
なにがですか??

始まり↓
[消えた少年VS新警部!?]
乃絵流たちがスクールのゴージャス受付に来ていた、まさにその頃、病院ではある騒ぎが起こっていた。場所はA室。患者が消えたと報告を聞き、警察も直行を要求された。
バッと、お馴染みの警察手帳を掲げ、警部と見られる男が言った。(…この小説は警察が多い…)
「○○警察、警部の本原です。えー、詳しい話をお聞きしましょうか。」
そして、オドオドと、1人の看護師が喋り出した。
「はい…。私はA室の患者さんの担当をしていて、今日もいつものように様子を見ようと病室へ入ったんです…。まだ患者さんの意識は戻っていませんでしたので…」
「なるほど。それで?その時患者さんは…??」
「そ、それが…い、いなかったんです…。最初は病室を間違えたのか、と思い、表札も確認しましたが、やはり同じでした。消えていたんです。まだ意識も戻っていなかったのに…ホントに行方不明なんて…あぁ…」
「大丈夫です。我々警察が必死で捜索中ですので。じきにみつかりますよ。その点ではご安心を。あ、それはそれと、そのA室の患者さんとは、一体どのような方なのですかな?」
「そ、それが、あの○○中学校のあの事件の被害者、欄間 静希くんですよ!警部さんなら、しっかり覚えておいででしょう…?」
「…欄間……静希…??」
警部は頭の中を整理して、欄間のことを必死に思い出そうとしている様子だった。そして、
「!!あ〜あ!!欄間!も、もちろん覚えていますとも。私は警部、ですからね」
と、バレバレの嘘でまとめた。
「でも、警部さん。彼は犯人に毒を注射されたと聞きます。そんな重症の彼が病院を抜け出して、大丈夫なんでしょうか?」
「まあ、私は医者ではありませんので…って、あなた看護師ですよね?!看護師さんなら、しっかりお分かりでおいででしょう…?」
「!!あ〜あ!!も、もちろんわかりますよ。私は看護師、ですからね」
と、ここで立場が逆転。
すると、後ろの医師が言った。
「…だいたい欄間くんは、どうやって病院を抜け出したんだ?ここは3階だぞ。飛び降りるのは危険すぎるだろう。下にはロープもなかったし。かと言って、病院の廊下は常に私たちがうろついている。ばれずにいくことは不可能だ。…まあ、キミたちがしっかり監視していたらの話だがな」
医師は、嫌味たっぷりの視線を看護師に向け、いかにも上からの目線だ。この人は、看護師たちに嫌われるタイプだ。
「…とにかく皆さん、私たち警察が、全力で捜索致しますので。それまでお待ちください」
「…はい。分かりました。よろしくお願いします」
…さて、あっちの方は…?
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.36 )
日時: 2013/03/20 15:13 (zaq)
名前: 愛華

立場が逆転www
何だこのコンビww


下がっているっていうのは、他のスレがあがりすぎて
このスレが埋もれちゃう寸前だったんですよw

もっと沢山の人に見てほしいし・・・
閲覧数だって200突破しそうですよ〜!!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.37 )
日時: 2013/03/20 17:21 (mesh)
名前: sky


先輩なんかイケメンだなぁ♪ww
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.38 )
日時: 2013/03/21 21:02 (mesh)
名前: かなえ

みなさん、こんばんは〜
私の小学校では、明日が卒業式ですッ!
めちゃめちゃ緊張してます…(T_T)
でも中学別れる親友もいるし、
感動で泣いちゃいそう…(>人<;)
でも、いいよね!泣いても!
みなさんは卒業式の思い出ってありますか?

始まり↓
[予想外!先輩登場?!]
「アハハ…みなさん、こんちわ」
「こ、こんちわって…な、な、なんでここにいるんですか?!っていうか、意識もどったの?!病院は?!何でここ?!」
「お、落ち着いて!乃絵流!と、とにかく欄間くん!き、聞きたいことが山ほどあるから、落ち着いて答えてくれる??はぁはぁ…」
「あぁ…いいけど、まずそっちが落ち着いたら?」
「はいっ!ごもっともですッ」
「あはははッ!君、オモロイ」
ボンッ
私は顔を真っ赤にして、始めの質問をした。
「どうしてここにいるの?病院は?とにかく、意識が戻ってから、今までの先輩の行動を教えてください」
「うん。まず、俺の意識が戻ったのは、昨日の夜中だ。いや〜生きてて良かったぁって思ったね。あんときは。うん。で、おもったわけ。犯人ムカつくなぁ〜!ってな。うん。だから俺が直接犯人とっ捕まえてやろうと思って、病院を抜け出すことを決めたんだ。そして、偶然停まってたんだよ。俺のサッカーのスクールバスが。そんで、飛び乗ってね。んで…」
「ああ〜ッ!ストップ!その前に!せ、先輩、どうやって病院を抜け出したんですか?確か、先輩の病室、3階でしたよね?一体どうやって…?」
「ああ。それは、変装、だよ」
「へ、変装!?」
私と由美、同時にハモる。
「変装って…欄間くん、何か用意できたんですか?変装用グッズとか…」
「違う違う!俺の変装は完璧な変装だ。ハリウッドで使われてるようなマスクを装着したんだから」
「マ、マスク!」
「実は俺の母親は、プロのメイクやっててな。今、外国にいるんだ。前にその母親に、マスクをもらったんだ。それを偶然持ってて、それを被って、堂々と廊下を歩いたわけ」
「な、何という…」
私たちは、ただ呆気にとられてぽかーんとしていた。
「…っか、先輩、こんなチャラかったっけ?」
「え!いや〜そ、そうか?」
「はい、いつもはもうちょっと…何というか…こんなに派手じゃありません」
先輩の服装は、スパンコールのドクロのTシャツに、真っ赤なジャージ。
「あ、先輩、イメチェンですね?」
「ん?い、イマチェン?あ、ああそうだ。イマチェンだ」
イマチェン、じゃなくて、イメチェン、ですけど…。って、いうか、先輩変わったなぁ…言葉も服装も、大きく変わったような…
本当にイマチェン…じゃない、イメチェン?
そして、バスの中にアナウンスが響いた。
「みなさん、まもなくサッカースクールに到着で、ございます…あ、もう橋は通りません…」
当たり前でしょう?!と、由美の怒りの声も響いた。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.39 )
日時: 2013/03/22 03:46 (w0109-49-134-132-94.uqwimax.jp)
名前: 愛華

私は今日が卒業式でしたw
泣くと思ったけど泣きませんでしたwwww


欄門くんすげぇw
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.40 )
日時: 2013/03/22 19:57 (mesh)
名前: かなえ

[場違い…?!]
「ウッスッ!こんな山の中まで、ご苦労様っす!いや〜田舎ですんません…はは」
「………」
…誰?一体…?
「いや〜こんなべっぴんさんが山奥に来るとは…珍しいもんだな」
「………」
…どこ?ここ?
「おお〜ッ!!静希!!何だよ、早いじゃねぇか!退院おめでとぉ〜ッ」
ま、まあ、おめでとう…
しかし、私の目から感じ取れるのは、
山!山!山!山!山ッ!
緑しかないッ!
どこよ!ここは!!!
私たちを乗せた危険極まりないドアホバスは、またドアホな場所に到着していた。橋を通過し、気付けば山の中。周りには木木木木木木〜〜ッ!!橋を通る前の道よりひどくなってる。しかも…
「あ、あの〜サッカースクールの場所はどこでしょうか?私たち、来るとこ、間違ったような気がするんですが…はは」
「何言ってんだ?ここだよ。ここ。サッカースクールはここ。」
(ここって連発されても、正直ここは、錆びてて、全然それらしくない。何で?としか言いようがないよ。受付はあんなに綺麗だったのに。何で??幻覚?)
『ここ』と呼ばれるここは、確かに広かったし、ネットに囲まれたサッカーのグラウンドも存在した。しかし、芝はバサバサ、鮮やかな色はそこにはなく、寂しく色あせていた。あとは、白く、今にも崩れそうな倉庫だけ。私たちはその駐車場もない殺風景のさくの外にいた。
すると、由美が私の腕を引っ張って、誰にも聞こえない声でささやいた。
「ねえ乃絵流。ここが荒れてるのって、まさか、客を集めるために受付だけをすごく綺麗にして、サッカースクールの印象をよくするためとか?印象付けたら、客足だって良くなるだろうし…」
「えぇ!そんな…でも、悪いとこには見えないよ?」
「わかんないよ〜?人間には誰しも裏の顔があるからね…それに、入学決定して、書類にサインしたら、2年はここを辞めることが出来ないって書いてあったし…」
「え?何でそんなこと知ってるのよ?」
「はぁ…?書いてあったじゃない!受付の入口のポスターに!小ちゃくだけど!」
(そ、そんなとこまで見てたなんて…由美に探偵の資格をお譲りします…グスン…)
「とにかく、私たちは手抜きの道通ったり、最悪橋とか、ここへくるまで地獄を見てきたんだから、話だけは聞いておこうよ」
(…な、何を聞けばいいの?先輩、いるんですけど…そ、それに地獄って…そうとう嫌ってるみたいだね、由美…帰りも通るのに…ハハハ)
「なぁ…君たち何話してるんだよ?」
突然先輩から話しかけられ、ビクッとした私は、
「え!いや〜…な、何でも…あはは…」
と笑ってごまかした。
そして、田舎に沈黙が訪れる。
しかし、この時は思っても見なかった…
まさか先輩の身にあんなことが起こるなんて…
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.41 )
日時: 2013/03/25 14:17 (w0109-49-134-132-94.uqwimax.jp)
名前: 愛華

まさかの展開wwwww

怖いサッカークラブだな・・・www
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.42 )
日時: 2013/03/25 19:17 (mesh)
名前: かなえ

[怪しげな…]
チュンチュン…チュン…
とても静かな場所だった。
辺りに都会の騒音はせず、ただ優雅に小鳥がさえずる無限の世界が広がっている。…さて、どうしてこのような場面になってしまったのか。一つの理由は、コレを書いた作者が大いに握っているが、もう一つの理由は他にあった。静かなのだ。…つまり沈黙。
私たちは、数分前、橋の地獄から生き延びてきた、運のある人間。そして今はこの大自然の、サッカースクールにいる。何とも、このような突発的な場所は珍しいであろう。そして、その自然の圧倒さに安堵したのか、それとも言葉を発する必要がないと感じたのかは分からないが、とにかく私たちは5分前から黙っている。誰も口を開こうとしない。
(…帰りたい…)
私は思うが、あまりにもみんなが動かないので、今まで我慢していた。
そして、由美は…
(…帰りたいなぁ…ん?誰あの人…)
そして、欄間 静希は…
(…ヒマだ…)
誰もがヒマ、帰りたいと思っていたのだ。お互いの気持ちを知ることなく……はぁ〜…
【3分後…】
「………」はぁ〜…
【それから5分後…】
「…あの〜…」
先輩がやっと喋った!!
「あのさッ!お、俺、ちょっとトイレ行ってくる!悪りぃ!」
「ちょっ…先輩?!」
先輩はさっさと行ってしまった。かくして、乃絵流たちはやっと沈黙の刑から解放されたのだった。
「乃絵流…」
と、その時、不安げに由美がささやいた。
「うん?どうした?由美」
「さ、さっきから変なの…」
「な、何が?」
「見てるのよ…さっきからずっと誰かが…ホラ、あの倉庫の裏」
「んー?」
私は目を細めてスクールの倉庫の裏を見張った。すると、確かに、今の季節に黒コート、サングラス、マスク…と、犯罪者お馴染みのグッズをきこなしている、不審な男…(かな?)がいた。
「ねぇ?気づいた?怖いと思わない?」
「さぁ…でも、ここの関係者かもよ…?ちょっと変わってるけど」「そうだよね…ごめん乃絵流」
「うん、気にしないで」
私はまたあの男のいた場所を見た。しかし、男の姿はそこになかった。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.43 )
日時: 2013/03/25 22:36 (mesh)
名前: なつき

ずっと見てましたぁ!!
うまい!うま過ぎます!
いいな〜あこがれます!
これからも、頑張ってくださいね!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.44 )
日時: 2013/03/26 02:06 (w0109-49-134-132-94.uqwimax.jp)
名前: 愛華

男!?

こえええww

運転手さん!?受付の人!?
それとも・・・
きゃあああああww
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.45 )
日時: 2013/03/26 09:35 (mesh)
名前: sky

先輩危ないんじゃない!?

ドキドキしてきたー☆
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.46 )
日時: 2013/03/28 14:57 (w0109-49-134-132-94.uqwimax.jp)
名前: 愛華

あげ↑
スレが埋もれてる〜

かなえさんガンバレ!!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.47 )
日時: 2013/03/29 01:35 (mesh)
名前: かなえ

ギャー!
気がついたら埋れてるー!Σ(゚д゚lll)
皆さん、どうもすいませんT^T
いきどまってました…

始まり↓
[迷子の迷子の先輩さん♪あなたの居場所はどこですか♪]
「も〜先輩、一体どこに行ったのかなぁ?」
「さぁね…もしかして、道に迷ったとか?」
「えー?まさかぁ…だって先輩はここの部員だよ?迷うかなあ?」
私と由美は、現在戻ってこない先輩を探しに、歩き回ってます。
「ああ〜もうダメ!疲れた〜」
私の脚も悲鳴をあげて、私は地面に座り込んだ。
「何言ってるのよ!乃絵流の好きな人のピンチかもしれないのよ!?ハイ、立って!探すよ!」
「ピ、ピンチって…どんな?」
「…乃絵流も見たでしょ?さっきの怪しい男…!アイツに誘拐されたかもしれないでしょ!」
「誘拐ってねぇ…推理小説じゃあるまいし…」
「これは推理小説よ!」
(全く…由美はさっきからずっとこの調子。でも、私だって心配なのはそうだけど…もう〜ここムダに広い…)
…と、その時、由美の顔が真っ青になった。
「ののの…乃絵流ッ!」
「え?ど、どうしたの?!」
「ほ、ホラ!あそこみて!」
(…どこよ…?)
由美が震える手で指差した所をゆっくりとみると…
なんと、先輩が仰向けにそれもぐったり倒れてたッ!私たちは驚きびっくり、慌てて先輩に駆け寄り、地面にひざをついた。
先輩は意識を失っているようだった。そしてよく見ると、少しだけど、頭から血が出ている。外傷ありだ!
「せせせせせ…先輩〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!」
私だけは、そう叫んだ。それでも先輩は動かない。
「そんなぁっ…先輩ッ…起きて…起きてくださいィ!…っ…起きないのなら…ッ」
バシッバシッ
私は先輩の顔をビンタした。思い切り。
バシッバシッ
(先輩…ッ先輩…ッ目を覚まして…)
「…乃絵流…!乃絵流!!」
パシッ
ハッ
「あ…由美…」
私の腕は、由美によって止められた。こうして私はやっと正気に戻れた。そしてそれと同時に、先輩の顔に、新たに切り傷という名の外傷ができた。
「ゴ、ゴメン…我を失ってた…」
「もう!あのまま私が止めなければ、乃絵流欄間くんを顔が潰れるまで叩き殺してたわよ」
由美は軽く、怖いことを言った、その時だった。
「…うっ…」
「せ、先輩!」
先輩がゆっくりと上半身を起こした。
「だ、大丈夫ですか?!先輩ッ」
「…あぁ……君誰だっけ…?」
「えっ…」
「………」
沈黙…

「いっ…いやあああ〜!
先輩の頭がおかしくなったぁ〜!何で!何でよ!ああああ〜!」
「お、落ち着け!乃絵流ッ!」
「…あれ…?ここどこ?」
「え?欄間くんのサッカースクールの場所ですよ?」
「サッカースクール…?」
「…あの、それより、一体何があったんですか?」
「…ん?あぁ!そうだ…。俺はトイレ探してて、ここに来たんだ。そしたら後ろからいきなり頭を殴られて…倒れこんだところを前からドカンと…いてー…ん?なんか顔も、痛いような…?」
「せ、先輩!顔は気のせいですよ!そ、それより、二回も殴られたんですね…あ、ち、ちなみに、私のこと本当に忘れてます?」
「え!い、いや、忘れてない…」
ホッ 安心。
「そ、それよりトイレはどこだ!行きたくて仕方ない!ちょっと行ってくるな!」
「えっ!ちょっ、先輩怪我大丈夫なのかな?」
私は由美を見た。あごに手をあてて、何かを懸命に考えてる様子だ。
視線はまっすぐ先輩。まさか、先輩に何か…?

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.48 )
日時: 2013/03/31 16:20 (zaq)
名前: 愛華

どういう展開!?

やっぱり面白いな〜!!

頑張ってb
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.49 )
日時: 2013/03/31 18:43 (mesh)
名前: かなえ

「面白い」「頑張って」の言葉、
いつもながらどうもありがとうヾ(@⌒ー⌒@)ノ
これからもよろしく〜

始まり↓
[ただ知りたいの?それとも…]
目を閉じて考えていた由美。と、突然、視線を私に向け、言った。
「…ねえ?乃絵流?欄間くんの好きな人知ってる?」
何ー!とうとう由美まで先輩の虜に…?
「え?何で?も、もしかして気になる…??」
「なっ…ち、違うわよ!ほ、ほら、前にも一度、欄間くんの好きな人が誰かで盛り上がったことあったじゃない?その時に、担任の佐々木先生だけが欄間くんの好きな人知ってるって…」
そう、誰もがするであろう、好きな人の話題、通称恋バナ。ウチのクラスでも、クラス全体で先輩の恋バナで盛り上がったことがある。どうしてそんなに盛り上がったかというと、友達の周りでも、先輩の恋の噂は全然なかったから。当然、由美以外のほぼ女子は先輩の憧れの人が知りたくて、授業が終わったら、すぐ先輩の机を取り囲んだんだ。でも、先輩は唯一担任の佐々木先生にだけは自分の好きな人を言ったそう。だから今度はターゲットが先生に移ったんだっけ。いや〜でも先生は口が硬くて、結局聞くことはできなかったけど。
「で?それがどうしたの?」
「いや〜だって欄間くんさっきから変じゃない?好きな人のことで悩んでるのかなぁ…って」
変…?先輩が…?
「ねえ、由美。変ってどこが…あ…」
私が聞こうとした時には、もう由美は推理のポーズになっていて、それ以上語ろうとはしなかった。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.50 )
日時: 2013/03/31 20:20 (zaq)
名前: 愛華

逆にいつも言ってるような言葉でごめんなさい・・・w


じゃあ今日は・・・

やっぱりかなえさんの小説はいいね!
勉強しすぎて疲れてるモヤモヤの解消になる><

これ本音で〜す(
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.51 )
日時: 2013/03/31 20:51 (mesh)
名前: かなえ

えぇっ!全然いいんですよー!!
私も前に言いましたが、愛華さんのような、
応援の言葉がすごく励みにもなるし、
すごく嬉しいです!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.52 )
日時: 2013/03/31 21:55 (zaq)
名前: 愛華

いえいえ!!

あたしもかなえさんの小説があるからこそ勉強にやる気が出るんです!

これからも書いてください!生意気なこと言っちゃってすみません!頑張ってください!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.53 )
日時: 2013/04/01 20:26 (mesh)
名前: かなえ

愛華さん、ありがとう(T ^ T)
嬉しいよ〜っ

始まり↓
[キケンな脅迫]
場所と時間も変わって、ここは病院、乃絵流たちがバスに乗る、2時間前…
そのある病室には…

俺は欄間 静希。毒にやられて現在どっかの病院に入院中。だが、意識は今さっき戻った。あぁ、驚いたなぁ…なんだか、長い夢を見ていたようだった。ホント、生きるって大切だな。良かったよ、死んでなくて。さて、これからどうしよう。生憎、病室には誰もいない。動こうにも、俺の体は落ちないようにするためか、治療しやすくするためか、太いマジックテープで固定され、腕以外全く身動きがとれない。
「はぁ…」
俺は静かにため息をついた。
一体どんなやつなんだ?俺をやった犯人は。にしても俺は意識不明だったし。なんにもわからない。
と、その時、俺は横のテーブルの上に、手紙らしき、封筒があるのに気がついた。ヒマだし、読んで見るか。俺へのメッセージだったりして…
「うぐぐぐぐ…」
俺は目一杯、腕をのばした。
そしてやっと手紙に手が届き、GET。
ビリビリビリビリ…
ガサッ
中に入っていたのはやはり手紙と見られる便箋だった。
ガサガサ…
中を開くと…
んーと、なになに…『俺はあの事件の犯人だ。』…ん?
「…………」
は?!
「…な、なにぃー!こここ!この手紙、は!犯人からなのか!?ど、どういうことだ?!ギャー」
俺は思わず顔を引きつらせた。
手紙の内容はこうだった。

***************
俺はあの事件の犯人だ。
俺がわざわざお前に手紙をくれてやったのは、お前への差し入れがあるからだ。その差し入れとは…「スリル」だ。珍しいだろう。ありがたく受け取れ。
さあ、スリルというのは、お前のクラスメイト、「松田 乃絵流」が少し危険な目にあうということだ。松田が乗っているバスが向かうのは、お前が通っている、サッカースクールだ。俺はそこにいる。そしてずっと松田を見張っているよ。ちなみに、バスは10時半に出発する。
いいか、これは俺とお前の勝負だ。他人とは協力するな。
さあ、お前は愛する者を守ることができるかな?
せいぜい生き延びろ。
はははははははははははは!!!
犯人より
***************
…頭おかしいのか、こいつ。
しかし、松田さんがバスに乗ることを予測しているとなると、こいつ、侮れないな…でも、ここに書いてあることは本当か?だとしたら松田さんが危ない!どーしよう!警察呼んだ方がいいか?あぁ…どうしたらいいんだ?!
ふぅ…落ち着け!俺!ここで取り乱してはいけない!ふぅ〜
あ!そうだ!龍希(りゅうき)を呼ぼう!あいつがいたら…
高村 龍希(たかむら りゅうき)。俺のいとこだ。年も同じ。何と言っても、俺と龍希は顔も背も声もそっくりなのだ。だが決して、兄弟でも、双子でもない。
「うぐぐぐぐ…」
またもや俺はテーブルの上にある自分のスマホに手をのばした。
えーと、高村…高村…あ、あった。
プルルルルル… ガチャ
「はい、もしもし、高村ですが」
「あ、龍希!俺だ!静希!」
「し!静希!?何で…お前意識戻ったのか?!おい、誰かに知らせたほうが…」
「ダメだ!実は龍希以外の他人を呼ぶことが出来ないんだ…!」
「はっ?ど、どうして…」
「と、とにかく今すぐ来てくれ!来たら話すから!」
「わ、分かった…」
俺は龍希に病室の場所を知らせ、誰にも言うなと口止めした。脅迫状には、他人とは協力するなと書いてあるし、たぶん犯人は俺の通う、サッカースクールにいると思うけど、あまり大勢の人に話しても、脅迫状のことが広がるだけだ。松田さんを助けるには、誰にも内緒で行動しなければ…
…まあ、龍希は例外として。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.54 )
日時: 2013/04/02 18:50 (mesh)
名前: sky


やっぱり、両想い☆


つか犯人は同じバスに乗ってるの!?
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.55 )
日時: 2013/04/02 19:14 (mesh)
名前: かなえ

乃絵流と静希、両思いで良かったですね〜
\(//∇//)\

始まり↓
[龍希、参上!]
ここはとある病室。
実は俺に、人生最大の危険が迫…
ガララララ…!!
「おう!静希!!」
「わっ、バカ!大声出すな!戸も静かに…!」
「はは、悪りぃ…静希が目覚まして、嬉しくて…本当に体大丈夫なんだろうな?親の前に姿現したら泣いて喜ぶぞ?」
「いや〜それが話せない事情が…って、そ、その前に、このテープ、外してくれねえか?」
「うわっ!今気づいた!何で縛られてんだよ!」
「お、おそっ!ま、まあいいから!早く!」
バリバリバリバリ
テープはものすごい音をたて、俺はやっと解放された。
「…はい。大丈夫か?…それで?何で俺が…?」
「そ、そう。それなんだが…」
俺は脅迫状のことを詳しく話した。…松田さんの名前は出さずに。
すると龍希の顔は顔を真っ青になった。
「何?!じゃあ早くその女の子助けないと…な、なあ?ほんとに、その子の名前知らないのか?!知ってたら助けやすいのに…!」
「え?い、いや…知らない…」
…言えるか。名前なんて。
「ッたく!何なんだよ、この犯人。逃げてばかりなのに、静希にはこんな薄汚い脅迫をよこしやがって!こんなもん送るならさっさと自首しろよ!!」
すると龍希の顔は、今度は真っ赤になった。…感情が分かりやすい奴…。
「…えーと?脅迫のことはわかったけど、何で俺がここに呼ばれたのかが分からん…」
「はぁ…いいか?よく聞けよ?龍希には、俺のフリをして、その女の子が乗るバスに一緒に乗って欲しいんだ。」
「え?俺が?」
「あぁ。でもその女の子や犯人に気づかれないように乗れよ?犯人は他人とは協力するなと言ってるんだから」
「俺はその子のボディガードって訳か…で、でもばれねえかな?」
「ばれねえよ!俺たち本当にそっくりだし。じゃあ、早速計画立てるか」
「あと、その犯人の真相、だな。よしッ!」
「あぁ…そうだな…フッ」
「な、なに笑ってんだよ!」
「いや〜良かったなぁって。龍希がこんなに積極的で」
「積極的にしてんのは、俺を呼んだ静希だろ?!あ〜っ!早く取り掛かるぞ!」
「えーと?まずはこの脅迫状から見るか。この中に犯人のミスがないか探そう」
こうして、俺たちの推理は始まった。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.56 )
日時: 2013/04/06 20:17 (mesh)
名前: sky

かなえさん

忙しいのかな?

少しずつでも良いから頑張ってね!!

アゲ↑
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.57 )
日時: 2013/04/07 17:21 (w0109-49-134-142-0.uqwimax.jp)
名前: 愛華

ごめんなさい。
旅行で1週間これませんでした泣

ま、まさかの両想い!!!
からの龍希君wwwすごいな・・・
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.58 )
日時: 2013/04/08 06:57 (plala)
名前: ユリア

おひさ♪ユリアだょー(=´∀`)人(´∀`=)

覚えてるかな??最近、勉強で忙しかったからコメできなかった。

ごめんね。。。今日からは、ちゃんとみるからね!がんば!!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.59 )
日時: 2013/04/09 09:12 (zaq)
名前: 愛華

あげ↑↑

ファイト!
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.60 )
日時: 2013/04/09 19:19 (mesh)
名前: かなえ

いやあああ〜Σ(゚д゚lll)
愛華さん、ユリアさん、skyさん、
ごめんなさい!!
実は私も愛華さん同様、旅行に行ってて、
立った今帰りました!
それが、飛行機が、風が強くて、欠航に
なってしまって、一日帰るのが遅くなったんですっ!!
私、iPod touchで小説載せてるので、
外ではインターネット繋がらなくて…m(__)m
めちゃメチャ遅れましたね!!
ほんとすみませんッ!m(__)m

ユリアさんへ*謝らなくていいです!
覚えてるに決まってるじゃないですか〜^_^
よかったら、また来てね☆
ありがとう〜(≧∇≦)

skyさんへ*いつも見てくださって、
ありがとうございます(^◇^)
遅れることもありますが、これからも
よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ

愛華さんへ*毎日のようにコメして、
ホント感謝してるし、嬉しいです〜!
どうもありがとう☆
これからもよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ

始まり↓
[さっそくミス発見?!]
30分後…現在8時。
「どあああ〜ッ」
龍希は背伸びをして、そばのいすにドカン!と座った。
「つ、疲れるなぁ〜この地味な仕事」
「じ、地味って…た、確かに地味だけど…!早くしねえと10時半まであと2時間半しかないんだから…」
「…何そんな焦ってんだよ…?」
焦るだろ!松田さんが危険な目にあおうとしているんだから!!
…とは言えず…俺は黙った。
「なあ、静希。…もしその脅迫状、嘘だったらどーすんだ?」
「嘘じゃねえよ!絶対!だから早く作戦を考えろって…!」
「…そっか…ふふっ」
「…何だよ?…でも何度読んでも特に怪しいところはないよなぁ…ミスとかさ」
「ああ、そうだ!さっきから思ってたんだけど、その女の子って、静希の好きな人なのか?」
「………」
「………」(沈黙)
「えぇぇぇ!!!ななな何で?!?!」
「お、落ち着けッ!看護師にきづかれるぞ!」
「はぁ…はぁ…ふぅ〜…。そ、それで、何でそんなこと…」
「だ、だってさ、この脅迫文に書いてあるから…そうなのかな?と…」
ホラ、ここ。と言って、龍希が指差したところは、文の最後、『さあ、お前は愛する者を守ることができるかな?』のところ。
「!!!」
そして俺は気づいた。
この暗く、闇に隠れた犯人の正体を。待ってろよ!俺が必ずお前を閉ざされた暗黒の牢獄にぶち込んでやるからな!!

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.61 )
日時: 2013/04/10 13:48 (zaq)
名前: 愛華

龍希ガンバレー!!ww

うちも欠航になって次の日かえって来ましたww

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.62 )
日時: 2013/04/10 21:12 (mesh)
名前: かなえ

[ドキドキ!?]
そして2時間半がたち、龍希は言われたとおり、静希の代わりにバスに乗った。
「乗客はまだいない…とにかくその狙われている女の子に見つからないようにしなければ…あ、そうだ!」
龍希はあまり目立たない、バスの運転席に一番近い席に座ろうと、前の方に行った。
「ん〜?まだ運転手いないな…ラッキー♪お?」
その時俺は気づいた。
運転席の、ハンドルの真下、荷物を置くような、凹んでいる段があるのに気がついた。ちょうど俺が入れそうなくぼみ…
試しに入って見た。
「よいっしょっ」
俺は小さく体育座りをして、運転席の横に置いてあった運転手の荷物を、俺の前に、隠すように置いた。
(ちょっときついけど…まあ、誰にもばれないだろう…)
ガチャ…
「よっ」
(わっ!やべ!運転手来たっ!み、見えてねぇよな…?)
「フンフフーン♪フフンフーン♪」
(こ、コイツ、鼻歌歌ってる…!能天気だなぁ…でも良かった…)
とりあえず安心した俺は、その女の子が乗ってくるのを、運転手と共に待った。
バスが出発する3分前…。
ガチャ…
(お!来た!)
「ねぇねぇ、先輩の通うスクールって、どんなとこだと思う…?」 (ん?一体誰に聞いて…)
「えー?意外と普通のトコかもよ…?」
(え…?2人…?)
「そ、そうかなぁ…でも、ゴージャスだといいね、由美」
「贅沢だねぇ…乃絵流は…」
(乃絵流…?由美…?乃絵流って子と、由美って子…どっちが狙われているってんだよ?!2人いるなんて…き、聞いてないぞ!静希〜っ!!)
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.63 )
日時: 2013/04/11 16:32 (zaq)
名前: 愛華

他の人の目線から書くのすごい上手だね!!

見習わなくては・・・
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.64 )
日時: 2013/04/11 21:01 (mesh)
名前: かなえ

愛華さん、ありがとー(≧∇≦)

あ、ところで、皆さん、何かいい部活、オススメの部活ってありますか?
私、体重43キロと、めっちゃ太ってまして…
痩せる部活が知りたいのですが…

いいコメ待ってます。

始まり↓
[謎の声]
みんなは覚えているだろうか…?
谷ヶ川で刑事とクラスの女子とき…
乃絵流の頭にフラッシュバックしたあの謎の声。懐かしく、どこかで聞いたことのある声だった。
・・・・・・・・・・・・・・・
キーンコーンカーンコーン
授業終わりのチャイムです。
スクバを持って、由美が来ました。
「ねえ、乃絵流。私図書館に本返しに行くんだけど、悪いけど付き合ってくれない?ごめんね!」
「うん、今日は部活もないし、いいよ」
こうして、私たちは図書館に向かって歩き出した。
「由美?何の本借りたの?」
「んー?『謎の声』っていう推理小説だよ。日頃からこういうの読んでれば次第に推理がうまくなるんだ」
「謎の…声…?」
(待てよ…確かあの時…!)

((昔悪いことをしてお店の人に見つかって、捕まったことがあるんだよ))
((そして、ずっと何年も脅されてたんだ))
((その店の人も悪くって…何万というお金を要求して…))

(…そうだ…!!あの刑事と谷ヶ川で話している時…頭の中に声が…)
「ねぇ?乃絵流?聞いてるの…」
(あ、あの声……あれは…!まさかっ……)
「ねぇ…大丈夫…乃絵流っ…」
ハッ!
「……お母さん…?!」
あの声は、なぜかどこかできいたことのあり、懐かしい声だった。
あの声は、自分の母親だと、乃絵流は確信した。
(そうだ…お、思い出した…)
ときは、2年前にさかのぼる。
・・・・・・・・・・・・・・・
「あ…!おい!みんなー!万引き犯が来たぞーッ!!」
「きゃーっ!やだー!」
「もう学校くんなよー!ははは」
2年前の私は、学年が変わっても、普通の学校生活を送る…はずだった。
私のクラスに、異変が起こったのは、丁度夏休みが終わり、2学期が始まったときだった。
藍豆益城(らんず ましき)という一人の男子が、夏休み中、ある駄菓子屋で、万引きをしたという噂が広がった。私もこれは、ウソの、単なる噂だと思ってた。だって益城くんは、明るくて、いつもクラスを盛り上げていたから…。
…でも…本当だった…。
隣のクラスの男子が、益城くんが警察に連れていかれる所を見たといったから…。そして、この件は、噂ではなく、事実だと証明された。…たった一人の男子の証言で。私は信じられなかった。いや、信じることが出来なかった。まさか、自分の身近な人が…。
それから2学期に突入し、益城くんは、シカトされるようになった。前大勢いた友達も、まるで益城くんがいないかのように接し続けた。さらに、それから2週間たつと、無視だけではなく、「万引き犯」「学校に来るな」などの罵声、机に落書きなどの、定番のいじめが始まった。目立つ子は大声で、おとなしい子は裏で、益城くんの悪口を言いまくった。どの子も、悪口を言わなければ自分もいじめられるのではないかと、ビクビクして…。
そう…私も…。悪口…言ってしまった…。それは、2年たった今でも後悔している。
『なんであの時…っ』と。
家に帰ると、いつもお母さんが晩ご飯仕度を急いでいた。お母さんは、私のクラスでいじめがあったことも、益城くんが万引きをしたことも、何一つ知らない。もちろん、私が裏で、悪口を言ったことも。
「ああ、乃絵流!おかえり。学校楽しかった?」
「…え…た、楽しかったよ…」
お母さんの優しい笑顔を毎日みて、その度にウソをつくのが辛い。その笑顔に負けて、涙が溢れて来そう…。
でも、バレちゃいけない。
じゃないと、私の悪口のことが、家族みんなにバレちゃうから…。
ホントは、こんなことしたくないけど、悪口を言った自分の罰だと思って、ずっと耐えてきた。
「また地獄の明日がはじまるんだ…」
自分の部屋に閉じこもると、こんなことばかり考えた。

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.65 )
日時: 2013/04/12 16:32 (zaq)
名前: 愛華

あたしもダイエットのために部活やりますよb

えーっと、剣道です!
先輩たちは「運動神経全然関係ないよ」って言ってくれますが、
当然の所素振りやランニングはかなりキツいw

そんな過去があったんだ・・・
驚き桃の木山椒の木!(
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.66 )
日時: 2013/04/13 23:46 (mesh)
名前: かなえ

へぇ〜っ!
愛華さん、剣道部なんですか!
驚き桃の木山椒の木!(笑)
ちなみに、私はテニスにしました☆
これからも中学、頑張ろうね!

始まり↓
[大丈夫]
「…大丈夫…」
これは、私が初めて、いじめられていた益城くんにかけた言葉。私だけはずっと味方でいるから…安心してね…という気持ちをこめて、勇気を振り絞って出した声。とても小さくて、か弱い声だったけど、益城くんが笑顔で振り向いてくれたのを、今でもクッキリと覚えている。
益城くんは、休憩時間になると、日課のように屋上に上がった。
私も、悪口に染まった友達とは、遊ぶ気にもならなくて、益城くんの後に続いて、屋上に上がった。前の私の友達も、今では、もう本当の友達だとは思えなかったから。屋上の分厚く、重い扉を開けると、以前と違う、益城くんがいた。益城くんの後姿は、とても寂しそうだった。私は知りたかった。本当に益城くんは、万引きをしたのか…。そして何より、謝りたかった。悪口言って、ごめんなさいって。みんな、目をつけられないよう、ただ目立つ子の通りに行動してて、謝る子なんて、誰もいなかったから…。
でも…
「俺は…大丈夫だから…早く消えろ」
と、言われたときは、ショックだった。
(私は邪魔なだけだったのかな…)
しかし、後で考えると、《俺と関わると、今度は、松田がいじめのターゲットになるから、早く俺の前からいなくなれ》という意味だったのか、と気づいた。このときやっと、益城くんは万引きなんか、絶対してないと思えるようになった。そして、益城くんのことを、ただのクラスメイトだとは、思わなくなった。人生初めてのヒトだった。
でも、それからしばらくして、益城くんはいじめから逃れるかのように、転校してしまった。どこに転校したのかは、誰にもわからなかった。
益城くんがいなくなると、大地震の後のように、みんな、静かになった。悪口も、私のクラスから消えた。やっと、クラスに、平和が戻った。
でも悔しかった。「ごめん」の一言も言えなかったから…。こうして、私の心の中には、【後悔】と、【悲しさ】だけが、残った。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.67 )
日時: 2013/04/14 02:26 (zaq)
名前: 愛華

何という悲しい過去・・・。
偶然の出会いもあったりして!!

テニスかー!!
テニスも候補にあったんですけど、先輩が皆性格悪いのでやめたw
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.68 )
日時: 2013/04/14 03:33 (mesh)
名前: かなえ

ヤバーい!
ここずっと眠れないよ〜(>_<)
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.69 )
日時: 2013/04/14 13:27 (zaq)
名前: 愛華

眠れる方法

シャワーを浴びる
意味分からん本を読むw
掃除する
外を走る

これくらいかなww
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.70 )
日時: 2013/04/14 13:52 (mesh)
名前: かなえ

わー、愛華さん、
ありがとうございますぅ(^O^)
これからは、ちゃんと寝ます…w

始まり↓
[ばれた嘘]
「乃絵流…益城くん…いじめられてたのね…」
益城くんが転校して、丁度、1ヶ月後。
お母さんが、お父さんが寝た夜に、私の部屋に来て言った。
(な、何で知ってるの…?)
私の心臓がバクバク動いて、顔が熱くなった。
「ど、どうして…」
「…乃絵流が学校に行ってる間にね、電話があったの。名前は、藍豆 益城くんからだったわ 」
「益城くん…!?」
「今、益城くんの通っている学校には、秋休みがあったのね。乃絵流がいないと知ると、乃絵流が帰ってから、今から言うことを伝えてくれって…」
そして、お母さんは、益城くんの伝言が書いてある、一枚の紙をくれた。

松田へ
勝手にいなくなってごめん。
でも、もう俺にはいじめのターゲットは無理だ。いじめられるってことがどんなに辛いか、分かったよ。
乃絵流には、『ありがとう』って伝えたい。こんな俺に声かけてくれて。消えろって言ったけど、すんごく嬉しかった。
でも、これだけは言っとく。
俺は万引きはしてない!
俺をはめるために、一馬(かずま)が仕組んだんだ。
一馬は前から俺のこと、能天気でウザイって、嫌ってたからな。
隣のクラスの奴の証言は、一馬とウラで手を組んで、打ち合わせしてあったんだ。だから俺は、はめられただけなんだ。
いきなりごめんな。
また松田に会えるといいな。
さよなら。 藍豆 益城より

一馬くんっていうと…確か、中学は受験して別の学校に…そういえば、一馬くんも益城くんと同じように目立ってたなぁ…性格が似てるってみんなから馬鹿にされてたっけ…だから益城くんを…?
でも、良かった…益城くん、万引きしてなかったんだぁ…
「…乃絵流…乃絵流っ…!乃絵流!!」
ハッ
「あ…お、お母さん…」
「それで…伝言の内容からすると、益城くんは、万引きをしたって言われて、みんなからいじめられていたのね。そして、乃絵流が声をかけた。えらいわね。益城くん、喜んでるじゃない」
(…違う。益城くんは、私が悪口言ってたなんて知らないから…また会えたらいいなって…ホントは私に益城くんと会う資格なんて…)
「でも、乃絵流のクラスでいじめがあったなんて…小6の時の担任の先生に相談しようか…?」
「!!」
「ねぇ?乃絵流…」
「やめて!!」
「…え?」
「そんなことしたら今度は私がいじめられる!今更過去を掘り返さないでよ!!私は益城くんと同じ目にはあいたくない!顔も合わせたくない!余計なことしないでっ!! 」
タダダ…!
私は走って、自分の部屋に逃げた。遠くでお母さんが叫んでたけど、無視して走った。
バタン…ガチャ
部屋の鍵をしめて、密室をつくると、私はベッドに倒れた。
「うっ…うっ…うぇ…ううっ…うっ…」
そして泣いた。
嬉しかったのに。ありがとうって…また会えるといいなって言われて…お母さんだって、悪くないのに…でも無理だ…!私が益城くんと話すことは…!資格がないんだから…
コンコン…コンコン…
そのとき、ドアがノックされた。
「乃絵流…!ごめんね…お母さん、あなたのこと、何も考えていなかった…ごめんなさい…」
お母さんは、ドア越しに謝ってくれた。私、あんなにひどいこと言ったのに…。
(…お母さん…)
「お母さんは、ずっと乃絵流の味方だからね…それだけは安心してね…あのね、さっきの話だけど、人の流れに沿って行動することも大事なのよ…。ほら、よく言うじゃない?空気を読むって。人とうまくコミュニケーションすることは大事だから」
「は…っ…何が言いたいの…?」
「…だから…もし…乃絵流が…周りの子と同じような行動をしても、仕方ないことなのよ…」
「!?」
(も、もしかしたら、お母さんは、私が益城くんの悪口言ったことを言ってるの…?でも、何で知ってるの…?)
「…しっ、仕方ないことじゃない!!私は万引き犯より、罪が重いよ!! 」
「乃絵流…」
そして、ヒューヒューと、窓の隙間か、風が入ってきた。今は秋だけど、風は冬のように冷たかった。そして、しばらくしてお母さんはつぶやいた。
「…お母さんにとってね…自分の子がいじめられるのは…すごく悲しいことのよ…」
「えっ…」
(お、お母さんは…そんなに私のことを…?)
「…お母さん…私のこと…嫌ってない?」
「え?」
「だ、だって…さっきあんなにひどいこと言ったから…」
「嫌うわけないでしょう?可愛い可愛い、たった一人の私の子供よ?」
「………うっ…うー…うわあああん…あーっうっうっ」
ガチャッ
私は泣きながら鍵を開けた。お母さんの顔を見たかった。
そして、お母さんの顔を見るなり、飛びついた。
そして、この日から私は、悪口を言った罪悪感から解放されると同時に、お母さんとの絆をもっと深めることが出来た。
その日、お母さんと私は、ソファに一緒に座って話した。
クラスのいじめが、万引きから始まり、勘違いでエスカレートしていったこと…そして…私が益城くんを裏切り、悪口を言ってしまったこと…
お母さんは私が泣きながら話すのを、背中をさすって、聞いてくれた。
全てを話し、私がスッキリした頃お母さんも、過去を話し始めた。
「あのね、乃絵流…」
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.71 )
日時: 2013/04/15 20:53 (mesh)
名前: かなえ

「どうしたの?お母さん…」
お母さんの目は、真っ赤になり、涙が溜まっていた。
「お母さんのお父さんのお父さん…つまり、乃絵流からみて、ひいおじいちゃんね…」
「うん…」
「昔悪いことをしてお店の人に見つかって、捕まったことがあるんだよ…そして、ずっと何年も脅されてたんだ」
「悪いこと…?脅されてた…?」
「そう。ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの間に、お母さんのお母さん、つまり、乃絵流のおばあちゃんが生まれたばかりのころ。当時、赤ん坊のおもちゃが発売されたんだ…笹を編んで作ってあってね…その中心には、小豆や豆がたくさん入っていてね…笹の棒を回したり、振ったりすると、ジャラジャラ音が鳴るっていう…今でも似たようなおもちゃ、見たことあるでしょう?」
「おもちゃ…」
「でも、当時、そんな珍しいおもちゃは、笹を細かく編み、手間がかかった。当然値段が高くて…裕福ではなかったひいおじいちゃんたちが買える物ではなかった。…だから…盗んだの…!」
「…え…」
「ひいおじいちゃんは、おもちゃを黙って盗ってきて…その時は、貯金で買ったと言ってたそうだけど、お店の人がおじいちゃんの万引きの姿をみていたの。そして、簡単に住所が突き止められた。そのお店の人は、万引きのことを隠しておく代わりに、毎月、米3kgと、鯛などの魚の食糧を要求してきた。ひいおじいちゃんは万引きをしてるから、警察にも相談できなかった…」
「ひいおじいちゃん…が」
「その店の人も悪くって…何万というお金を要求して…」
「お、お金まで…?」
「もう、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんに隠すことが出来なくて…すべて話したそうよ…」
「ひいおじいちゃんにもそんなことが…?」
「あのね…お母さんが言いたいのはね…ひいおじいちゃんみたいにはなって欲しくないの…悪口を言ったのは…もう、反省していることぐらい…お母さんには分かる。絶対、今後からは言ってはだめよ。益城くんを…今度は笑顔にさせなきゃね…」
「…ごめんなさい…お母さん」
「………」
(お母さん…何も言ってくれない…やっぱり怒ってる…それとも、悲しんでる…?どうしよ…私のせいで……)
「…乃絵流」
ビクッ
「はっ…はい…」
と、その時だった。
お母さんが勢いよく私を抱きしめた。
「おっ…お母さん」
「…良かった…」
「えっ?」
「乃絵流が無事で…本当にっ…良かった…うっ…の…乃絵流…」
「お母さん…うっうっ…うわああっごめんなさいっ…お母さん…ごめんなさい…」
「いいのよ…謝らなくて…」
そしてお母さんは、私の両肩を上からおさえ、
「乃絵流がしっかり反省しているのなら」
私をしっかり、地に立たせた。
「……っおかぁ…さん…っ」
私は、あまりの嬉しさに、泣くしかなかった。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.72 )
日時: 2013/04/20 18:43 (w0109-49-134-142-0.uqwimax.jp)
名前: 愛華

やばい・・・
泣いた(


自分の状況と似てる。
こんなお母さんほしいな。。。
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.73 )
日時: 2013/04/21 18:42 (mesh)
名前: かなえ

愛華さん、こんな私の小説で泣いてくれる
なんて…嬉しいです。
でも愛華さんの状況知らずに書いてしまって…
思い出させてごめんね…
気を悪くしたのなら謝るからね…!
一緒に頑張ろうね!
愛華さん大好き!!

始まり↓
「乃絵流…乃絵流っ!!」
はっ
「…由美。」
「ねえ!ちょっと大丈夫?!」
「あぁ…ちょっと…ね」
「乃絵流ったら、ずっと私が話してんのに、何も答えてくれないし!」
「ご、ごめん…」
(…どうして忘れていたの…益城くんのこと…益城くんは…今どこにいるんだろう…?)
「はぁ…あのさ…最近乃絵流…変だよ…?」
「…えっ…変?」
「もしかして何かあった?私のせい?」
「…何で由美のせいだと思うの…?」
「なんか、私勝手に少女探偵団とか言ってさぁ…急に乃絵流と仲良くして…鬱陶しい?」
「そんな…っ!全然鬱陶しいなんて思ってない!由美とはこれからも友達…いや、親友だから!!」
「乃絵流…ごめんね!私、変だって言っちゃって…あは…乃絵流は乃絵流だよね」
「うんっ!」

そして私はこの日の夜、大好きなみんなが寝静まった真夜中に手紙を書いた。
勿論、憧れ続けた、あの人に…


[クソオオオーーッ!!]
そしてその頃、欄間静希といえば…
病室のベッドでスヤスヤと寝息を……立てて…いなかった。
サングラスと、マスクをして、(一応変装)裏山の、林の中を通り、学校に向かっていた。
「ハア…ハア…ふーっ、意外と病院と学校って離れてんだな…ハアハア…」
え?どうやって病院から脱出したのかって?
確かに、病院の廊下には、他の患者や、看護師なども歩いてるけど、俺の病室は一階で、
そのまま窓から抜け出せばいいのだ。だが、犯人に殺されそうになったからなのか、窓の前には、刑事の部下が一人、交代で立っている。…だが…
「ぐおおおおお〜っぐう…ぐおおおお〜」
今日の当番の刑事は、警戒なんて、そっちのけで寝てた。…おい、俺の警備は…?!(汗)
「…はぁ…寝てるし。大丈夫か?任せられねぇ…警察がこんなので(笑)信頼失うぞ…」
と、いうわけで、俺は簡単に窓かや脱出出来たのだった。
そう、それはそうと、なぜ俺が学校に向かっているのかは…。…会いたい人がいるからだ。直接話したい。…真実を…知りたいから…。
「ハアハア…しっ…信じてたのにな…。犯人じゃないって…あの人は…信じてたのによ…かっ…勘違いしているだけなんだ…それを分かって…誤解を解かないと…ハアハア…クソオオオーーッッ!!」
俺は自然と、目一杯叫んだ。
俺の叫びは、まるで龍の如く、すばやく遠くまで木霊した。裏山の木々も、ただ気味悪く、ザワザワと揺れるばかりだった…。

   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.74 )
日時: 2013/04/22 13:33 (zaq)
名前: 愛華

全然悪くないですよ!!

ていうか、正直ここまで上手く感情を表せてすごいなって思いましたwww

文才ないからなー((

会いたい人って誰!?
   メンテ
Re: 小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2 ( No.75 )
日時: 2013/04/24 19:10 (mesh)
名前: かなえ

ごめんなさい
   メンテ

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by 桃ちゃん
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by 精神科Dr.加藤智大
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by うんこを出し切る
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by Q太郎
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by Q太郎
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by Q太郎
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by ネタ切れ女子
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by Q太郎
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by Q太郎
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by Q太郎
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by よし頑張って出す
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板ユウト君 今日は友達の宿題の都合でダンスなくなったよん暇だよん1131592023/08/11 12:48
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板ユウト君 戻ってきたらまた話そうねん 話したいよんアイドル733512023/08/04 10:47
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板ユウト君 怖いこと書く人は無視しようね大人気女子2134662023/07/28 17:25
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板天使は働いてないから親にお金を渡されてるじゃん 矛盾してるよお金は親にねだるもの632152023/07/26 17:23
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板私は公立高校だから授業料はかかってないよん構ってあげるねん1332592023/07/24 17:52
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板天使は努力をした事がない 親の金でカフェと高級フレンチに!人生は親で決まる732012023/07/24 17:31
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板ユウト君 庇ってくれてありがとう!ここで話そうねん!アイドル630752023/07/20 16:33
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板ユウト君やっぱりこの掲示板で話したいよ 私はここが好きだよお願いしたいよ332862023/07/20 16:22
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板ユウト君 また話そう? 明日も私はダンスするよん!大人気女子434322023/07/20 08:56
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板天使は親に生活費と食費と毎日ドトールの飲み物代を払わせている40歳なのに無職432652023/07/11 17:42
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小説 「止まらないいじめ」〜悲しみを乗り越えて〜 2|雑談・ラウンジ - 悩み相談掲示板ユウト君 優くん 天使が私のスレを乗っ取った 天使は荒らし天使は酷い人832352023/07/03 21:41
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