死にたいと思ってしまう全ての方へ

≪死にたいと思ってしまう全ての方へ≫

私の文章を読み始めていただきありがとうございます。

私はうつ病や自律神経失調症、過食症、パニック障害などを専門に

カウンセリングと鍼灸治療で治療している治療院の院長をしています。

患者さんのお話をうかがっていくと、

さまざまな精神的、身体的な症状を抱え、

『死にたい』とおっしゃる方も少なくありません。

そういった患者さん達を診察してみると、ほとんどの方に

ホルモンと自律神経のバランスの失調や

脳の血流の悪化が診られます。

心と身体は密接に関係しています。

人が心身にストレスを受けると、

脳は自律神経系、内分泌系、免疫系などに指令を出し、

ストレスから心身を守るための体制をとろうとします。

そのストレスが一時的なものなら、

そのうちに脳は指令を出すのを止めて

心身は普段の状態に戻ります。

でも、もしもそのストレスがとても大きなものだったり、

長い間続く場合、

脳は指令を出し続けることによって、

さらに自律神経系、内分泌系、免疫系それぞれが

互いに影響し合うことで、

かえって心身に悪影響を及ぼしてしまいます。

その悪影響が

抑うつ感や不安感、恐怖感や自殺願望として出る事が

多くあるのです。

本当は生きていたいのに、身体の仕組みが起こす症状が

生きたい気持ちに気づきづらくしてしまうしまう事は

そうした状況になれば誰にでも起こる事なのです。

心と身体は密接に関係しています。

死にたくなってしまうという事は、

あなたの心と身体からのＳＯＳのサインなのです。

死ぬ事はいつでもできます。

ゆったりと横になって目をつぶり、

３回ゆっくりと深呼吸をしてから

ご自身に問いかけてみて下さい。

もしあなた中に少しでも『生きていたい』という気持ちが

ある事に気づいたら、

生きる道は必ずあるはずです。

今は辛くても、

少しの努力で

今よりもずっと楽な気持で

生きる事はできるはずなのです。

元気を取り戻し笑顔を見せる患者さんを見ていると

全ての人には生きる力があるんだと

心からそう思えます。

あなたが早く生きたい気持ちに気づく事を、

それまでに早まった事をしない事を、

心から願います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

鍼灸カウンセリング治療院　　柴田　亮