確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.283 ) |
- 日時: 2015/08/30 05:10 ocn
- 名前: 相思華。
- 夜をなぞって朝を追いかける簡単なお仕事。
レールがない僕等は望んだ道を歩んでいる。 そして希望を抱いて夢を追いかける正しき道。 朝が待ち遠しいなんて久しぶりかも知れない。 この心地良さに身を委ねてしまえば楽なのか。 好かれることも嫌われることも飽いた。 それが人生って言うもんだって言われれば 全てが終わってしまうのだろうけど仕方ない。
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確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.284 ) |
- 日時: 2015/08/30 18:15 ocn
- 名前: 相思華。
- ぐらりぐらり不安定な積み木の上。
バランス取ってたつもりだけれど。 ついには落花してぐしゃりと赤色。 逃げ出そうとする四肢は繋がれた。 彼方此方向いて踊り出す。 夜をなぞって朝を追いかける役目。 それも、もう出来やしないんだろ。
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確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.285 ) |
- 日時: 2015/08/30 18:20 ocn
- 名前: 相思華。
- 僕とお前のことすら分からないなんて。
馬鹿らしくて笑えてきちゃうね、ああ。
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確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.286 ) |
- 日時: 2015/08/30 18:50 ocn
- 名前: 相思華。
- 貴方が私のことを嫌っているということは知っていました。
女である私も男である私も受け入れられないと理解してます。 それでも幾多とある運命の中で貴方と笑い合う夢を見た。 そんな私が愚かだったと言うだけの話なんですけれどね。 私は貴方と恋愛的な関係を抜きにした関係になりたかった。 貴方が私を恋愛対象として見れないように私も同じですから。 血の繋がりを超えたなにかになりたかっただけなんです。 ですがそれも、もうどうやら手遅れみたいですね。 サヨナラを言うには悲しすぎるので飲み込むことにします。 別れと言うものはどうしてこんなにも塩っぱいんでしょうか。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.287 ) |
- 日時: 2015/08/30 19:15 ocn
- 名前: 相思華。
- この醜い下等生物を愛してくれるのならば。
誰でも良くなってきた気すらするんだ。 そんなことあってはいけないのに、なんで。 飢えていると言ってしまえば終わってしまう。 愛される為に媚を売れば受け入れられる。 そんなことは知ってるんだ。 ちゃんと整えれば輝けるんだって知ってる。 それでもその行為をしたくないのは何故だ。
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Re:確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.288 ) |
- 日時: 2015/08/30 21:40 ocn
- 名前: 相思華。
- 男になりたい願望がふつふつと湧き上がってくる。
流れ出す血は憎き女の証なんだろうか、なんてね。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.289 ) |
- 日時: 2015/08/31 00:25 ocn
- 名前: 相思華。
- お前は僕の世界だったから簡単に見限れない。
そう言う意味ではきっと僕は劣ってたんだね。
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Re:確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.290 ) |
- 日時: 2015/08/31 14:30 ocn
- 名前: 相思華。
- 僕の世界はお前を中心に巡り廻っていく。
飼われる心地良さに身を投じたから駄目。 落ちていく一方であとは全て終わりなの。
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Re:確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.291 ) |
- 日時: 2015/08/31 19:05 ocn
- 名前: 相思華。
- 娯楽目的とは言えどこれは裏切り行為なのだろうか。
あの子が嫌がったらこの遊びも辞めてしまおうかね。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.292 ) |
- 日時: 2015/09/01 00:05 ocn
- 名前: 相思華。
- 少し前に切った傷が紫色っぽくなってる。
若干赤色が強い色をしてるから好き。 赤をゴクゴク飲むのも好きだから。 擬似的死に近づけるこの行為を辞めれない。
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Re:確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.293 ) |
- 日時: 2015/09/01 18:35 ocn
- 名前: 相思華。
- 久しぶりに号泣とまではいかないけど泣いた。
あの人の前だと、どうしても涙腺が緩くなる。 「怖かった」「全てが嫌だ」「逃げたい」 「頑張っているのに」「どうして」「なんで」 「受け入れて欲しい」「認めて欲しい」 そんな感情ばかりが溢れちゃってね。 久しぶりにボロボロ涙を流して頭撫でてもらった。 あの視線が笑い声が姿が全てが恐怖の対象。 深く考え過ぎてしまう僕を見抜いてくれたから。 僕はあの人が大好きなんだ、ありがとう。
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Re:確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.294 ) |
- 日時: 2015/09/01 21:50 ocn
- 名前: 相思華。
- そうやって自分を匿って無菌にして汚れを落とした
つもりになって僕はまた逃げ出してしまうから。 アイだけを愛して逃げ回ってる僕って本当面白いね。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.295 ) |
- 日時: 2015/09/02 16:15 ocn
- 名前: 相思華。
- 「今から言うことの答えは分かってるから」
「ごめんね、こんなこと言っちゃって」 「好きです」 周りに聞こえないように言ったから。 自分にしか聞こえてないだろうと思ってた。 「・・・どうも」 そう言われた時に聞こえていたことに安堵。 行き過ぎてしまった友愛だとは感じている。 張り付いた気持ち悪い笑みで精一杯だ。 それでも受け入れてくれる友を持てて。 私は良かったと本当に心の底から思っている。 報われなくたって良いんだ。 だから少しでも長く傍に居て笑い合いたい。
って言うことがあったなと唐突に思い出した。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.296 ) |
- 日時: 2015/09/02 20:04 ocn
- 名前: 相思華。
- それは僕等の甘い甘い恋でした。
それは苦く苦しい夢物語でした。
届かない、届かないよ、ああ。
思いばかりが募っていく。 心はいつだっていつまでも雨模様。
触れたい、触れたいよ、ああ。
伸ばした手は虚しく落ちていくだけ。 君のことが掴めないよ。
届かなくてひとりで声を堪えて泣く。 もうなにも見えやしないよ、ねえ。 誰か此処で縋らせて。 理由なんてもう疾うになくなった。
受け入れてくれるのは君の優しさ? それとも翻弄されて遊ばれてる?
きっときっとどちらも正解。 赤色が滲んで虹色に溶けていくだけ。
視界を遮断されたように真っ暗で。 なにも見えなくなってしまう黒い感情。
願えば願うほど貪欲になっていく。 それだけでは足りないほど。
「好き」の二文字、とても言い難い。 憎まれ口は望まなくても出てくる。
もう全部嫌いだ。
声も出せずひとりで哭いて。 僕の意味をどうか教えておくれよ。
赤色、虹色に溶けて淘汰されてゆく。 呼吸を潜めて今日もそっと呟く。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.297 ) |
- 日時: 2015/09/02 20:22 ocn
- 名前: 相思華。
- グランドから聞こえてくる生徒の応援歌。
僕等数人だけの昼下がりの美術室。 内緒話をするように声を潜めて話してた。 抑えきれなくなった気持ち、襲う衝動。 デッサンの本を読んでいる君に話しかける。
「こんなことを言ってしまってごめんね」 「答えは分かってるから言わなくて良い」 「それでも良いから私に言わせて」
「好きです」
誰にも聞こえないように呟いた言葉は小さく。 自分でも聞き取れないくらい小さかった。 少しだけ顰んだ顔で君はこう答えた。
「・・・どうも」
たったそれだけの言葉だったのに安堵した。 望んでいた答えとは違ったけれど安堵した。 ちゃんと聞こえていたことに。 君が気持ち悪いと言わずに答えてくれたことに。 その時は何故だかやけにスッキリした気分。 自然と笑みが出てくるほどに。
どくりどくりと奏でる心臓は直ぐには治まらず。 赤面した顔を隠すようにマスクをした。 心臓はまだどくりどくりと踊っては歌を奏でる。
「と言うか、気付いてたし」 「えっ」
そしてふたりで笑いあった懐かしい初秋の思い出。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.298 ) |
- 日時: 2015/09/02 20:28 ocn
- 名前: 相思華。
- 普通に接することが難しかったから。
私は逃げ出すことを選んだのですよ。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.299 ) |
- 日時: 2015/09/02 22:35 spmode
- 名前: 相思華。
- 声を出せずにひとりで静かに涙を落として。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.300 ) |
- 日時: 2015/09/03 01:00 ocn
- 名前: 相思華。
- 僕はいつ死んでしまうか分からない。
だからこそもう終わりにした方が良い。 それも僕のエゴでしかないけれど。 どうしたってこの考えが消えないの。 ごめんね、僕は駄目な子だったから。 ごめんね、約束したのに守れなくて。 こんな自分が本当に嫌で吐き気がする。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.301 ) |
- 日時: 2015/09/03 02:18 ocn
- 名前: 相思華。
- 追いかけても追いかけても届かないその背中。
焦がれる度に苦しくなるこの胸に愛を下さい。
「ねえ、苦しくて痛くて仕方ないんだ」
君ならばこの痛みを治せるからどうか、どうか。
「ねえ、君が届かなくてもどかしいんだ」
君が此方に向いてくれればそれで良いから。 ちょっとやそっとじゃ向かないその笑顔。
「僕に向けて微笑んで見せてよ」
赤色が垂れては真っ赤な華を咲かせていく。 増える傷はいつだって汚らしくて。
胸に募るは悲しみや苦しみだけでしかないの。
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Re: 確かにあの頃はお前になろうとしていた。 ( No.302 ) |
- 日時: 2015/09/03 17:04 ocn
- 名前: 相思華。
- 別れを告げたのは僕の我が儘。
隠せなくなってしまっただけ。
サヨナラは飲み込んでしまった。
ああ、今日も心は雨模様。 僕にどうか傘を差しておくれ。
君は甘やかすのが得意なようで。 なのに直ぐに飽いては捨てる。
振り回される僕、今日も雨模様。 涙は零れ落ちてしまった。
隠しながら笑う僕はきっと滑稽。 それでも近くに居たいと願う。
ああ、明日もきっと雨が降る。
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