吃音(どもり)は自殺者が多いと言われますが
「癒しの音楽院」院長・立林淳さん
吃音(どもり)に悩む人には、自殺者が多いと言われています。
吃音(どもり)と言われても、多くの人には馴染みの無い言葉だと思いが、吃音(どもり)とは、主に発音の非流暢性(喋りにくさ)を表す言葉で、原因は習慣的な発音上の悪癖(主に舌の硬さ)が主である為、ある程度長期的に発声訓練(ボイストレーニング)での発音矯正を行なうことになりますが、医学の範疇には入らず、脳や声帯に疾患のある言語障害とは全く異なります。
そして、吃音(どもり)自体、障害者認定も無く、社会的にも全く認知されていない為、会話時に失敗したりする度、大きな誤解を生じ、吃音者は次第に追い詰められて行くのです。
これまで吃音(どもり)は、完治するのか、全く治らないのか、という二元論で扱われて来ましたが、トレーニングによって改善出来る、という認識が正しいでしょう。
また、吃音(どもり)に限らず、追い詰められている人程、無気力になる反面、多くを望む傾向があります。
吃音(どもり)に悩み、自殺を考える程追い詰められているのなら、完治に拘らず、少しでも改善する為の努力をしてみる、そういった悪劣な状況である程、地に足を着けて一歩づつ進む、様々な理由で自殺を考えている人には、そういう意識を持って生きてもらいたいと思います。
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